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日ハム新監督・栗山英樹氏 守備別グラブ選びの極意を語る

来季の手腕が期待される栗山新監督


「内野手は、グラブのさばきやすさ・ハンドリングを重視して、柔らかいグラブを好む人が多い。それは、素手に近い感覚、ボールがしっくりグラブに入ってくる感覚を求めているからだ。当然、革も柔らかいものとなるが、ココが一考のしどころ。

 社会人野球の場合、予選は夏。暑い時期には、革も必要以上に柔らかくなり、球ぎわで弱くなる。ある程度硬くないと、早い打球に対して負けてしまう。これは、同じく夏が大会時期になる高校野球についても言える」

 実戦の気象条件までも考えてアドバイスするのが栗山流。高校球児にとっても、これは参考になりそうだ。

 そして最後は彼の本職である外野手編。内野手に比べれば守備の負担が少ない外野手だが、一度ミスをすればたちまち大きなピンチを招いてしまう外野手のグラブ選びについて、栗山はこう語る。

「たしかに、外野は内野ほどに球に触れる機会は多くない。守備についても、触らないままに終わるイニングもある。時間が経って試合の後半にも入れば、グラブを重く感じることもある。

 しかし、いったん球が飛んできて抜けてしまえば、長打にもなり、タイムリーにもなる可能性が高い。飛球に反応して、一歩目をどれだけ速く走り始められるのか? それが外野手の『破られない守備範囲』に影響する」

 栗山は、「軽さや操作性が重要なポイントになるのは言うまでもない」と、外野手のグラブ選びのポイントを指摘する。

 グラブ選びひとつにもこれだけの見識――栗山野球はなかなか緻密なものになりそうだ。11月3日に日ハム監督就任が決定した栗山は、背番号に「80」を選んだ理由として、往年の名監督・三原脩の名前を挙げた。三原といえば、今ではすっかり定着した“アテウマ”や“ワンポイントリリーフ”などを確立し、その戦術は「三原マジック」と呼ばれた名将。“国立大学出身”という形容詞を常に冠せられるインテリ野球人・栗山英樹が北の大地でどのような“マジック”を見せるのか? 来年のハムに注目だ。

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