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老人ホームで飼うペット 飼い主が先に死んだ場合どうなるか

ある程度高齢になったら有料老人ホームへの入居を考えている人も多いだろう。

ホームの終身利用権を得るためには、契約時に数十万円から数千万円の「入居一時金」が必要で、入居後は毎月、管理費、食費、光熱費などを含む「月額利用料」を支払うケースがほとんど。ここではペットや家族を呼びたいときなどの疑問をQ&Aで紹介しよう。

Q:ペットは飼える?

A:自立した生活ができる高齢者の入る一般居室の場合、フロアを限定したり、ルールを設けたりしてペットを飼うことのできるホームが増えている。生活の大半に介護が必要な高齢者の入る介護居室では基本的に飼えない。

Q:ペットが自分より長生きしたらどうなる?

A:ホームで飼い続けたり、スタッフが引き取ったりすることもあるが、心配であれば生前にホームの責任者に相談しておく必要がある。

Q:家族が泊まりに来た場合、宿泊代はかかる?

A:自分の部屋に泊める場合はかからないが、ベッドや布団を借りれば、費用がかかる。ゲストルームがあるホームでは、1泊3000~6000円程度で宿泊できる。

Q:海外旅行には自由に行ける?

A:長期外泊は自由。むしろ留守中の自宅の心配がないので、入居後に海外旅行を楽しむ人は多い。

※質問の回答は、以下の専門家のアドバイスと資料をもとに、本誌が作成した。●専門家 全国有料老人ホーム協会の和田四郎・理事長/高齢者住宅情報センターの米沢なな子・センター長/日本有料老人ホーム紹介センターの武谷美奈子・チーフアドバイザー/税理士の関本秀治氏/有料老人ホーム情報館 ●資料 『多様化する有料老人ホームに関する実態調査報告及び利用者等に関する調査報告』(平成22年3月・全国有料老人ホーム協会)

※週刊ポスト2012年2月10日号

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