国際情報

好調米企業 スタバ、マック、コカ・コーラ等お馴染みの会社

 アメリカ企業の多くが業績を伸ばしている。アップルなどの一部の例外を除けば、好調な企業にはある共通点があると、大前研一氏は指摘する。それらの企業は、いかなる戦略を立てているのか。以下は、大前氏の解説である。

 * * *
 日米の株価が大きく乖離している。昨年1年間で日経平均は17.3%下落し、NYダウは5.5%上昇した。アメリカ企業の多くが業績を伸ばし、日本企業が総じて低迷したからである。

 では、好調なアメリカ企業とは、どういう会社なのか? それは、アップルなど一部の例外を除き「当たり前の商品を非凡なまでに世界中で売りまくっている平凡な会社」である。

 たとえば、スターバックスは史上最高益を記録し、同社のハワード・シュルツ会長兼CEOが米誌『フォーチュン』の「経営者オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。マクドナルドは、この10年間で全世界の売上高が2倍、収益が4倍になり、いずれも史上最高を更新している。

 コカ・コーラも史上最高益を記録した。いまコーラ業界はアフリカのサブサハラ(サハラ砂漠以南の地域)が主戦場になっているが、同社のムフタル・ケント会長兼CEOは「アフリカのすべての村を赤くする(アフリカのすべての村に赤いロゴマークのコカ・コーラを売る)」、「道路がなければ背負ってでも届ける」と述べている。

 これらの会社の商品は「ハウスホールドブランド」と呼ばれる。つまり、特別な輸入ブランドや高級ブランドではなく「普通の家庭で普通に受け入れられているブランド」である。

 それを世界中、とくに成長している新興国で徹底的に浸透させてアメリカ国内と同様に普遍化(ハウスホールド化)する、という戦略で業績を伸ばしているのだ。

※週刊ポスト2012年3月2日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

「大谷ファミリー」の活動指針が徐々に明らかになりつつある
《家族でハワイに行ける成長ぶり》大谷翔平が長女をインスタに掲載する「価値観の変化」…真美子さんは「教育分野に興味」
NEWSポストセブン
法定スピード以上の速度で突っ込んだ(時事通信)
《独自》内閣府公用車の9人死傷暴走事故 委託先は2年前にも永田町で公用車ひき逃げ死亡事故 運営会社と内閣府が「間違いございません」と事実関係を認める
NEWSポストセブン
「日本学術振興会賞」と「日本学士院学術奨励賞」の授賞式に出席された秋篠宮ご夫妻(2026年2月3日、撮影/JMPA)
《上品な艶がドレッシー》紀子さまの授賞式ファッション ライトブルーのセットアップで親しみやすさを演出、同系色のブローチも
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《司忍組長、84歳の誕生日会に密着》胡蝶蘭、鯛、枡酒にコンパニオンが大挙 警察、メディアが関心を寄せる「山口組重要文書」の存在
NEWSポストセブン
晩餐会での“少女漫画のようなエスコート”動画が話題に(提供:soya0801_mlb)
《独占入手》妻・真美子さんの手を優しく取って…大谷翔平、晩餐会での“少女漫画のようなエスコート”動画が話題に ファンに伝えた「ありがとう」
NEWSポストセブン
目撃者が語った“凄惨な事故現場”とは(左/時事通信フォト、右/共同通信)
「『死んじゃうよー』公用車の運転手がうめき声を…」「官僚2人は後ろでグッタリ」公用車が130キロで死傷事故、目撃者が語った“凄惨な事故現場”【高市首相、腹心の官僚】
NEWSポストセブン
若い女性たちとエプスタイン(民主党資料より)
「ひとりで楽しみ、体に触り、無理やり行為に及んだ」10代の少女らが性的搾取された“エプスタイン事件” 米司法省が新たに公開、画像や動画…300万枚の資料が示す“被害の詳細”
NEWSポストセブン
CanCam卒の注目女優宮本茉由
《CanCamモデルを卒業》不倫ドラマ主演でも話題・宮本茉由、長野県・北アルプスの麓で見せた「止まらない色気」
週刊ポスト
ラオジーのブログより(現在は削除済み)
《昨夜の子は何歳だったんだ…との投稿も》「ラオスの帝王ラオジー」ブログの不正開設の疑いで61歳の男が逮捕 専門家が明かしたラオス児童買春のいま
NEWSポストセブン
司法省がアンドリュー元王子の写真を公開した(写真/Getty Images)
《白シャツ女性に覆いかぶさるように…》エプスタイン・ファイルで新公開されたアンドリュー元王子とみられる人物の“近すぎる距離感の写真” 女性の体を触るカットも
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長。2年前の「山口組新報」では82歳の誕生日を祝う記事が掲載されていた
《ほろ酔いの山口組・司忍組長》84歳バースデーカラオケ大会で歌われた「昭和歌謡の名曲」 “七代目誕生”には言及なし
NEWSポストセブン
全米野球記者協会ニューヨーク支部主催のアワードディナーに出席した大谷翔平と、妻・真美子さん(左/時事通信フォト、右/提供:soya0801_mlb)
《真美子さんが座る椅子の背もたれに腕を回し…》大谷翔平が信頼して妻を託す“日系通訳”の素性 “VIPルーム観戦にも同席”“距離が近い”
NEWSポストセブン