六代目山口組の司忍組長。2年前の「山口組新報」では82歳の誕生日を祝う記事が掲載されていた
1月25日、六代目山口組が84歳を迎えた司忍組長の誕生日会を愛知県にある傘下組織の敷地内で実施した。16時過ぎ、竹内照明若頭を筆頭に直参組長が親分の到着を出迎えに姿を現す。談笑ムードが続くなか、「見えました」の声が響くと周囲は緊張した空気に包まれた。【前後編の後編。前編から読む】
16時25分頃、司組長を乗せたベンツがガレージに流れ込む。扉が開けられ司組長が姿を見せるとマスコミ、警察が一斉にシャッターを切る。この日の司組長のコーディネートはブラウンのハットと赤いスカーフ、グレーのスーツ、サングラス。執行部と言葉を交わしながら、和やかな表情で会場入りした。実話誌記者が語る。
「例年なら誕生日を迎えた司組長に若頭が代表してお礼の言葉を伝え、司組長も直参組長に1年の抱負を込めたメッセージを伝えます。ここに世間を騒がす“七代目”や司組長の進退について言及があったかと注目が集まっていましたが、現状、そちらについてのコメントはなかったとされています」
17時40分頃、宴会が始まったようで会場の外にはカラオケを楽しむ声が聞こえてきた。昨年末の事始めでは換気のためか窓を開いていたが、この日は寒波と強風もあって窓は閉じられたまま。演歌中心の歌声が外に響くなか、取材陣も耳を凝らす。MCは「幹部で事務局長の篠原重則・若林組組長だろう。その手腕については司組長のお墨付きだともっぱらだ」(同前)とのことで、大きな歓声を得ていた。
今回、はっきり曲名がわかったのは
・河島英五「酒と泪と男と女」
・細川たかし「北酒場」
の2曲で、いずれも過去の山口組の宴会で披露されたことのある定番曲だった。コンパニオンは曲が終わるたびに「キャー」と歓声をあげ、直参組長とデュエットも披露していた。
