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元ロッテ愛甲氏に「顔は怖すぎるが、驚くほど物腰低い」の声

 3月2日に放送された『爆報!THE フライデー』(TBS系)で、元ロッテ・中日の愛甲猛氏(49)が久しぶりに地上波テレビに登場した。

 愛甲氏といえば、1980年夏の甲子園優勝投手に輝き、その年のドラフトでロッテから1位指名を受け、入団。投手としては伸び悩んだが、当時チームメイトだった落合博満の助言もあり、4年目に打者転向すると、徐々に頭角を現し、1989年には3割を打ち、オールスターにも出場。選手会長を務めるなど、チームの中心選手だった。

 また、1988年から1992年まで続いた535試合連続フルイニング出場は、いまだに破られないパ・リーグ記録である。セ・リーグ記録は、あの鉄人・金本知憲(阪神)が保持しているといえば、その凄さがわかるだろうか。

 中日移籍後は代打の切り札として活躍し、星野仙一監督の胴上げに貢献している。現役を20年もまっとうした名選手だったが、引退から1年余りたった2002年2月、失踪騒動が持ち上がる。当時、世間を騒がせたこの件に関し、番組では「家にいましたよ」と語った。

 また、VTRを見た司会の爆笑問題・太田光が「愛甲さん、顔が怖すぎませんか」と突っ込んだように、コワモテぶりも話題となった。彼を知るスポーツライターの一人はこう語る。

「たしかに外見は怖そうに見られがちですが、実際会うと物腰が低くて、そのギャップに驚きますよ。しゃべり方も丁寧ですし、なにしろ話が面白い。ほかの元選手ができないプロ野球界のウラ話をするからと思われがちですが、それだけではありません。必ずフリとオチがあるし、話術が巧みなんです。売れっ子芸人並みのセンスがあり、完全にしゃべりのプロですよ。取材をすると、爆笑の連続です」

 現在は、本の出版やイベント出演など野球関係の仕事をしている愛甲氏。今後はゴルフのシニアプロツアー参戦を目指すというが、この出演を機に、テレビでの露出も増えるかもしれない。

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