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公募価格の水準まで下落した新興航空会社株は割安さが顕著に

 投資情報サイト「東京IPO」「東京CFD」の編集長を務め、IR説明会、セミナーなどを多数行なう西堀敬氏は、株価の上昇が期待できる株に「スターフライヤー」(東証2部・9206)を挙げた。以下、西堀氏の解説だ。

 * * *
 航空業界は、国内外の既存航空会社の就航路線見直しや再編、海外LCC(格安航空会社)の日本路線への新規参入や路線拡大、さらには国内LCCの新規参入など、競争が激化している。

 そうした中、昨年12月21日に新興航空会社のスターフライヤーが新規上場を果たした。確かに取り巻く環境は競争が熾烈化しているが、成長性は高いと注目している。

 今は羽田・北九州、羽田・関空、羽田・福岡の3路線のみだが、2013年に拡大予定の羽田発着枠の追加獲得が想定される。また、国際線参入にも積極的で、今年7月には初の国際定期路線となる北九州・釜山線を就航予定。さらに中国、東南アジア路線を順次拡大していく方針を打ち出している点も評価できそうだ。

 上場直後に6000円を超えた株価は、一時、公募価格(3180円)の水準まで下落し、そのためにかえってバリュエーション的に割安さが顕著になっている。さらに、2012年3月期決算で増収増益となれば、東証1部への鞍替え上場も現実味を帯びてきそうで、今が絶好の仕込み時だ。

※マネーポスト2012年春号

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