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避難所女性 すっぴん見られるのはまだしもトイレは恥ずかしい

 東日本大震災から1年が経過。「避難所生活」を余儀なくされている方もいまだに多いが、いかにして避難所生活を少しでも安心できるものにすべきか。その場合の鉄則が「避難所での助け合いは基本」というものだ。

「出勤中に被災して、そのまま避難所の学校に駆け込んだんです。だから、教室はみんな会社の同僚たち。本当は不安だけど、いつものみんなと一緒だからなんとか気がまぎれました」(名取市在住・30代OL)

 こうしたケースは不幸中の幸い。東日本大震災は平日の昼に発生したため、家族が離れ離れのまま避難所生活がひとりで始まる人も少なくなかった。

「出先から会社に戻って来るときに被災したので、はじめ避難所に知ってる人はいなかったんです。家族どころか友人さえもどこにいるかわからなくって。でも、避難所には同じ境遇の人がたくさん。そうした人には挨拶しただけで、その後、情報交換したり、物を貸し借りするなど協力できる関係になれたんです」(仙台市在住・40代パート社員)

 避難所は物も情報も全てが足りない。尻込みせずに声をかけて、どんどん協力し合おう。女の人は特にだ。

「避難所に行けたまではよかったんですが、プライバシーのない避難所生活は本当に不便なんです。ノーメイクの顔を見られるのはまだなんとか我慢できても、着替えは特に人目が気になるし。あといちばん大変だったのはトイレ。仮設トイレがなくて、外でしなくちゃいけないときもありますから。そんなときにわかってくれる同年代の女性がいれば本当に心強いです」(石巻市在住・20代学生)

※女性セブン2012年3月29日・4月5日号

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