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天地真理 安岡力也さん訃報に「元気な人が…」と死を考える

 昨年デビュー40周年を迎えた天地真理(60才)。1970年代、「白雪姫」と呼ばれて国民的アイドルとして活躍した。現在の彼女の住まいは、神奈川・横浜市内のマンションだが、本誌が、天地の部屋を訪ねると、Tシャツにジャージー素材のパンツといった部屋着姿の彼女が出てきた。白髪交じりのショートヘアは、前髪をポンパドールにしてヘアピンで留めていた。

 長女・真保さん(24才)とは同居を解消し、現在、別々に暮らしているが、その理由を聞くと、天地は「う~ん…なんていうのかな…。親子の気持ちが通じ合わなかった」と顔を曇らせた。そして突然泣きながら約40分にわたって語り始めた。

「私、真保ちゃんのこと好きでね…。私がいつまでも“かわいい、かわいい”っていうから、真保ちゃんからは“早く子離れしてね”っていわれてるんです。

(一緒に住んでいたとき)彼女は銀座にあるレストランで働いていたんですけど、帰りを夜中になっても待っていたんですよ。でも、あの子、“なんで、お母さん起きてるの?”っていうの…。それで真保ちゃんはシャワーを浴びて、寝ちゃうんですけど、何か、(娘を)待ってて、いつも待ってて、自分が情けなくなっちゃった…」

 涙をとめどなくこぼし、肩を震わせながら天地は続けた。

「でも喧嘩はしなかった。真保ちゃんはまだ若いから、カッカカッカくるんですよね。で、私のほうは泣くんです…」

 現在、娘は天地の自宅マンションから徒歩10分ほどのところに住んでおり、週1、2回程度、天地のもとを訪ねてくるという。

「(娘が)来る前には、パンとかお寿司を用意して、帰るときに渡すんです。うちでは食べないものですから。(娘は)私の体のことをすごい心配してましてね。“お母さん動いて”とか“掃除しな”“洗濯しな”“歩きなさい”ってアドバイスしてくれます」(天地)

 実際、毎日3時間ほどのウオーキングでは「コンビニや小学校をぐるっと回ったり」しているという。

 もともと体調に波があることに加え、安岡力也さん(享年64)の訃報を受け、すっかり落ち込んでいるという。

「昔、営業で一緒になったこともありますし、“あんな元気な人が…”と思って。そうすると私も死を考える。真保ちゃんに話したら、“お母さんは死んじゃダメよ。これからもやってもらいたいことはいっぱいあるんだから”といわれました」(天地)

 今後の活動については「歌は控えたい」というものの、「歌えないわけじゃない」といって、大ヒット曲『ひとりじゃないの』をその場で披露し始めた。独特の声と節回しは健在だった。

 そして最後に天地は、笑顔でこんな夢を語ってくれた。

「真保ちゃんが結婚して、孫を…。おばあちゃんになるのが夢です」

※女性セブン2012年4月26日号

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