国際情報

日本の家電 中国勢か台湾勢の傘下に入るしかないと大前研一

 シャープが台湾メーカーとの資本・業務提携を発表した。かつてアメリカの家電メーカーは日本企業の台頭によって淘汰され、今やほとんど自国市場の白物だけで生き延びている。その過程を、いま日本の家電メーカーが歩み始めていると大前研一氏は指摘する。以下は大前氏の解説だ。
 
 * * *
 これから先、世界の白物家電の戦いは、いま1位のスウェーデン・エレクトロラックス、2位の韓国・LG、そして3位のハイアールによる三つ巴の死闘が繰り広げられ、その中で日本勢はさらに埋没していくと思う。このままいくと日本の家電メーカーの末路は、中国勢か台湾勢の傘下に入るしかなくなるかもしれない。

 かつてアメリカの家電メーカーは日本企業の台頭によって淘汰され、今やほとんど自国市場の白物だけで生き延びているGE(ゼネラル・エレクトリック)とワールプールの2社しかなくなった。その過程を、いま日本の家電メーカーが歩み始めているのだ。

 今までは世界に攻め込むフェーズだったが、逆に攻め込まれるフェーズになったのである。これは歴史の必然であり、そもそも日本は家電メーカーが多すぎたので、淘汰されるのは仕方がないだろう。

 熾烈な世界競争の中で生き残っていくためには、付加価値があって高いカネの取れる独創的な商品を生み出すか、新興国も含めた主要市場で圧倒的な販売網を構築するしかないのである。

※週刊ポスト2012年4月27日号

トピックス

真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
優勝11回を果たした曙太郎さん(時事通信フォト)
故・曙太郎さん 史上初の外国出身横綱が角界を去った真相 「結婚で生じた後援会との亀裂」と「“高砂”襲名案への猛反対」
週刊ポスト
伊藤沙莉は商店街でも顔を知られた人物だったという(写真/AFP=時事)
【芸歴20年で掴んだ朝ドラ主演】伊藤沙莉、不遇のバイト時代に都内商店街で見せていた“苦悩の表情”と、そこで覚えた“大人の味”
週刊ポスト
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン