国内

ブログ無断転載男 自分のHPに自分の逮捕記事が載るはめに

『メルマガNEWSポストセブン』では、『ウェブはバカと暇人のもの』の著者としても知られるネット編集者の中川淳一郎氏が、その週にネットで話題になったニュースのツボを解説している。今週も、

「『うわっ……私の年収、低すぎ……?』のモデル公募だぜ!」
「元ももいろクローバー 早見あかりのブログにコメント殺到」
「教育評論家・武本真樹夫氏がAV女優・蒼井そらを憎むに至る背景まとまる」

など、その週にネット上で起きた様々な事件を紹介しているこのコーナー。なかでも今週「もっともネット的」とでもいうべきネタが、「著作権法違反で逮捕男 自分のHPに自分の逮捕記事が自動掲載される」という事件だ。

 * * *
 千葉県八千代市の無職男(25)が、千葉県流山市のホームページのコンテンツ「先輩職員からのメッセージ」の内容を自身のブログ『流山日日新聞』に掲載し、著作権を侵害したとして逮捕されました。

 この男はかつて3か月間同市の臨時職員をしていた過去があるようで、『流山日日新聞』を見てもけっこう流山市をPRしたい気持ちがプンプン出ているんですよ。市を愛するがあまりにやらかしてしまったことだと思うのですが、この男、市に対し、苦情のメールを送ったり、職員を誹謗する内容のコンテンツをアップしていたようですね。

 こうした“コピペ”に断固たる措置を取ったわけですが、私が今回もっともツボにハマったのは、『流山日日新聞』には、流山市にまつわるニュースを自動で表示する機能がついていたことですね。

『SankeiBiz』には、「個人ブログに流山市HPを無断コピー 著作権法違反容疑で無職男逮捕」という記事が掲載され、この25歳無職男が実名入りで報じられました。そして、『流山日日新聞』にも、きちんと丁寧にこのニュースの見出しがアップされ、自らの犯罪行為が自身のウェブサイトに残り続けてしまったことについては、ちょっとした同情の念を抱くことを禁じ得ません。

 そして、この容疑者の名前は「万亀夫」だったのですが、ネット上では「まんかめお?」や「まきお?」といった読み方に対する予想が多数出ていましたが、彼の親が彼が生まれた時に「長生きしてね!」という意図を込めて名付けたことを考えると、なんとも悲しい気持ちになるものです。

・『流山日日新聞』

※メルマガNEWSポストセブン12号

関連キーワード

関連記事

トピックス

昭和館を訪問された天皇皇后両陛下と長女・愛子さま(2025年12月21日、撮影/JMPA)
天皇ご一家が戦後80年写真展へ 哀悼のお気持ちが伝わるグレーのリンクコーデ 愛子さまのジャケット着回しに「参考になる」の声も
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
《ジャンボ尾崎さん死去》伝説の“習志野ホワイトハウス豪邸”にランボルギーニ、名刀18振り、“ゴルフ界のスター”が貫いた規格外の美学
NEWSポストセブン
西東京の「親子4人死亡事件」に新展開が──(時事通信フォト)
《西東京市・親子4人心中》「奥さんは茶髪っぽい方で、美人なお母さん」「12月から配達が止まっていた」母親名義マンションのクローゼットから別の遺体……ナゾ深まる“だんらん家族”を襲った悲劇
NEWSポストセブン
シーズンオフを家族で過ごしている大谷翔平(左・時事通信フォト)
《お揃いのグラサンコーデ》大谷翔平と真美子さんがハワイで“ペアルックファミリーデート”、目撃者がSNS投稿「コーヒーを買ってたら…」
NEWSポストセブン
愛子さまのドレスアップ姿が話題に(共同通信社)
《天皇家のクリスマスコーデ》愛子さまがバレエ鑑賞で“圧巻のドレスアップ姿”披露、赤色のリンクコーデに表れた「ご家族のあたたかな絆」
NEWSポストセブン
1年時に8区の区間新記録を叩き出した大塚正美選手は、翌年は“花の2区”を走ると予想されていたが……(写真は1983年第59回大会で2区を走った大塚選手)
箱根駅伝で古豪・日体大を支えた名ランナー「大塚正美伝説」〈3〉元祖“山の大魔神”の記録に挑む5区への出走は「自ら志願した」
週刊ポスト
12月中旬にSNSで拡散された、秋篠宮さまのお姿を捉えた動画が波紋を広げている(時事通信フォト)
〈タバコに似ているとの声〉宮内庁が加湿器と回答したのに…秋篠宮さま“車内モクモク”騒動に相次ぐ指摘 ご一家で「体調不良」続いて“厳重な対策”か
硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将(写真/AFLO)
《戦後80年特別企画》軍事・歴史のプロ16人が評価した旧日本軍「最高の軍人」ランキング 1位に選出されたのは硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将
週刊ポスト
米倉涼子の“バタバタ”が年を越しそうだ
《米倉涼子の自宅マンションにメディア集結の“真相”》恋人ダンサーの教室には「取材お断り」の張り紙が…捜査関係者は「年が明けてもバタバタ」との見立て
NEWSポストセブン
死体遺棄・損壊の容疑がかかっている小原麗容疑者(店舗ホームページより。現在は削除済み)
「人形かと思ったら赤ちゃんだった」地雷系メイクの“嬢” 小原麗容疑者が乳児遺体を切断し冷凍庫へ…6か月以上も犯行がバレなかったわけ 《錦糸町・乳児遺棄事件》
NEWSポストセブン
11月27日、映画『ペリリュー 楽園のゲルニカ』を鑑賞した愛子さま(時事通信フォト)
愛子さま「公務で使った年季が入ったバッグ」は雅子さまの“おさがり”か これまでも母娘でアクセサリーや小物を共有
NEWSポストセブン
ネックレスを着けた大谷がハワイの不動産関係者の投稿に(共同通信)
《ハワイでネックレスを合わせて》大谷翔平の“垢抜け”は「真美子さんとの出会い」以降に…オフシーズンに目撃された「さりげないオシャレ」
NEWSポストセブン