ミツカン MD企画部・百瀬友美さん
「容器の本体にたれを入れると混ぜにくくなるのはわかっていましたから、ふたに仕込むしかありません。しかし、納豆のふたはやわらかく、たれを入れる部分のシートの圧着が非常に難しい。またお子さんやご高齢のお客様でも簡単に割れるようにすることが課題でした。割れる部分の形状や角度を1mm以下の単位で何度も調整して、開発を進めていきました」
そうした開発努力が実り、発売後は“手が汚れなくていい”“子供が楽しんで納豆をかきまぜる手伝いをしてくれる”といった声が、次々と寄せられるようになったという。商品そのものだけでなく、“開けるのが楽しい”“パッケージが使いやすい”といった付加価値が、ヒット商品を生む新たなポイントになりそうだ。