芸能

花田虎上氏 ちゃんこ店を巡り「2億円返せ」と訴えられる

 現在、2008年12月に再婚した元保育士のA子さん(32才)と2才になる愛娘と一緒に暮らしている、元横綱・若乃花の花田虎上(まさる)氏(41才)。女性セブン2012年7月12日号では、前妻の花田美恵子さん(43才)に振り込む約束だった養育費が遅れたことが報じられたが、花田氏が抱えていたトラブルはそれだけではなかった。

「実は“2億円を返せ”と訴えられているんです。裁判になって1年以上になりますが、いまだ決着がつかない状況なんですよ」(飲食店関係者)

 訴えを起こしたのは、2002年、花田氏が設立した『Chanko Dining若』を運営していた『ドリームアーク』の破産管財人。『ドリームアーク』は2010年5月、負債総額4億4700万円を抱え、破産をしているのだが、その直後の同年12月、花田氏は訴えを起こされていた。訴えをまとめると次のようになる。

●2008年1月、『ドリームアーク』は、花田氏に対して金2億円を貸し付けた。その金で花田氏は同社及びグループ会社の株を購入。
●同年11月、保有していた株を3億円で売却し(実際に支払を受けたのは2億2292万円)、会長職を退任。
●当時『ドリームアーク』は経営状態が悪化していく一方で、そのなかで行われたこの転売による譲渡代金の取得は、債権者らにとって許し難い行為。貸し付けた2億円を返還してほしい。

 一時は全国24店舗を展開し、最盛期の2007年7月には年商16億円を計上していた『Chanko Dining若』。訴えによれば、花田氏の収入は月1500万円ほどあったものの、業績悪化に伴い、月250万円ほどに減額。また店舗では、従業員への賃金不払いなどが問題化していたこともあり、花田氏は経営意欲を失い、株を転売したとも主張している。

 しかし、花田氏は以下のように真っ向から反論している。

●収入減少で経営意欲を失い、株を売却したことは否認。
●2億円については、“役員退職慰労金と相殺する”といわれていた。株主総会決議事項でも承認可決されたこと。
●『ドリームアーク』が破産したとき、銀行から借り入れた金の連帯保証人だったことから、すでに7000万円を支払っている。さらなる金銭的負担ができるような経済的状況にない。

 双方の弁護士に事実確認をすると、「係争中なのでコメントできない」とのこと。花田氏の妻・A子さんは、「話せない」といいながらも、一家の経済状況についてのみこう話してくれた。

「これは本当に人の価値観で、いくらあるから裕福だとか、この金額だからつらいとか、一概にそうとはいえないと思うんですけど…。ただまあ自分たちは目の前にある仕事をがんばっているという形です」

 公判は平行線のまま、7月上旬、第11回口頭弁論が行われる。

※女性セブン2012年7月19日号

関連記事

トピックス

和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
松竹芸能所属時のよゐこ宣材写真(事務所HPより)
《「よゐこ」の現在》濱口優は独立後『ノンストップ!』レギュラー終了でYouTubeにシフト…事務所残留の有野晋哉は地上波で新番組スタート
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
犯人の顔はなぜ危険人物に見えるのか(写真提供/イメージマート)
元刑事が語る“被疑者の顔” 「殺人事件を起こした犯人は”独特の目“をしているからすぐにわかる」その顔つきが変わる瞬間
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン