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香港で『アバター』超えの3Dポルノ映画 次作は4Dの計画も

 昨年4月14日、映画『3D SEX&禅』が香港の映画館68館で公開されるやいなや、劇場前には老若男女で長蛇の列ができ、チケットが完売する劇場まで出現した。初日の興行収入は約3000万円を超え、同じ3D映画として世界中で大ヒットを記録した『アバター』の香港での初日興行収入(約2500万円)を抜き去った。

 検閲の関係で公開不可だった中国本土からは観賞バスツアーが組まれるなど、中国全土で社会現象になっている。同作品の宣伝担当の一安佳世子さんは、その人気をこう分析する。

「1990年代の香港では、ポルノ映画が多く作られていましたが、最近は、ワイヤー・アクションものや、サスペンス・ドラマが主流だったので、ここまで豪華でエロい映画が新鮮に見えたのではないでしょうか。

 またイケメン俳優の起用も、女子高生など、若い世代の動員に繋がっていると思います(香港は映画のR指定はない)。でも、エロいだけでなく、夫婦の純愛も描かれ、コミカルな場面では突っ込みどころも満載なので、そういうポイントも楽しんでいる人が多いようです」

 この作品は、中国三大禁書のひとつ古典官能小説『肉蒲団(にくぶとん)』を基にしているが、過去には中国のトップ女優であるスー・チー主演で映画化されるなど、広く愛されている作品。

 貴族の若者が快楽を追求するために、美女が100人いる“絶世楼”で究極の性技を会得する姿を、描き出している。そこで彼は強大な男性器を得るべく、馬と交換する手術に挑んだり、空中セックスをするなど、びっくり仰天のシーンも多い。

 さらに、香港では続編の企画が進行中。次作ではなんと、椅子ごと揺れる“4D”になる予定だという。

※女性セブン2012年8月2日号

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