いよいよ7月27日にロンドン五輪が開幕する。スポーツジャーナリストの二宮清純氏は、ロンドン五輪の楽しみ方のひとつとして、こんな話をしてくれた。
「最近は、出身地である地元で育ち地元で活躍する、いわばスポーツの地産地消傾向が強くなっています。そんな選手がシンデレラとなれば、文字通りのお国自慢選手。五輪観戦にも熱が入ります」
そんなシンデレラ候補の筆頭が、和歌山県出身の“遅咲きのエレガンス美女”、体操の田中理恵(25)だ。
名実共に五輪の注目選手となった彼女だが、日本代表に選出されたのは2010年の世界選手権、23歳と意外にも遅咲き。4月の全日本選手権、5月のNHK杯体操女子個人総合で初優勝を飾り勢いに乗る。兄と弟も五輪に出場する。
撮影■藤岡雅樹
※週刊ポスト2012年8月3日号