芸能

『踊る』裏話 織田裕二の提案で小栗旬の役が伊藤淳史に変更

 公開3日間で80万人の観客動員を記録し、興行収入もすでに10億円を突破、大ヒットとなっている映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』。1997年1月から始まった『踊る』シリーズも今作でラストを迎える。

 青島俊作役の織田裕二(44才)を筆頭に室井慎次役・柳葉敏郎(51才)など豪華キャストが大きな魅力のこのシリーズ。若手俳優も多く出演しており、2010年公開の『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』からは、警視庁キャリア・鳥飼誠一管理官役として小栗旬(29才)も出演している。しかし、小栗はもともと、いかりや長介さん(享年72)が演じていた和久平八郎の甥・和久伸次郎役を演じる予定だった。

「撮影直前に、織田さんが、和久さんの甥役に伊藤淳史さん(28才)を推したんです。結局、伊藤さんがこの役をやることになり、配役変更となりました。『踊る』の大ファンだった小栗さんは、演じたかった役からはずされ激怒。“やってらんねーよ”と、荒れていたそうです」(フジテレビ関係者)

 しかし、結果的にこの変更は大当たり。小栗は今作で、織田を目の敵にするキャリア役を好演している。役者を見る織田の目は、確かだった!?

 そんな織田だが、室井役の柳葉敏郎との間には確執があるといわれ、数々のメディアが不仲を報じてきたのはご存じのとおり。

 だが今回の『THE FINAL』では、さまざまなシーンでふたりがそろってインタビューを受けている。最近、織田は、やはり柳葉と共に受けたインタビューでこう語っている。

「青島と室井は作品の背骨なので、全然空気が…あんまり、こんなにそばに座ってないんですよ。あえて離れたところに椅子が置いてあるように(笑い)。いつの間にかスタッフもそうしていたんですけど。(中略)だから、こうやって雑談めいたこと話せるのは、15年経って初めてです、今日が」

 どうやら、互いに役作りに真剣のあまり、確執と受け取られてしまったらしい。15年で初めてのこの雑談が、最初で最後となるのは寂しいかぎりだ。

※女性セブン2012年9月27日号

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