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落合博満氏 中日監督時代寝る時間がどんどん遅くなった理由

「WBCの監督はやらない。一生涯ない」と、日本代表監督への就任を否定した落合博満・中日ドラゴンズ前監督(58)。野球の世界一決定戦・WBCの主催者である読売新聞の渡辺恒雄会長が「落合君しかいない」と発言したこともあり、待望論が沸き上がっていたが、その可能性は潰えたようにみえる。

 もし仮に落合氏がWBC監督に就任した場合、なんといっても健康問題が不安視される。落合氏自身、8月16日に顔面麻痺で緊急搬送されたことを明かしているが、数か月前の講演会では6年前から飲み続けている睡眠薬を今でも手放せないと告白している。中日監督時代に睡眠薬を飲み始めた経緯を、落合氏はこう語っていた。

「(中日の選手は)いくら俺が野球教えても、覚えてくれない。どうやっても点数取れない、点数取れば打たれる、それでも優勝しなきゃいけない。優勝するためには何をしなきゃいけないかと。24時間フル稼働していたら、今度は寝る時間がなくなっちゃったの。最初のころは、1時には寝た。それが2時になり、3時になり、4時。しまいには、7時ですからね、寝るのが。ほかのコーチ連中が起きる時間に、やっと寝る感じ。そういう生活になってしまった」

 最初は睡眠薬ではなく、酒を飲むことで、気を紛らわそうとしたらしい。

「トレーナーに、『寝られないけど、どうすればいいんだ? 酒飲んで寝たほうがいいか?』と聞いたら、『いや~監督、酒飲んだら、おそらくどこまで飲み続けるかわかりませんよ』」

 その後、医者に相談すると、「睡眠剤飲んで、寝てください。毎日飲んでも、害にならない睡眠剤はありますから」といわれ、睡眠薬を飲むようになったという。

 アテネ五輪前には長嶋茂雄氏が倒れ、第1回WBC後には王貞治氏が胃を手術。球界の至宝が次々と倒れるなど、日の丸の重みは想像を絶するものだ。67年間で5回しか優勝していなかった中日ドラゴンズを、監督在任8年で4回もの優勝に導いた落合氏の手腕をWBCで見たいというファンは多いだろうが、その可能性は極めて低くなった、といえるだろう。

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