ライフ

年間10万円以上の節約効果を生み出す画期的な家計管理術

「消費税が上がると景気が悪くなり、商品は売れずに困る」というのが常識だが、逆にブームになっているものがある。不況、値上げ、大増税…。「迫りくる家計の危機を救う切り札」として、いま大注目されているのが家計簿。そして、中でも人気が急上昇しているのが、『つけるだけで「節約力」がアップする家計ノート2013』(小学館・500円)。すでに3年連続で完売を記録し続けて、『はなまるマーケット』『読売新聞』などメディアでも取り上げられ、書店も毎年注目している大ベストセラー家計簿。その著者のカリスマ講師・細野真宏さんが解説する。

 * * *
 消費税に例外は少なく、「食費」から「日用品費」、「交通費」、「電気代」、「郵便料金」まで、ありとあらゆるものが3%値上がりすることが予想されます。家計の負担増は10万円ともいわれるなか、以前と同じように過ごしていては家計が赤字に転落する可能性すらあるわけです。

 家計への影響は、自分の家計が1年間で実際にどのくらい消費しているか(お金を使っているか)によって、異なってきます。例えば、月29万円で生活をしている家計においては、消費税の3%アップで1か月の平均的な支出は8700円増えることになります。

 つまり、今の生活を維持するためには、2014年4月までに“月8700円の節約ができる家計”にしておくことが目標になるのです。これを1年間で計算すると、節約の目標は約10万円(8700円×12か月)となります。その意味でも、消費税が上がる前の2013年中に家計簿をつけておき、家計を把握しておくことが望ましいのです。

 つまり、消費税が上がる前の今が「ラストチャンス」というわけです。

 * * *
 実は「こんな時代だからこそ、お金をキチンと管理しなければ」と発想する人は増えていて、『つけるだけで「節約力」がアップする家計ノート』を2009年に初めて刊行すると、わずか1か月で完売。最新の2013年版は3年前に比べて、すでに3倍以上の勢いとなっている。『家計ノート』の「読者はがき」では、「毎月、いくら節約できましたか?」というアンケートの質問項目を記載。その回答結果を集計すると、『家計ノート』をつけた人の10人に9人が節約に成功し、その平均額は毎月1万1000円超という結果が。年間では平均13万7000円で、消費税3%アップにも充分対応できる額になっているのだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

山本由伸選手とモデルのNiki(Instagramより)
「球場では見かけなかった…」山本由伸と“熱愛説”のモデル・Niki、バースデーの席にうつりこんだ“別のスポーツ”の存在【インスタでは圧巻の美脚を披露】
NEWSポストセブン
モンゴル訪問時の写真をご覧になる天皇皇后両陛下(写真/宮内庁提供 ) 
【祝・62才】皇后・雅子さま、幸せあふれる誕生日 ご家族と愛犬が揃った記念写真ほか、気品に満ちたお姿で振り返るバースデー 
女性セブン
現在は三児の母となり、昨年、8年ぶりに芸能活動に本格復帰した加藤あい
《現在は3児の母》加藤あいが振り返る「めまぐるしかった」CM女王時代 海外生活を経験して気付いた日本の魅力「子育てしやすい良い国です」ようやく手に入れた“心の余裕”
週刊ポスト
村上迦楼羅容疑者(27)のルーツは地元の不良グループだった(読者提供/本人SNS)
《型落ちレクサスと中古ブランドを自慢》トクリュウ指示役・村上迦楼羅(かるら)容疑者の悪事のルーツは「改造バイクに万引き、未成年飲酒…十数人の不良グループ」
NEWSポストセブン
熊本県警本部(写真左:時事通信)と林信彦容疑者(53)が勤めていた幼稚園(写真右)
《親族が悲嘆「もう耐えられないんです」》女児へのわいせつ行為で逮捕のベテラン保育士・林信彦容疑者(53)は“2児の父”だった
NEWSポストセブン
エスカレーターのふもとには瓦礫の山が
《青森東方沖地震の余波》「『あそこで誰が飲んでた』なんて噂はすぐに広まる」被災地を襲う“自粛ムード”と3.11を知る漁師のホンネ「今の政府は絶対に助けてくれない」
NEWSポストセブン
リクルート社内の“不正”を告発した社員は解雇後、SNS上で誹謗中傷がやまない状況に
リクルートの“サクラ行為”内部告発者がSNSで誹謗中傷の被害 嫌がらせ投稿の発信源を情報開示した結果は“リクルートが契約する電話番号” 同社の責任が問われる可能性を弁護士が解説
週刊ポスト
上原多香子の近影が友人らのSNSで投稿されていた(写真は本人のSNSより)
《茶髪で缶ビールを片手に》42歳となった上原多香子、沖縄移住から3年“活動休止状態”の現在「事務所のHPから個人のプロフィールは消えて…」
NEWSポストセブン
ラオス語を学習される愛子さま(2025年11月10日、写真/宮内庁提供)
《愛子さまご愛用の「レトロ可愛い」文房具が爆売れ》お誕生日で“やわらかピンク”ペンをお持ちに…「売り切れで買えない!」にメーカーが回答「出荷数は通常月の約10倍」
NEWSポストセブン
王子から被害を受けたジュフリー氏、若き日のアンドルー王子(時事通信フォト)
《10代少女らが被害に遭った“悪魔の館”写真公開》トランプ政権を悩ませる「エプスタイン事件」という亡霊と“黒い手帳”
NEWSポストセブン
テレ朝本社(共同通信社)
《テレビ朝日本社から転落》規制線とブルーシートで覆われた現場…テレ朝社員は「屋上には天気予報コーナーのスタッフらがいた時間帯だった」
NEWSポストセブン
竹内結子さんと中村獅童
《竹内結子さんとの愛息が20歳に…》再婚の中村獅童が家族揃ってテレビに出演、明かしていた揺れる胸中 “子どもたちにゆくゆくは説明したい”との思い
NEWSポストセブン