ライフ

「10月からの貯金が2倍になる」 節約力トレーニングとは?

サラリーマン世帯における毎月の平均貯金額

 不況、値上げ、大増税…迫りくる家計の危機を救う切り札があるという。3年連続完売を記録する大ベストセラー家計簿『つけるだけで「節約力」がアップする家計ノート2013』(小学館・500円)著者のカリスマ講師・細野真宏さんが解説する。

 * * *
「節約力」を磨くためには、とっておきの重要なポイントがあります。それは、世の中の家計の平均を知ることです。家計簿を1か月続けると、「食費」や「電気代」など項目ごとに、いくら使ったのかが計算できます。これを家計の平均、つまり“お隣さんの家計簿”と比べてみましょう。

 例えば、4人家族で1か月の食費が8万円だった場合、多いと考えるか少ないと考えるかは、自分一人では判断しづらいですね。でも平均と比べてみれば、4人家族における1か月の平均的な食費は7万4000円で、月8万円だと少し使い過ぎていることがわかります。このようにすると、自分の家計はどこに無駄が多いか客観的にはっきり見え、自然とその出費を削る買い物の習慣が身に付いていくわけです。私はこれを「節約力トレーニング(=節トレ)」と呼んでいます。

 左上の表は、サラリーマン世帯における毎月の平均的な黒字(マイナスは赤字)額を記したものです。表を見ると、1月は3万円以上の赤字に対し、2月は5万円以上の黒字、そして3月は再び2万円以上の赤字…といったように、各月によって黒字額にバラつきがあることがわかります。例えば1月は、お年玉や帰省にかかる出費が大きいので赤字になっています。これに対し、2月の場合、日数が他の月よりも少ないので出費が少なかったりしているのです。

 そんなジェットコースターのような家計の中でも、10月からの3か月間は黒字続きです。この3か月間で計36万円、年間黒字額65万円の半分以上をこの時期に貯めることができるのです。

 * * *
『つけるだけで「節約力」がアップする家計ノート』には、「食費」のほか、「外食費」「電気代」「衣服代」「こづかい」など、“家計の平均額”のコラムを週ごとに50も載せている。『家計ノート』で“家計の平均”にあわせて節トレを積んでいけば、10月からの3か月間に、年間貯金額を倍にすることが容易にできる、というわけだ。

関連記事

トピックス

交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
イエローキャブの筆頭格として活躍したかとうれいこ
【生放送中に寝たことも】かとうれいこが語るイエローキャブ時代 忙しすぎて「移動の車で寝ていた」
NEWSポストセブン
伊藤沙莉は商店街でも顔を知られた人物だったという(写真/AFP=時事)
【芸歴20年で掴んだ朝ドラ主演】伊藤沙莉、不遇のバイト時代に都内商店街で見せていた“苦悩の表情”と、そこで覚えた“大人の味”
週刊ポスト
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大ヒット中の映画『4月になれば彼女は』
『四月になれば彼女は』主演の佐藤健が見せた「座長」としての覚悟 スタッフを感動させた「極寒の海でのサプライズ」
NEWSポストセブン
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
伊藤
【『虎に翼』が好発進】伊藤沙莉“父が蒸発して一家離散”からの逆転 演技レッスン未経験での“初めての現場”で遺憾なく才能を発揮
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン