国内

新製品アイスが秋冬に続々発売の理由をアイス評論家が解説

 11月に入り秋が深まって肌寒くなってきたが、テレビではアイスの新商品のCMがよく流れている。実は、アイスメーカーは秋冬に多くの新商品を発売しているのだ。秋冬にあえてアイスを出す理由と商品の傾向とは? アイス評論家のアイスマン福留氏に聞いた。

 * * *
 スーパーやコンビニなどの小売店では、商品を入れ替える“棚替え”を春と秋に実施しています。この時期に合わせて、アイスメーカー各社も新商品を出しているのです。新たに出される商品の数では、春夏のほうが多いのですが、秋冬に出される商品にはある傾向があります。

 夏は『ガリガリ君』のような清涼感を感じられる氷菓系の商品が多いですが、秋冬になるとチョコレートやクッキーを使ったアイスやクリーム系の濃厚アイスが出てきます。フレーバーでいうと、チョコレートやバニラ、ストロベリーなどが多いですね。『ガリガリ君』も10月にプリン味のキャンディーの中にプリンクリームが入った新商品が出ています。

 メーカーも独自に調査して、秋冬にはこうしたアイスが売れると判断し、多くの新商品を投入しているようです。実際、ある大手メーカーのデータでは、9月から翌6月の間にもっとも売れているアイスはチョコレート系のもので、氷菓系の商品の倍以上だそうです。

 あと、秋冬はマロンやかぼちゃ、スイートポテトのフレーバーなど季節限定のものが多く出ていますね。季節に合わせたものが増えるのもひとつの特徴だと思います。

“冬アイス”では、代表的なものには『雪見だいふく』がありますが、ほかにもプレミアムアイスクリームといって乳固形分と乳脂肪分が多く含まれているアイスなど、もっと濃厚なものが増えてきます。

 メーカーも暖房のきいたところでもおいしく食べられるアイスを意識しているようです。2009年の家計調査では、冬におけるアイスクリームの消費額No.1の都道府県は北海道というデータもあります。北海道では、暖房で温かくなった室内で冷たいアイスを食べるという楽しみ方があるようです。ぼくを含めて本当のアイス好きは、秋冬こそスイーツ感覚でアイスが楽しめると新商品の発売を待ち望んでいる人も多いんですよ。

トピックス

どんな役柄でも見事に演じきることで定評がある芳根京子(2020年、映画『記憶屋』のイベント)
《ヘソ出し白Tで颯爽と》女優・芳根京子、乃木坂46のライブをお忍び鑑賞 ファンを虜にした「ライブ中の一幕」
NEWSポストセブン
相川七瀬と次男の凛生君
《芸能界めざす息子への思い》「努力しないなら応援しない」離婚告白の相川七瀬がジュノンボーイ挑戦の次男に明かした「仕事がなかった」冬の時代
NEWSポストセブン
俳優の松田翔太、妻でモデルの秋元梢(右/時事通信フォト)
《松田龍平、翔太兄弟夫婦がタイでバカンス目撃撮》秋元梢が甥っ子を優しく見守り…ファミリーが交流した「初のフォーショット」
NEWSポストセブン
世界が驚嘆した大番狂わせ(写真/AFLO)
ラグビー日本代表「ブライトンの奇跡」から10年 名将エディー・ジョーンズが語る世界を驚かせた偉業と現状「リーチマイケルたちが取り戻した“日本の誇り”を引き継いでいく」
週刊ポスト
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《即完売》佳子さま、着用した2750円イヤリングのメーカーが当日の「トータルコーディネート」に感激
NEWSポストセブン
国連大学50周年記念式典に出席された天皇皇后両陛下(2025年9月18日、撮影/JMPA)
《国連大学50周年記念式典》皇后雅子さまが見せられたマスタードイエローの“サステナブルファッション” 沖縄ご訪問や園遊会でお召しの一着をお選びに 
NEWSポストセブン
豪雨被害のため、M-1出場を断念した森智広市長 (左/時事通信フォト、右/読者提供)
《森智広市長 M-1出場断念の舞台裏》「商店街の道の下から水がゴボゴボと…」三重・四日市を襲った記録的豪雨で地下駐車場が水没、高級車ふくむ274台が被害
NEWSポストセブン
「決意のSNS投稿」をした滝川クリステル(時事通信フォト)
滝川クリステル「決意のSNS投稿」に見る“ファーストレディ”への準備 小泉進次郎氏の「誹謗中傷について規制を強化する考え」を後押しする覚悟か
週刊ポスト
アニメではカバオくんなど複数のキャラクターの声を担当する山寺宏一(写真提供/NHK)
【『あんぱん』最終回へ】「声優生活40年のご褒美」山寺宏一が“やなせ先生の恩師役”を演じて感じた、ジャムおじさんとして「新しい顔だよ」と言える喜び
週刊ポスト
林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
《部屋はエアコンなしで扇風機が5台》「仏壇のろうそくに火をつけようとして燃え広がった」林家ぺー&パー子夫妻が火災が起きた自宅で“質素な暮らし”
NEWSポストセブン
1年ほど前に、会社役員を務める元夫と離婚していたことを明かした
《ロックシンガー・相川七瀬 年上夫との離婚明かす》個人事務所役員の年上夫との別居生活1年「家族でいるために」昨夏に自ら離婚届を提出
NEWSポストセブン
“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト