国内

自民・甘利政調会長 公式HPで「俺大物に見えるんだ」と自慢

 離党者が相次ぐ民主党は、衆議院ではあと6人離党すると過半数割れという危機的状況にある。

 崩壊していく民主党を脇目に、自民党は早くも我が世の春を謳歌する。永田町の党本部1階は、レクチャーのために訪れた官僚らで連日ごった返し、某県職員らが「これからは自民ですから!」「いうこと聞かないとダメですよー」とわざとらしく大声で話す姿が目撃されている。

 これだけチヤホヤされれば、議員も浮かれてくる。「次期官房長官候補」とおだてられた甘利明・党政調会長の公式サイトが笑える。

〈朝の討論番組出演のためテレビ局の迎えの車を待っていると、時間になっても現れないものですから、運転手さんの携帯に電話を入れると「今、SPさんを警視庁で待っています。乗せ次第そちらに向かいます。」

「えっ、誰のSP? 野党の政調会長にはSP付かないよ!」

 どうやら局の方で自民党の三役には警護がつくと先入観念があったようです。それにしたって野党になって三代目の政調会長なんだから間違える筈はないのにね?

『そうか! 俺が大物に見えるんだ!』
『なに? 危険人物にも警護が付くって?』
「…(汗)」〉

 与党気取りなのは結構だが、与党の地位と名誉だけを求める姿勢をみると、自民党のボロボロぶりも民主党と似たようなものか。

※週刊ポスト2012年11月23日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

バラエティ、モデル、女優と活躍の幅を広げる森香澄(写真/AFLO)
《東京駅23時のほろ酔いキャミ姿で肩を…》森香澄、“若手イケメン俳優”を前につい漏らした現在の恋愛事情
NEWSポストセブン
芸能界の“三刀流”豊田ルナ
芸能界の“三刀流”豊田ルナ グラビア撮影後に語った思い「私の人生は母に助けられている」
NEWSポストセブン
真夏の郵便配達は暑さとの戦い(写真提供/イメージマート)
《猛暑で仕事スタイルに変化》配達員はサングラスOK、半袖半ズボンが許可されるコンサル勤務の男性も「電車内で大汗をかいていると不審者か、痴漢のように忌み嫌われる」
NEWSポストセブン
ラーメン二郎・全45店舗を3周達成した新チトセさん
「友達はもう一緒に並んでくれない…」ラーメン二郎の日本全国45店舗を“3周”した新チトセ氏、批判殺到した“食事は20分以内”張り紙に持論
NEWSポストセブン
万博で
【日本人の3人に1人が栄養不良】大阪・関西万博で語られた解決の決め手とは?《キウイ60億食分を通じて、栄養改革プロジェクト進行中》
NEWSポストセブン
風営法の“新規定”により逮捕されたホスト・三浦睦容疑者(31)(Instagramより)
《風営法“新規定”でホストが初逮捕》「茨城まで風俗の出稼ぎこい!」自称“1億円プレイヤー”三浦睦容疑者の「オラオラ営業」の実態 知人女性は「体の“品定め”を…」と証言
NEWSポストセブン
モデルのクロエ・アイリングさん(インスタグラムより)
「お前はダークウェブで性奴隷として売られる」クロエ・アイリングさん(28)がBBCで明かした大炎上誘拐事件の“真相”「突然ケタミンを注射され、家具に手錠で繋がれた」
NEWSポストセブン
永野芽郁
《不倫騒動の田中圭はベガスでポーカー三昧も…》永野芽郁が過ごす4億円マンションでの“おとなしい暮らし”と、知人が吐露した最近の様子「自分を見失っていたのかも」
NEWSポストセブン
海水浴場などで赤と白の格子模様「津波フラッグ」が掲げられたら避難の合図。大津波警報、津波警報、津波注意報が発表されたことを知らせている(AFP=時事)
《津波警報中に目撃されたキケンな人たち》警戒レベル4の避難指示が出た無人海岸に現れたサーファーたち 「危ない」「戻れ」の住民の声も無視
NEWSポストセブン
中居正広
中居正広FC「中居ヅラ」の返金対応に「予想以上に丁寧」と驚いたファンが嘆いた「それでも残念だったこと」《年会費1200円、破格の設定》
NEWSポストセブン
「木下MAOクラブ」で体験レッスンで指導した浅田
村上佳菜子との確執報道はどこ吹く風…浅田真央がMAOリンクで見せた「満面の笑み」と「指導者としての手応え」 体験レッスンは子どもからも保護者からも大好評
NEWSポストセブン
石破首相と妻・佳子夫人(EPA=時事)
石破首相夫人の外交ファッションが“女子大生ワンピ”からアップデート 専門家は「華やかさ以前に“上品さ”と“TPOに合わせた格式”が必要」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン