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神田明神 平将門が御祭神から外されていた時期が実はあった

 初詣を前に、これから参拝する神社で祀られる神様を知れば、きっとご利益も増すはずだ。ここでは、神田明神(東京)の神様について解説する。

 商売繁盛の神である恵比寿様を祀ることから、毎年仕事始めの1月4日に多くのサラリーマンが参拝に訪れる神田明神。御祭神・平将門は皇室の流れを汲む平安の武将。朝廷をないがしろにして関東を治め、「新皇」を名乗ったために朝敵となる。

 その後藤原秀郷に討たれたが、庶民の人気は高く神田明神に合祀された。明治になると、朝敵を御祭神とすることに異論が上がり外される。時が過ぎ、全氏子からの強い要請によって1984年に御祭神に復帰した。

■神社データ
 730年創建。オオナムチ=大黒、スクナヒコナ=恵比寿、平将門命の三神を御祭神とする。神田祭を行なう神社として知られ、神田、日本橋、秋葉原、大手町、丸の内、築地魚市場など108の町の総氏神。
【住所】千代田区外神田2-16-2

※週刊ポスト2013年1月1・11日号

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