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暴漢襲撃事件もあった大津市教育長 退任するも後任決まらず

 2012年夏、日本中を騒がせた滋賀県大津市の中学2年生の男子生徒・Aくんのいじめ自殺事件。発覚から半年経った今も、有識者による第三者委員会が調査を続けているが、その最中、「家庭にも問題がある」と発言し、物議を醸したあの澤村憲次教育長がこの12月24日付で退任していた。

「2012年7月に問題発言をした後は、大津市役所に批判の電話が殺到。翌8月には教育長室にいた澤村さんが暴漢に襲われる事件も起きましたが、『やられて当然だ』という電話ばかりだったそうです」(市政担当記者)

 2008年12月以来、4年間教育長の座にあった澤村氏だが、ついに退任。澤村氏に心境を聞こうと取材を申し込むと、教育委総務課が代わりにこう答えた。

「(暴漢襲撃事件によるケガの)退院後は、主治医から精神的な影響もあるということで、取材などは極力ご理解、ご協力をいただいているんです。退任の理由は任期満了ということです。後任の教育長はまだ決まっていません」

 退任後の身の振り方は?

「もうまったくの一般の人になられるということです」

 前出の記者が言う。

「退任は、澤村さんが強く希望したそうです。本当にゆっくりしたいのでしょう。教育長は名誉職ですが、今は誰も引き受け手がないようです。市は、“後任は1月下旬の第三者委員会の報告書を待ってから決める”と説明していますが、見つかるかどうか。いずれにせよ、空白のままというのは異例中の異例です」

※女性セブン2013年1月10・17日号

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