ライフ

「9割乾いたらドライヤーは冷風」が髪ツヤを出すコツと専門家

「骨密度」「肌密度」「髪密度」――今、美と健康の指標“3大密度”が低い女性が増えているという。3大密度に関する認知度(タイムカレント社調査)は、(1)「骨密度」93.4%、(2)「肌密度」59.4%、(3)「髪密度」36.7%という結果に。もっとも認知度が低いのは、「髪密度」だが、実は女性の見た目を左右する重要な鍵になる。

“3大密度”の状態について、それぞれ自分で確認できるチェックリストを用意した。

■骨密度低下
・乳製品、小魚、納豆が苦手
・たばこをよく吸う
・運動をしていない

■肌密度低下
・冬場は特に乾燥がひどい
・頬やスネが粉を噴く
・ちりめんじわが気になる

■髪密度低下
・枝毛・切れ毛が多い
・カラーやパーマをよくする
・髪がよくうねる

 もし、ひとつでも該当する項目があるようなら、美しさと健康を保つための密度が下がり始めている可能性が高い。

 ひとつめのチェックリストで確かめている骨密度が低下すると、骨がもろくなる病気、骨粗鬆症に陥る。50代以上女性の3人に1人がこの症状を持っているというが、自覚症状がないまま骨折して初めて気づく人もいるという。普段から乳製品や小魚、納豆などカルシウムやビタミンD、Kを多く含む食品を食べ、適度な運動をすると改善される。

 ふたつめのチェックで、肌密度の危険度がわかる。肌密度が低下すると、肌の角層の間がスカスカになり、肌表面のバリア機能が弱まって外部刺激に敏感になる。これがカサつきやカユみの原因だ。こういった肌は、角層にある水分を保持する細胞”セラミド”が不足している。

 セラミドは繊細で、お湯で簡単に流れてしまうほど失われやすいので、洗顔や入浴は短時間ですませ、ゴシゴシ洗いすぎないように注意しよう。そして、セラミド入りのクリームを塗るなどして表面を保護すると、肌密度の低下を防ぐことが出来る。

 最後のチェック項目、髪密度については、冒頭の調査結果通り認知度が最も低い。しかし、実は女性の見た目を左右する重要な鍵になる。顔を彩る天然のアクセサリといってもよい髪が健康で美しいと、いつまでも若々しく美しく、健康的な印象を与えることができるからだ。ところが、美しさを目指して工夫を凝らしたことが裏目に出るケースが、現実には少なくない。

「最近、サロンにいらっしゃるお客様にも、髪密度が低下した女性は多いですね。カラーやパーマを繰り返した結果、髪内部の細胞がスカスカに。キレイになろうと努力した結果、逆に髪を傷めてしまうんです」。こう話すのは、美容家でヘアサロンを経営する柳本剛さんだ。

「髪密度とは、髪の健康状態を表す指標。カラーやパーマ、ドライヤーの熱、間違ったブラッシングなどで髪の細胞が破壊され、髪の毛の内部が空洞化。スカスカになった髪は、髪1本1本が軽くなって広がり、パサつきやうねりが発生し、ツヤが失われます。

 シャンプーやトリートメント剤によっては、このスカスカになった細胞をふっくらさせ、髪密度を高めてくれるものもあるので、毎日のケアに取り入れてみよう。

 さらに、トリートメント剤は、2度づけすることで成分がしっかりと浸透します。1度目は髪全体につけて2~3分おいて洗い流し、2度目は、毛先だけにもみ込んですぐに洗い流します。また、ドライヤーは、9割乾いたら冷風に切り替えると熱で広がった髪表面のキューティクルが冷やされて引き締まり、ツヤが出ますよ」(柳本さん)。

「骨密度」、「肌密度」、「髪密度」の“3大密度”を手がかりに、美と健康に気を配るのが、これからの新常識となりそうだ。

トピックス

割れた窓ガラス
「『ドン!』といきなり大きく速い揺れ」「3.11より怖かった」青森震度6強でドンキは休業・ツリー散乱・バリバリに割れたガラス…取材班が見た「現地のリアル」【青森県東方沖地震】
NEWSポストセブン
前橋市議会で退職が認められ、報道陣の取材に応じる小川晶市長(時事通信フォト)
《前橋・ラブホ通い詰め問題》「これは小川晶前市長の遺言」市幹部男性X氏が停職6か月で依願退職へ、市長選へ向け自民に危機感「いまも想像以上に小川さん支持が強い」
NEWSポストセブン
3年前に離婚していた穴井夕子とプロゴルァーの横田真一選手(Instagram/時事通信フォト)
《ゴルフ・横田真一プロと2年前に離婚》穴井夕子が明かしていた「夫婦ゲンカ中の夫への不満」と“家庭内別居”
NEWSポストセブン
二刀流かDHか、先発かリリーフか?
【大谷翔平のWBCでの“起用法”どれが正解か?】安全策なら「日本ラウンド出場せず、決勝ラウンドのみDHで出場」、WBCが「オープン戦での調整登板の代わり」になる可能性も
週刊ポスト
高市首相の発言で中国がエスカレート(時事通信フォト)
【中国軍機がレーダー照射も】高市発言で中国がエスカレート アメリカのスタンスは? 「曖昧戦略は終焉」「日米台で連携強化」の指摘も
NEWSポストセブン
テレビ復帰は困難との見方も強い国分太一(時事通信フォト)
元TOKIO・国分太一、地上波復帰は困難でもキャンプ趣味を活かしてYouTubeで復帰するシナリオも 「参戦すればキャンプYouTuberの人気の構図が一変する可能性」
週刊ポスト
世代交代へ(元横綱・大乃国)
《熾烈な相撲協会理事選》元横綱・大乃国の芝田山親方が勇退で八角理事長“一強体制”へ 2年先を見据えた次期理事長をめぐる争いも激化へ
週刊ポスト
2011年に放送が開始された『ヒルナンデス!!』(HPより/時事通信フォト)
《日テレ広報が回答》ナンチャン続投『ヒルナンデス!』打ち切り報道を完全否定「終了の予定ない」、終了説を一蹴した日テレの“ウラ事情”
NEWSポストセブン
青森県東方沖地震を受けての中国の反応は…(時事通信フォト)
《完全な失敗に終わるに違いない》最大震度6強・青森県東方沖地震、発生後の「在日中国大使館」公式Xでのポスト内容が波紋拡げる、注目される台湾総統の“対照的な対応”
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
《名古屋主婦殺害》「あの時は振ってごめんねって会話ができるかなと…」安福久美子容疑者が美奈子さんを“土曜の昼”に襲撃したワケ…夫・悟さんが語っていた「離婚と養育費の話」
NEWSポストセブン
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
週刊ポスト
優勝パレードでは終始寄り添っていた真美子夫人と大谷翔平選手(キルステン・ワトソンさんのInstagramより)
《大谷翔平がWBC出場表明》真美子さん、佐々木朗希の妻にアドバイスか「東京ラウンドのタイミングで顔出ししてみたら?」 日本での“奥様会デビュー”計画
女性セブン