トランプ大統領もエスプタイン元被告との過去に親交があった1人(民主党より)
12月19日(現地時間、以下同)、少女売春あっせんの容疑で逮捕され、獄中死した富豪ジェフリー・エプスタイン元被告(故人)の捜査資料「エプスタインファイル」の一部を、米司法省が公開した。
これらは、11月19日にドナルド・トランプ大統領が署名したエプスタイン元被告に関する資料の全面公開を義務付けた新法を受けて公開されたもの。12月19日が、公開の期限に定められていた。大手紙国際部記者が解説する。
「複数の訴訟から、元被告は11歳の少女を含む少なくとも数十人の人身売買および性的虐待に関与していたとされているが、おそらくそれらは氷山の一角にすぎない。裏には大規模な“買春ネットワーク”があり、政財界や芸能界の大物らも売春行為に関わっていたという疑惑があります。
トランプ氏も、元被告との過去に親交があった1人。トランプ氏は、その事実を認めたうえで、すでに関係を断ち切っていると説明しています。様々な人物へ疑惑の目が向くなか、捜査の透明性を確保するため、資料公開が求められていました」
新法で公開を義務付けられていたのは、エプスタイン元被告と共犯者で元交際相手のギレーヌ・マクスウェル受刑者に関連する司法省、FBI、および米国弁護士事務所が所有する「すべての非機密記録、文書、通信、および調査資料」。ただし、今回は全資料の公開には至らず、米国内では批判の声もあがっている。
「とはいえ、そのファイル数は数千におよぶ。なかには、エプスタイン元被告がニューヨーク州マンハッタンに所有していた豪邸の内部を撮影した写真も豊富に存在。この豪邸内で、若い女性に対する性的虐待が繰り返されていたと見られています」(同前)
