芸能

パク・シフのレイプ疑惑 前所属事務所が仕組んだ罠説が浮上

 泥酔して意識を失った女子大生・Aさん(22才)をレイプした容疑で韓国の俳優パク・シフ(34才)が告訴されたのは2月15日のこと。

 しかし、3月2日、Aさんが事件直後、友人女性Bさんから<示談金10億ウォンを要求しろ>というメールを受け取り、<警察調査で最大限、自分が被害者という印象を与えるために、私の演技力を発揮する>と返信していた事実が警察の発表で明らかに。

 Aさんが、シフを“意図的に貶めた”とも取れる内容だけに、「シフは美人局の被害者では?」と、世論がシフ擁護に傾き出した。さらに5日、今度はシフがAさんとBさん、そして前事務所社長のCさんを、名誉毀損と恐喝未遂などで逆告訴に踏み切っている。

 前事務所とは2月にシフが独立する際に確執が囁かれており、「この事件は独立に不満を持つCさんが黒幕で、AさんとBさんを使って仕組んだ罠だ」とシフは主張したのだ。

 二転三転するドラマのような展開のなか、この数日間で、またも新事実が次々に飛び出している。

 まず3月6日、事件当日に居酒屋でふたりと一緒に飲んでいたシフの後輩俳優・Kさんが事件後にAさんと交わした47通のメール全てを、シフの弁護士が公開。そこには、こんなやりとりが残されていた。

<まさかさっきの(行為の)せいで…妊娠じゃないよね(涙)>(Aさん)
<妊娠? 僕ともやった?> (Kさん)
<もちろん、二人とも脱いでいたじゃない>(Aさん)

 シフの弁護士は「性交渉の翌日で、いきなり“妊娠”と口にするのは常識としておかしい」と主張しているが、このやりとりでわかったのはそれだけではない。

「Aさんは“シフを告訴した15日の20時以降はシフともKとも一切連絡を取っていない”と主張していますが、このメールは15日の23時のもの。彼女の証言を根本的に覆すものなんです」(韓国の全国紙記者)

 さらに3月7日、TV朝鮮が、告訴後にBさんがAさんに送ったメールを入手。報じられた中身は、前事務所代表のCさんの“黒幕疑惑”を一層強めるものだった。

<パク氏の前所属事務所と共に、パク氏をどう壊すか仕組んでいる。待っててね>

 シフを告訴したAさんを逆に窮地に追い込む情報が次々と出てくる中、極めつきともいえる証言者が現れた。3月9日、韓国のケーブルテレビ番組で、あるタレント志望男性が登場し、こんな告白をしたのだ。

「2年前、Aさんと一夜を過ごすとすぐに“妊娠した”と連絡があり、彼女とは別の人物が出てきて“責任を取れ”と金銭を要求してきた。シフさんの事件とそっくりだった」

 強まる美人局疑惑。事件解決は、もう間もなくか。

※女性セブン2013年3月28日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
一般家庭の洗濯物を勝手に撮影しSNSにアップする事例が散見されている(画像はイメージです)
干してある下着を勝手に撮影するSNSアカウントに批判殺到…弁護士は「プライバシー権侵害となる可能性」と指摘
NEWSポストセブン
亡くなった米ポルノ女優カイリー・ペイジさん(インスタグラムより)
《米ネトフリ出演女優に薬物死報道》部屋にはフェンタニル、麻薬の器具、複数男性との行為写真…相次ぐ悲報に批判高まる〈地球上で最悪の物質〉〈毎日200人超の米国人が命を落とす〉
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
民放ドラマ初主演の俳優・磯村勇斗
《ムッチ先輩から1年》磯村勇斗が32歳の今「民放ドラマ初主演」の理由 “特撮ヒーロー出身のイケメン俳優”から脱却も
NEWSポストセブン
松竹芸能所属時のよゐこ宣材写真(事務所HPより)
《「よゐこ」の現在》濱口優は独立後『ノンストップ!』レギュラー終了でYouTubeにシフト…事務所残留の有野晋哉は地上波で新番組スタート
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン