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チェス界伝説の天才の生涯を追った評伝 巻末解説は羽生善治

【書籍紹介】『完全なるチェス 天才ボビー・フィッシャーの生涯』フランク・ブレイディー著/佐藤耕士訳/文藝春秋/2625円

 1956年。13歳のフィッシャーは、全米オープン選手権前チャンピオンとのチェスの対戦で、自らのクイーンを取らせて勝つという勝負を演じる。この〈「世紀の一局」は五十年以上ものあいだ語り継がれ、分析され、賞賛されてきた〉。後に彼はアメリカ人初のチェス世界王者となるも、その後20年にわたり失踪――。フィッシャーを少年時代から知る著者が、その波乱の64年の生涯を追った評伝。巻末には棋士・羽生善治が解説文を寄せる。

※週刊ポスト2013年4月5日号

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