国内

ママ友ランチ会 節約のために水飲むママは次回呼ばれない

 ママ友同士の対立やいじめが陰湿さを増し、新たな「差別」にエスカレートしている。

「引っ越してきた人がいると、まずダンナさんがどんな仕事をしているのか、どれくらいお金持ちか、子供を使ってスパイするママがいる」

 そう語るのは東京都内の高級住宅地に住む小学2年の男児を持つ36歳のA子さん。子供を遊びに行かせてその父親の仕事を聞き出し、家の大きさや間取りをチェックさせるというのだ。そして、自分たちのグループに入れるかを“審査”する。

 夫が有名企業や外資系に勤務していたり、医師や弁護士、大学教員などなら“合格”。A子さんが続ける。

「私はグループと距離を置いていたのですが、息子が何度もママ友の家にお呼ばれしてうちの夫が医者だとわかった途端、彼女たちの態度がコロッと変わりました。お茶やホームパーティの誘いが頻繁にあるんです」

 そうした例は高級住宅街に限らない。関東近郊に住むB子さん(34歳)が語る。

「同じような一軒家が並んでいる新興住宅地でも微妙な差はあるもの。外壁や門構え、庭の手入れ具合、ベビーカーの車種やペットのグレード、外食の頻度までよく観察して、暮らしぶりを判断します。

 同じ経済レベルだとわかれば安心して付き合える。ファミレスでのランチ会で、節約のためか1人だけドリンクバーを注文せずに延々お水を飲んでいたママは、次回から呼ばれませんでした」

■文/大屋敷未世子(ジャーナリスト)

※SAPIO2013年4月号

関連記事

トピックス

WSで遠征観戦を“解禁”した真美子さん
《真美子さんが“遠出解禁”で大ブーイングのトロントへ》大谷翔平が球場で大切にする「リラックスできるルーティン」…アウェーでも愛娘を託せる“絶対的味方”の存在
NEWSポストセブン
ベラルーシ出身で20代のフリーモデル 、ベラ・クラフツォワさんが詐欺グループに拉致され殺害される事件が起きた(Instagramより)
「モデル契約と騙され、臓器を切り取られ…」「遺体に巨額の身代金を要求」タイ渡航のベラルーシ20代女性殺害、偽オファーで巨大詐欺グループの“奴隷”に
NEWSポストセブン
高校時代には映画誌のを毎月愛読していたという菊川怜
【15年ぶりに映画主演の菊川怜】三児の子育てと芸能活動の両立に「大人になると弱音を吐く場所がないですよね」と心境吐露 菊川流「自分を励ます方法」明かす
週刊ポスト
ツキノワグマは「人間を恐がる」と言われてきたが……(写真提供/イメージマート)
《全国で被害多発》”臆病だった”ツキノワグマが変わった 出没する地域の住民「こっちを食いたそうにみてたな、獲物って目で見んだ」
NEWSポストセブン
2020年に引退した元プロレスラーの中西学さん
《病気とかじゃないですよ》現役当時から体重45キロ減、中西学さんが明かした激ヤセの理由「今も痺れるときはあります」頚椎損傷の大ケガから14年の後悔
NEWSポストセブン
政界の”オシャレ番長”・麻生太郎氏(時事通信フォト)
「曲がった口角に合わせてネクタイもずらす」政界のおしゃれ番長・麻生太郎のファッションに隠された“知られざる工夫” 《米紙では“ギャングスタイル”とも》
NEWSポストセブン
イギリス出身のボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
《ビザ取り消し騒動も》イギリス出身の金髪美女インフルエンサー(26)が次に狙うオーストラリアでの“最もクレイジーな乱倫パーティー”
NEWSポストセブン
東京都慰霊堂を初めて訪問された天皇皇后両陛下と長女・愛子さま(2025年10月23日、撮影/JMPA)
《母娘の追悼ファッション》皇后雅子さまは“縦ライン”を意識したコーデ、愛子さまは丸みのあるアイテムでフェミニンに
NEWSポストセブン
将棋界で「中年の星」と呼ばれた棋士・青野照市九段
「その日一日負けが込んでも、最後の一局は必ず勝て」将棋の世界で50年生きた“中年の星”青野照市九段が語る「負け続けない人の思考法」
NEWSポストセブン
2023年に結婚を発表したきゃりーぱみゅぱみゅと葉山奨之
「傍聴席にピンク髪に“だる着”姿で現れて…」きゃりーぱみゅぱみゅ(32)が法廷で見せていた“ファッションモンスター”としての気遣い
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKI(右/インスタグラムより)
《趣里が待つ自宅に帰れない…》三山凌輝が「ネトフリ」出演で超大物らと長期ロケ「なぜこんなにいい役を?」の声も温かい眼差しで見守る水谷豊
NEWSポストセブン
松田聖子のモノマネ第一人者・Seiko
《ステージ4の大腸がんで余命3か月宣告》松田聖子のものまねタレント・Seikoが明かした“がん治療の苦しみ”と“生きる希望” 感激した本家からの「言葉」
NEWSポストセブン