国際情報

中国で汚水まみれ油避けるため飲食店に「マイ油」持参者増加

 あの“毒ギョーザ事件”から5年――中国では、豚の大量死事件や、中国ケンタッキー・フライド・チキンの“薬漬け鶏”使用など、耳を疑うような食にまつわるニュースが今も後を絶たない。

 中華料理ではよくラードを使用しているが、この油は冷えると固まる性質がある。下水に流した後は、冷えて固まり、ぷかぷかと浮きながら汚水を流れていくわけだが、恐ろしいことに中国では、この固まった油をすくって精製し、販売する業者がいる。価格が通常の20分の1程度と破格なため、仕入れ値を安く抑えたいレストランなどで秘密裏に使われることがあるという。

「あまりにもこの油がよく使われていたため、中国でもさすがに社会問題となりました。油は100度以上になるので、滅菌できるから安全というのが彼らの理屈。でもいくら精製したといっても汚水まみれの油を食べさせられるほうはたまったものではありません」(北京在住ジャーナリスト)

 最近では「頼むからこの油で調理してくれ」と“マイ油”を外食店に持参する人が増えているそうだ…。

※女性セブン2013年6月27日号

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