昼はビジネス街、夜は高級クラブがネオンを灯す繁華街を抱える東京・赤坂に、似つかわしくないコスプレカフェが今年2月にオープンした。その名も『アンドロイドルカフェ』。
メイド服を着て接客してくれる女のコたちは、20XX年からやってきた天才少年によって製作されたアンドロイドアイドル(通称アンドロイドル)で、客とのコミュニケーションによって心が育つという設定なのだとか。
客が常連になる(育成する)ことで、アンドロイドルがステージで歌ってくれたりと、さまざまな“オプション”が負荷されていくのだという。
アイドルオタクが多い秋葉原ではよく見られるシステムだが、赤坂でこのコンセプトは浮いてしまうのではないか……オーナーに「なぜ赤坂なのか?」と聞いてみた。
「この育成型ガールズカフェのシステムを世界に発信したいんです。秋葉原に来る外国人は観光客ばかりだけど、赤坂といえば世界につながるグローバルなビジネス街だから、ここで店を出せば外国人ビジネスマンにもアプローチできるかもしれないって考えたんです」
その狙いは意外と当たっていて、実際、外国人ビジネスマンの客も少なくないのだとか。本当に世界進出しちゃったり?
■アンドロイドルカフェ
【住所】東京都港区赤坂3-17-1 KDGビル1F
【営業時間】月~木、日/17:00~24:00 金土/17:00~28:00
【定休日】無休
撮影■ヤナガワゴーッ!
※週刊ポスト2013年7月5日号