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2013.08.11 16:00  NEWSポストセブン

美人で性格よいのに恋愛経験ない女子大生が増加中と講師指摘

 20代から40代の非婚男女のうち、パートナーがいない人が7割を超えているという調査結果が出た。大学生女子の性交経験率も激減しているという。なぜ若者は恋人と出会うことができないのか。人材コンサルタントで作家の常見陽平氏が考える。

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 ついに、非モテが優勢な時代に!? 恋人がいる人は少数派で、しかも、それを「交際経験ゼロ」の人が上回るという衝撃データが発表されました。

 株式会社リクルートマーケティングパートナーズ(『ゼクシィ』などを発行)が運営するリクルートブライダル総研が恋愛実態と恋愛観に関する「恋愛観調査2013」を発表しました。今年の3月に、首都圏、東海、関西在住の20歳から49歳までの未婚(結婚経験がない)男女2,352名に対してインターネットを利用して行ったこの調査によると・・・。

 20~40代未婚者全体で「恋人がいる人」は、27.5%。一方で、「今まで付き合ったことのない人」は29.6%という結果になりました。「いない(異性と付き合ったことはある)」42.9%と合わせると、未婚者の72.5%に交際相手がいないという状態です。 

 男女別にみると、交際相手がいる人は女性が36.6%と、男性の20.6%よりも16ポイント高いです。異性と付き合ったことのない人については男性が34.7%であり、女性の23.0%よりも11.7ポイント高いです。特に特徴的なのは、20代の男性の44.3%が異性と付き合ったことがないというデータです。

 皆さんはこのデータについてどう思いましたか? 私は、非モテ化が進んでいると感じていたものの、ここまでとはと衝撃を受けました。

 このデータでは、交際相手がいる人は今やむしろ珍しく、特に20代男性の交際経験なしが目立つとなっていますが・・・。別のデータをみると、女子の交際事情もなかなか深刻です。

 大学生女子の性交渉経験率が激減しています。日本性教育協会が行った「第6回性教育調査」により、性交渉経験率は2005年には男性63.0%、女性62.3%だったのが、2011年には男性54.4%、女性46.8%と激減していることが明らかになりました。特に女性の減少幅が大きいです。高校生においても減少傾向が見られました。これまでは、女子は黙っていても周りがよってきて、恋愛も性も経験すると言われていましたが、そうでもなくなっていますね。

 いかがでしょうか? 80年代のトレンディドラマで描かれたような、恋愛の優先順位が異常に高い世界というのは、既にお伽話です。

 ここで面白い現象が起こっています。若者は結婚したいと思っているのに、このように、そもそも恋愛を経験していないという現象です。私は、女子大と、女子率70%の美大でキャリア教育の講師をしています。講義の中で、未来予想図を書くというワークをやります。その場では、結婚や出産といったライフイベントについて真剣に考えているのですが、講義が終わった後に、学生から相談を受けることがあります。それは・・・。

「将来、結婚して子供を産んで育てたいのですが、一度も男性と付き合ったことがないのです・・・」

 彼氏がいてもおかしくなさそうな学生からこういう相談を受ける機会は多いのです。出会い方はどうであれ、恋愛というものがなければ結婚にはいたらないはずなのですが、その恋愛経験が、ないのです。

 流行語大賞に2年連続ノミネートした「婚活」という言葉の生みの親の一人であり、最近、20万部のベストセラー『「婚活」時代』(山田昌弘氏との共著 ディスカヴァー・トゥエンティワン)の続編、『「婚活」症候群』(共著者、出版社同じ)を発表した白河桃子さんに聞いてみました。

「まず、“交際相手がいない問題”ですが、興味深いなと思ったのは、政府が発表するデータなどと合わせてみても、連動している点です。政府の調査では恋人がいる未婚者は女性4割男性3割です。今までも、男子が非モテというデータはありました。ただ、女子も大変です。最近は、女子校育ちの学生で、交際経験がないまま大学生になっていて、女子校の頃と同じように男子と距離をとっているケースなどをよく見かけますね。新興女子進学校などにその傾向を感じます。また、母親が性に対して潔癖で、男子との距離をおくように教育しているケースも。だから、美人で性格がよくても彼氏がいないという問題が起こるのです」

 さて、この恋愛不毛地帯をどうすればいいでしょう。

 この手の話はいつも、自己責任か、社会の問題かという極端な2つの答に触れがちですが、どちらが正しいとも言えません。前出の『「婚活」症候群』で紹介されているデータですが、内閣府の「結婚と家族形成に関する調査」によると、恋人がいない人に対して「交際相手に出会うためにさまざまな活動を行ったかどうか」という問いに対して、実行率は約3割でした。そもそも努力をしていないのではないか、と。

 一方で採用の抑制などにより職場での出会いが減ったこと、非モテでも許容される雰囲気になってきたことなど社会の変化も影響しているでしょう。

 とはいえ、恋愛するのには知識も機会も必要です。どうやったらこの状況を解決できるのでしょう。

 これまでも婚活支援などは官庁・自治体で行われていましたし、いまでは恋活や妊活まで応援する動きもあります。ただ、これらの対策は効果が見えにくいです。

 ベストセラー『夢をかなえるゾウ』の著者である水野敬也さんは以前、著書や講演で「義務教育に恋愛を」とおっしゃっていました。私は賛同しますが、教育したところで環境が変わらないといけないわけで。

 このままだと、近い将来に、恋愛担当大臣が必要になるでしょうね、間違いなく。皆さんはこの恋愛問題、どう思いますか?

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