ビジネス

ココイチ 店舗限定メニューが人気 鹿肉カレー、きしめんも

「CoCo壱番屋」の鹿肉を使ったカレー

 2013年5月期決算で過去最高の売り上げを記録した、大手カレーチェーン「CoCo壱番屋」。積極的な出店攻勢が成功したことが大きいが、店舗限定オリジナルメニューの充実ぶりでも人気を呼んでいる。

 名古屋赤みそカレー、牛タンカレー、吉田のカレーうどん、カレーきしめん…こちらはすべて店舗限定で出しているオリジナルカレーだ。ご当地の特色を生かしたカレーライスのほか、麺類もあり、ジャンルにとらわれないメニュー作りが特徴だ。

 こうしたメニューが本格的に始められたのは、2009年の6月から。経緯について、同社の広報担当者はこう話す。

「当社では各店舗レベルで独自メニューや独自販促を推進する“ストアレベルマーケティング”を行っています。店舗の立地や顧客層をよく理解したうえで、それぞれの店舗にあったメニューや売り方があってもおかしくないということから始めました」

 社内ウェブや年4回の社内報にて従業員へオリジナルメニューの取組み紹介などを行ない、他店舗も積極的に取り入れることを推奨しているため、店舗オリジナルメニューは増える傾向にあるという。

 過去には、話題になったメニューもある。滋賀県のある店舗が考案したのは、鹿肉を使ったカレーだ。

「全国で農作物を食べ荒らす野生の鹿による被害が多発し、その鹿の処理に膨大な費用がかかることがわかり、何か役に立てないかと、滋賀県の店舗のオーナーが鹿肉を使ったカレーを考案しました。この試みは、自治体から表彰もされました。2010年から販売を始め、今も人気メニューとなっています」(前出・担当者)

 同社が進めるストアレベルマーケティングにより、店舗ごとに特色ある店舗も増えてきた。漫画を1000冊以上置いたり、子供の塗り絵を展示したりする店も。こうした取り込みを積極的に進めていることも、好業績の要因といえそうだ。

関連記事

トピックス

第一子を出産した真美子さんと大谷
《デコピンと「ゆったり服」でお出かけ》真美子さん、大谷翔平が明かした「病院通い」に心配の声も…出産直前に見られていた「ポルシェで元気そうな外出」
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
「王子と寝ろ」突然のバス事故で“余命4日”ののち命を絶った女性…告発していた“エプスタイン事件”【11歳を含む未成年者250名以上が被害に】
NEWSポストセブン
日曜劇場『キャスター』(TBS系)で主演を務める俳優の阿部寛
《キャスター、恋は闇…》看板枠でテレビ局を舞台にしたドラマが急増 顕著な「自己批判や自虐」の姿勢 
NEWSポストセブン
人気シンガーソングライターの優里(優里の公式HPより)
《音にクレームが》歌手・優里に“ご近所トラブル”「リフォーム後に騒音が…」本人が直撃に語った真相「音を気にかけてはいるんですけど」
NEWSポストセブン
世界中を旅するロリィタモデルの夕霧わかなさん。身長は133センチ
「毎朝起きると服が血まみれに…」身長133センチのロリィタモデル・夕霧わかな(25)が明かした“アトピーの苦悩”、「両親は可哀想と写真を残していない」オシャレを諦めた過去
NEWSポストセブン
キャンパスライフをスタートされた悠仁さま
《5000字超えの意見書が…》悠仁さまが通う筑波大で警備強化、出入り口封鎖も 一般学生からは「厳しすぎて不便」との声
週刊ポスト
事実上の戦力外となった前田健太(時事通信フォト)
《あなたとの旅はエキサイティングだった》戦力外の前田健太投手、元女性アナの年上妻と別居生活 すでに帰国の「惜別SNS英文」の意味深
NEWSポストセブン
エライザちゃんと両親。Facebookには「どうか、みんな、ベイビーを強く抱きしめ、側から離れないでくれ。この悲しみは耐えられない」と綴っている(SNSより)
「この悲しみは耐えられない」生後7か月の赤ちゃんを愛犬・ピットブルが咬殺 議論を呼ぶ“スイッチが入ると相手が死ぬまで離さない”危険性【米国で悲劇、国内の規制は?】
NEWSポストセブン
1992年にデビューし、アイドルグループ「みるく」のメンバーとして活躍したそめやゆきこさん
《熱湯風呂に9回入湯》元アイドル・そめやゆきこ「初海外の現地でセクシー写真集を撮ると言われて…」両親に勘当され抱え続けた“トラウマ”の過去
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:
【激太りの近況】水原一平氏が収監延期で滞在続ける「家賃2400ドル新居」での“優雅な生活”「テスラに乗り、2匹の愛犬とともに」
NEWSポストセブン
笑顔に隠されたムキムキ女将の知られざる過去とは…
《老舗かまぼこ屋のムキムキ女将》「銭湯ではタオルで身体を隠しちゃう」一心不乱に突き進む“筋肉道”の苦悩と葛藤、1度だけ号泣した過酷減量
NEWSポストセブン
折田楓氏(本人のinstagramより)
「身内にゆるいねアンタら、大変なことになるよ!」 斎藤元彦兵庫県知事と「merchu」折田楓社長の“関係”が県議会委員会で物議《県知事らによる“企業表彰”を受賞》
NEWSポストセブン