ひと昔前、眼鏡といえば視力の悪い人がかけるだけのものだったが、今は視力の良い人もかけるさまざまなタイプが登場している。2011年9月の発売以来、250万本を売り上げるパソコン用眼鏡『JINS PC』は、長時間パソコンを使用しても目を疲れさせないように、レンズに工夫がこらされている。
ほかにも、「かけるだけでUVカット」、「目を保湿するドライアイ用」、「空気のように超軽量」など、視力矯正以外の機能を備えた眼鏡が増えている。
「R40女性こそ、かける眼鏡をきちんと選んでほしい」
と語る眼鏡コーディネーターの八尾典子さんの眼鏡デビューは、“老眼鏡”がきっかけだった。
「ずっと近視でコンタクトレンズを使用していましたが、40才から小さい文字が見えづらくなり、老眼鏡を作ることにしました。その時、眼鏡をかけることで自分の顔の印象が劇的に変わることに気づいたんです」(八尾さん、以下「」内同)
フレームがちょっと上がり気味の眼鏡をかけたところ、フェイスラインがキュッと上がって見え、実年齢より若く見られることが多くなったという。
八尾さんによれば、女性にとってうれしい眼鏡の効果は2つ。
「まずは、目の周りのしわやシミをうまく隠すことができたり、フレームの形によって頬がキュッと上がったりするアンチエイジング効果です」
そして、もうひとつは、顔のウイークポイントをカバーしてくれる点だ。
「顔が大きかったり、エラが張っていたりという気になる部分も、レンズの大きさやフレームのデザインの選び方次第で目立たなくすることができます。眼鏡は下手なアクセサリーをつけるより印象を大きく変えられますし、コストパフォーマンスが高いアイテムなんです」
ただし自分に合った眼鏡でなければ、むしろ老けて見えたり、欠点が強調されることも…。
※女性セブン2013年9月5日号