ライフ

コーヒーを1日4杯以上飲む人は死亡率上昇するとの仰天データ

 これまでコーヒーは、おいしいだけでなく健康にもいいとされてきた。

「国立がん研究センターの調査で、コーヒーに含まれるポリフェノールにがん抑制効果があることがわかっています。同様にコーヒーの成分のひとつであるクロロゲン酸は糖尿病の予防にも効果的です」(医学博士の狭間研至さん)

 他にもアルツハイマー病や胆石の発生リスクを減らすという研究結果もあり、病気予防のためにも飲んだほうがいいとされてきたのだが、ここにきて、ひとつの衝撃的なデータが発表された。

 8月15日、米・サウスカロライナ大学の心臓専門医らが、20~87才の男女約4万人の健康状態を16年にわたって追跡調査した結果を発表したのだが、そこで55才未満でコーヒーを1週間に28杯(コップ1杯240mlの計算。1日平均4杯)以上飲む人は、飲まない人と比べて死亡率が男性で1.5倍、女性で2.1倍まで上ることが判明したのだ。

 研究チームによれば、<コーヒーに含まれるカフェインが、インスリンの活動を抑制し、また動脈硬化を引き起こす血中アミノ酸の分泌量を増やしている可能性がある>と推測しているが、早死にに至る詳しい理由は不明だという。

 この結果を受けて、研究チームは「若い人はコーヒーを1日3杯までにして」と注意を呼びかけているという。

 全日本コーヒー協会によれば、日本人はコーヒーを週平均で10.7杯(1日1.5杯程度)飲んでおり、この消費量は世界12位と結構上位。束の間のコーヒーブレイクも、ガブ飲みしていると寿命が縮んでしまうかも…。

※女性セブン2013年9月12日号

関連キーワード

トピックス

水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン