練習の合間の息抜きに読書をする村田諒太
12月6日の興行は、村田対デイブ・ピーターソン戦の他に世界タイトル戦2試合が組まれる大イベント。「自分が世界の主役になる」と宣言する村田がその2戦目をクリアすれば、次は来年2月、海外進出の第1弾としてマカオでのプロ3戦目が計画されているらしい。
世界的に見ると、いまミドル級は全階級を通じてもっとも高水準なクラスだ。同級を長らく引っ張ってきたWBC王者セルヒオ・マルチネス、戦慄のKOキングでWBA王者のゲンナディ・ゴロフキン、加えてピーター・クイリンという新進の強打者もIBF王座に就いている。
村田がそんなビッグネームたちとしのぎを削る日が、さほど遠くない将来に来るのではないか、と夢は広がるばかりだ。
撮影・文■福田直樹(ボクシングカメラマン)
※週刊ポスト2013年12月13日号