こうした誘客努力で今シーズンのスキー人口アップに結び付けられるか。特に今年はアベノミクスによる消費上向きや、年末年始の9連休など追い風も吹いている。
「人口こそ伸びていませんが、参加者の年間活動回数やスキー場の市場規模自体はわずかながら回復傾向にあります。あとは、レジャーランドやテーマパークがいろんなアトラクションやイベントで多くの集客を得ているように、スキー場もスキー以外の新しいサービスやイベントを組み合わせれば、もっと話題づくりになると思います」(志村氏)
最近ではLEDを用いたイルミネーションイベントや子供向けのスタンプラリー、周辺の観光名所と連動したレジャーの提案など、さまざまなPR活動で客足を伸ばすスキー場も出始めている。
スキー場はどんな魅力的な“ゲレンデマジック”を演出してくれるのか。レジャー産業の今後を占う意味でも、大事なウインターシーズンとなりそうだ。