原田知世一覧

【原田知世】に関するニュースを集めたページです。

スナックのママ役を演じる女優・原田知世 ©「スナック キズツキ」製作委員会
『スナック キズツキ』の原田知世にはあのCMと共通するぬくもりがある
 キャスティングの妙を実感させる作品に出逢った時の悦びはまた格別だ。ドラマウォッチを続ける作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が考察した。 * * *  11月9日に永眠した作家・僧侶の瀬戸内寂聴さん。享年99、人生を謳歌したアッパレな大往生。過去のラジオ番組では爆笑問題が寂聴さんにこんな質問を投げかけました。「いろいろと悩み相談を受けても、これはちょっとさすがにどう答えたらいいかわからないってときもあるでしょ?」 さて、寂聴さんはこの質問にどう答えたか?「答を求めてるんじゃないの彼らは。(話を)聞いてほしいの」「もし身の上相談を受けたら、一生懸命聞いてあげればいいのです。答はいりません。ただ聞いてあげればいいのです」という名言も残しました。ポイントは「回答する」ことではなくて、「真剣に聞くこと」にありそうです。「そうでないと相談がいつまでも終わらないから。きちんと聞けば、30分で帰っちゃうんだから」と茶目っ気のある口調で笑わせる寂聴さんの姿もTVの追悼シーンで流れました。 瀬戸内寂聴という人の自由奔放な生き方には激しいバッシングもあった。一方で、特に晩年の法話には熱狂的なファンがおしかけ、人生相談乗って欲しいという人がひきもきらなかった。その理由はひとえに、寂聴さんの「受け止める力」だったのではないでしょうか。 そう、みんな自分の悩みを聞いてほしい。わりきれない思いを受け止めてほしい。これほど誰かに「聞いてほしい」と多くの人が思っている時代は他に無いのでは?という時代にピタリと適合するドラマがあります。『スナック キズツキ』(テレビ東京系金曜夜00:12)は都会の路地裏でひっそり営むスナックが舞台。ママのトウコを原田知世さんが演じています。そこはちょっと風変わりなスナックで、アルコールは出さない。ふらりと入ってくるのは傷ついた人々。 ある夜はコールセンターで働く中田優美(成海璃子)が、顧客のクレーム対応でストレスを抱え夜道に光る看板に誘われ入ってくる。 ある時はコンビ二でバイトする富田希美(徳永えり)が、自分は誰にも見つけてもらえない、誰かの役に立つわけでもない人生について、一抹の寂しさを抱えて入ってくる。 ある夜は主婦・中島香保(西田尚美)。タワマンで豊かな暮らしをし一人息子はエリート国立大学に合格したのに、どこかわりきれない。満たされない……。 原田知世の演じるトウコママの口調はちょっと変わっていて、初対面であろうが誰に対しても友達言葉。「今日もおつかれさん」「ごくろうさん」「そうだね」「うん」とフラット。 前から知っている人みたいに何げなく語りかける。相手はふっと肩の力を抜いて口にできなかったことを囁くように口にする。 トウコは美味しい飲み物を出す。あとは客にアドバイスらしいアドバイスもしないし具体的な回答も出さない。ただ静かに客の思いを「受け止める」。どこまでも自分流に。しかし、いい加減ではなく。傷付いた人たちは、トウコと話したり、詩を朗読したり、歌ったり、しりとりをしたり、思い出のディスコダンスをしたり。 トウコと「一緒にやる」というのがポイントです。どんな意味があるとか効能があるのかは説かず、ただ一緒に「やる」。それが受け止める作業なのでしょう。 すると傷付いていた客は少しだけ違う自分になっていく。もやもやがふっと軽くなり「明日がんばってみようかな」と思う。ドラマティックな大変身ではないけれど「なんとかやってみよう」と思える自分になっていくのです。「刑事ドラマや恋愛ドラマのドキドキに疲れたら、ドラマ24『スナック キズツキ』へ遊びに来てください。」とこのドラマのプロデューサーも語っています。 たえず刺激に囲まれている日常。過剰なアピールやクレーム、自己主張、怒りを他からぶつけられてクタクタに疲れている現代人。「自分の人生はこれでよかったのか」という満たされなさやむなしさを抱えている人も多い。それを捨てる場所が必要なのでしょう。 考えてみるとトウコママの役は、原田さん以上にぴたりハマる女優さんってなかなか思い浮かばない。その意味で原田知世という女優は余人を以て代えがたい。 かつては『時をかける少女』(1983年)で日本アカデミー賞等各映画賞の新人賞をとり「薬師丸ひろ子に次ぐ大型新人」と注目を浴びて人気者に。でも、だんだんと自分流のマイペースにシフトしていき「降りて」いった足取りが見事です。 気付けばいつも空気のように漂っていて、近くにいるけれどさほど意識させない。でも、他に代えがたい存在。その好例が味の素AGFのコーヒー「ブレンディ」のCM。驚くことにこのCMは原田さんが20年以上も連続で出演していて、同一ブランドでのテレビCM出演時間は日本一(ビデオリサーチ調べ)だとか。 刺激的でなく目障りでもなく、押し付けもしないけれど、生きている人のぬくもりがある。そんな原田テイストが存分に活かされているという意味で、スナックキヅツキとブレンディのCMに共通するものがあります。 特にトウコの目尻のシワが味わい深い。ふとしたお疲れ感がいい。化粧で隠さずに生きてきた履歴を見せている。「こんなスナック、近所にあったらいいな」「行ってみたいな」という思う視聴者はたくさんいるはず。けれど、そう簡単ではないのです。原田さんのトウコだからこそ人々は傷付いた自分を自分で修正できる。これもまた、瀬戸内寂聴さんとはひと味ふた味違う「受け止め力」のたまものでしょう。
2021.11.19 16:00
NEWSポストセブン
スナックのママ役を演じる女優・原田知世 ©「スナック キズツキ」製作委員会
「さすがテレ東」原田知世“酒を出さないスナックママ役”抜擢の背景
 10月8日から女優・原田知世主演のテレビ東京系ドラマ『スナック キズツキ』(毎週金曜24時12分~)の放送が始まる。黒木華主演でドラマ化された『僕の姉ちゃん』などで知られる人気漫画家・益田ミリによる同名人気漫画が原作で、原田はどこか不思議な雰囲気をもったスナックのママ・トウコ役を演じる。脇を固めるのは成海璃子、平岩紙、塚地武雅、小関裕太、浜野謙太ら個性派揃いの俳優陣だ。 作品の舞台となるのは、“傷ついた人しかたどり着けない”という一風変わった店「スナック キズツキ」。原田演じるトウコは時には歌ったり、楽器を演奏したりしながら、訪れる客のちょっとした“傷(キズ)”を癒していく――というストーリーだ。 このドラマの重要な設定が、「スナック キズツキ」が「お酒を出さない」ということ。一般にスナックといえば“酒場”のイメージだが、同店では温かい飲み物と美味しい料理でもてなすのだという。『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』(太田出版)の著書があるドラマ評論家の田幸和歌子氏は、「今の時代にピタリとマッチした作品だ」と評する。「『スナック キズツキ』で描かれるのは、過去の大きなトラウマや、劇的な出来事による深い心の傷ではなく、日常生活の中でよくあるちょっとしたイライラやモヤモヤで、無意識のうちに誰もが傷ついたり誰かを傷つけていたりすることで心の中に積もっていく澱のようなものをさらってくれ、リセットさせてくれるもの。大きなトラウマを抱える主人公や、波乱万丈のドラマチックな人生ではなく、普通の人々の普通の日常を丁寧に描くドラマは近年では民放キー局でも増えています」 田幸氏はそうした流れを作った“元祖”がテレ東の深夜ドラマだという。「まさにテレ東さんの“十八番”ジャンルです。『孤独のグルメ』をはじめとした飯テロドラマや、サウナの『サ道』、女子のソロキャンプの『ゆるキャン』、さらに江口のり子さん主演の『ソロ活女子のススメ』など“個のささやかな楽しみ”を描くのはお手の物ですし、『ソロ活女子~』や吉田羊さん主演の『生きるとか死ぬとか父親とか』、現在放送中の片桐はいりさん主演の『東京放置食堂』など、テレビっ子世代の40~50代女性を主演に据える流れも、テレ東が牽引しています。 さらに原作の益田ミリさんの漫画はそうした40~50代女性に非常にファンが多く、優しい世界観もコロナ禍で疲れた人々の気分にぴったり。お酒を出さないということで、お酒を飲めない人も残らず全てを受け入れるおおらかさ、寛容さがあります」 さらに、ママ役を原田知世にオファーした点が「さすがテレ東だと思った」と語る。「近年の原田知世さんのお芝居でまず思い出すのは、NHK朝ドラ『半分、青い。』で演じた律(佐藤健)の母親役。息子が『和子さん』と名前呼びすることに全く違和感がなく、少女のまま大人になったような人で、登場シーンで出産直前にミステリー小説の怖いシーンを微笑みながら読んでいるというユニークさ、不思議さがありました。ピアノを弾いたりお菓子を焼いたりするお上品なお母さんに見えて、唐突にモノマネを披露するようなお茶目さがあったり、物事に動じないたくましさもあったり。こうした柔らかさ、上品さの中に見える芯の強さはまさにハマり役でした。『あなたの番です』(日本テレビ系)のミステリー小説好きでしっかり者の姉さん女房・菜奈さんも、イメージが近いですね。どちらもふんわりした優しさ・柔らかさがあるように見え、強く聡明で、部分的に強すぎてエキセントリックさを感じさせるような精神的タフさもある。いつまでも少女のような愛らしさゆえの妖精のような不思議感は、生と死の狭間を軽やかに飛び越えそうな雰囲気もありますし、そうした印象から傷ついた人々が現実を忘れ、苦々しい思いや辛い記憶などを置いてくることができる場所にピッタリなのかもしれません」(田幸氏) これまで、いい意味で視聴者の予想を裏切ってきたテレ東。今回の原田知世のママ役は、停滞するコロナ禍をほっこり照らす新機軸のドラマとなるかもしれない。 
2021.10.02 16:00
NEWSポストセブン
椎名桔平と原田知世
椎名桔平&原田知世が再婚秒読み 新生活に向けた“愛の巣”リフォームも完了
 熱愛スクープから約3か月。芸能界に生まれたビッグカップルの恋の行方に急展開だ。ほぼ同棲状態にあり、住居の劇的リフォームまでしていた。その裏にはある決意があったようで──。 夏の終わりを告げる寒気が東京を覆った9月上旬の夜のこと。マスク越しにも美男美女とわかる熟年カップルが、東京都内にある老舗焼き肉店を訪れた。座敷席に通されると、ごく自然に席の奥に男性が、手前に女性が座る。 何を言わずとも、女性がさっと手を挙げ店員を呼んで注文する様子は、まるで長年連れ添った夫婦のよう。行きつけの店なのだろう、注文を取りに来た店員とも仲よく話し、店を出る際も名残惜しそうに会話を楽しんでから、ふたり寄り添いながら家へと帰っていった──このふたり、椎名桔平(57才)と原田知世(53才)である。「緊急事態宣言中ということもあって、ノンアルコールビールでサクッと焼き肉を楽しんだようです。椎名さんが30年近く通っている店で、原田さんは椎名さんと交際を始めて何度か来るようになったそうですが、もうすっかり“なじみ客”になっているようですね」(ふたりの共通の知人) 今年6月に『FRIDAY』(講談社)が“焼き肉デート”を報じてから3か月近く、ふたりの交際はいたって順調のようだ。きっかけは2018年放送の『連続ドラマW 不発弾~ブラックマネーを操る男~』(WOWOW)での共演だった。「ふたりはこれが初共演。若い頃から原田さんの大ファンだったという椎名さんはかなり緊張気味でしたが、裏では共演する女優さんにまで『原田さん、本当にきれいだよね~』なんて話していました。彼はもともと運命論者ですから、原田さんと共演できたのも運命と感じて、一途な想いを深めていったようです」(ドラマ関係者) 椎名は2003年、世界的ファッションデザイナーの山本寛斎さん(享年76)の娘で女優の山本未來(46才)と結婚し、2010年には男児をもうけたが2019年に離婚。原田も2005年にイラストレーターのエドツワキ氏(55才)と結婚したが、2013年に離婚している。「椎名さんと原田さんの本格的な交際は今年に入ってからのようですが、ふたりの関係性はもう出来上がっているように見えますね。いい意味で気を使わず、ありのままでいられる関係なのでしょう」(芸能関係者) 冒頭の焼き肉店に向かう途中でも、ふたりの関係性が垣間見える。しきりにマスクの上から右ほほを押さえて歩く椎名と、寄り添う原田。やや不自然な様子だが、ふたりは焼き肉店に着く前に大型スーパーへ立ち寄った。「ふたりでマスクを選んでいたんですけど、レジに並んで会計を済ませたのは原田さんだけでした。椎名さんは外で悠々と待っていましたね。よく見たら椎名さんのマスクのひもがちぎれて、交換するために原田さんがひとりで購入したんだとわかりました」(居合わせた客) 原田の世話女房ぶりがよくわかる。8月下旬のある日、都内の高級スーパーでも、ふたりのこんな姿が目撃されている。「店内に原田さんと椎名さんがいたんですが、一緒にいるんじゃなくて、離れた位置で別行動をしていたんです。それなのに、『お肉はどうしようか』と電話越しで相談していて。周囲にバレないように警戒していたのでしょうけど、怪しかったし、オーラでわかります(笑い)」(別の居合わせた客) 別の日も、ふたりは椎名の愛車で自宅へ帰っている。そう、交際から1年足らずで、ふたりはほぼ同棲状態にあるというのだ。16年間の思い出と決別 ふたりの“愛の巣”は、椎名が前妻の山本との結婚時に購入した、都心の高級住宅地にある一戸建て。土地は約50坪で、地上2階地下2階の“3億円豪邸”だ。椎名は、この豪邸をリフォームしており、今年7月には工事が完了していたという。「原田さんとの再婚に向け、 ケジメをつけたかったのかもしれない」 とは別の芸能関係者。「16年間、山本さんと住んでいた家ですからね。椎名さんの子煩悩ぶりも有名で、2年前まで一緒に暮らしていた家族の記憶がしみついている。それを大幅にリフォームするということは、先のことを考えているからでしょう」 リフォームには、原田の要望も反映されているという。前出のふたりの共通の知人が語る。「地上2階、地下2階という変わった造りなので、原田さんを迎えるにあたり、大規模なリフォームが必要だったのでしょう。彼女は“奇跡の50代”といわれるほど、美容法にもこだわりがある。自宅でエクササイズもしたいでしょうし、そうしたスペースも確保したのかもしれません。コロナ禍で、ステイホーム中の交際開始でしたからね。自宅での生活を充実させたいというのは共通の思いだったようです」 そしてもう1つ、ふたりの人生観を変える、あるきっかけが新生活に向けたリフォームにも影響を与えているようなのだ。「3、4年前に互いの肉親を亡くしているんです。原田さんは長崎県、椎名さんは三重県と離れたところに実家がありますが、多忙の中、最期まで寄り添っていたと聞いています。年齢を重ね、自宅での生活に制限が出てくる親を間近で見てきたふたりだからこそ、老後も一緒に生活しやすい将来をイメージしたリフォームをしたのではないでしょうか」(前出・芸能関係者) 再婚は近そうだ。※女性セブン2021年9月23日号
2021.09.09 07:00
女性セブン
椎名桔平&原田知世に見る「元ファンの男性」との交際が上手くいく理由
椎名桔平&原田知世に見る「元ファンの男性」との交際が上手くいく理由
 芸能人とはいえども、元々は“ただの人”。多くのファンを抱える人気芸能人にも、誰かのファンだった時期はある。コラムニストで放送作家の山田美保子さんが、憧れだった芸能人と交際するに至った芸能人について分析する。 * * *おふたりがひとつ屋根の下で暮らし始めるのは時間の問題か「私が若いときに、もう原田知世サンというとですね、もう大変な、そういう人ですから、なるべく、そういうことを感じないように」「ぼくが20代のときに、あるオーディションを受けまして、その作品が原田サン主演の映画で、それのオーディションを受けて落ちましたんで。そのときにぼくが受かっていれば、若いときにお知り合いになっていた」「原田サンの美しさに魅了されながら、この現場を乗り切りました」 椎名桔平サン(56才)と原田知世サン(53才)の交際報道が出た翌朝、『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)がオンエアしたのは、2018年の『連続ドラマW 不発弾~ブラックマネーを操る男~』(WOWOW)のキャストが登壇したイベントの様子でした。 冒頭のコメントはすべて椎名サンのもの。内縁の妻役の原田サンから、「風邪ひかないようにね」とスーツの上にレディースの羽織ものをかけてもらう「とても印象的なシーン」で、とてもサマになっていた椎名サンを「さすが」と評した原田サンに対してもデレデレでした。『グッド!~』では流れませんでしたが、共演の黒木メイサさん(33才)が「原田サン、本当にきれいだよなぁ」と星野和成監督が話していたと明かすと、椎名サンは負けじと(!)「おれも言ったよね?」と隣にいる原田サンにアピールしたのだそうですね。メイサさんがイベント中ずっと、しょうがないわね~というカンジでクスクス笑っていらしたのは、椎名サンの“原田知世サン大好き”パワーがハンパなかったからなのでしょう。 おさらいですが、ホルモン焼きデートを写真週刊誌に撮られた椎名サンと原田サン。ベースボールキャップに短パンというラフなファッションの椎名サンからは、リラックスしていらっしゃる様子が見受けられますし、ベージュのワンピース姿の原田サンからは、ウキウキが感じられます。いうまでもなく、ホルモン焼きは焼肉以上の間柄。その昔、大ブームだった“もつ鍋”をつつきあうカップルに近いものがあるかもしれません。 食事の後、椎名サンのマンションにふたりで向かったとのことですから、原田サンが抱えていらした大きなスーツケースは“お泊まりセット”、あるいは、少しずつ“お引っ越し”を始めたのかもしれません。なんでも椎名サンはご自宅を大々的にリフォームされているそうですから、おふたりが本格的に、ひとつ屋根の下で暮らし始めるのは時間の問題なのでしょう。 一点だけツッコむとするなら、原田サンが離婚したのは2013年で、椎名サンが離婚したのは2019年。『不発弾~』の翌年です。すわ不倫? 略奪?という声が出たとしてもおかしくないのに、世間は祝福ムード。大人のカップルを応援されているかたたちがとても多いといいます。 理由としては、おふたりのイメージのよさでしょう。椎名サンはどんな現場でも兄貴的存在で、若手俳優さんを男っぽくリードしてくださると大評判。離婚、離婚と何度も書いて申し訳ありませんが、離婚なさってからの方が、あちらこちらから引っ張りだこという印象があります。 一方、原田サンは、若き椎名サンが魅せられた80年代前半からコンスタントにステキな活躍をされていますが、一昨年、『あなたの番です』(日本テレビ系)に出演されたのをきっかけに、お若い皆さんの評価が爆上がりしていらっしゃいます。“あな番”で原田サンの夫役だった田中圭サン(36才)は、2011年前期のNHK連続テレビ小説『おひさま』では息子役でしたからね。『時をかける少女』のときと変わらないとはさすがに言いませんが、『私をスキーに連れてって』あたりからは印象が変わらない。歌手としても私は原田サンが大好きで、大貫妙子サン(67才)作詞・作曲の『地下鉄のザジ(Zazie dans le metro』は、いまでも口ずさむほど大好きなんです。 カッコイイかたたちが組みたがるということでは小泉今日子サン(55才)と重なる部分もあるでしょうか。でも、小泉サンほど押しは強くないような。そこが“モテ”のポイントでしょう。 当然のことながら、美容にも気を使っていらして、流行りのアンティグラビティをなさっているそうです。原日出子サン(61才)が『ポイズ』(尿モレパッド)のCMで挑戦されている、天井から吊るしたハンモックを使うトレーニングですね。すごいです。ノスタルジックな気分と相まって、いっきに恋に落ちてしまう すごいと言えば、やはり椎名サンの「ファンだった」という熱き想いです。で、浮かんでしまったのは、松田聖子サン(59才)、堀ちえみサン(54才)、今井絵理子さん(37才)、高橋由美子サン(47才)らのお名前です。高橋サンはバツなしですが、ほかの皆さんは、2回目、3回目の伴侶として、「昔からファンだった」という男性を選んでいらっしゃいます。 椎名サンと原田サンについては、「3年間という長い時間をかけてコンタクトをとりあい、今年の年明けぐらいから真剣交際を始めたようです」との関係者のコメントが報じられていますね。ですが、松田聖子サン、今井絵理子さん、高橋由美子サンのケースは、相手男性に家庭がありながら、アッと言う間に燃え盛って、いっきに距離を縮めてパートナーになったという印象があります。 男性側のお気持ちはわからなくはありません。若い頃、「ファンだった」女性が突然、目の前に現れ、ダイレクトにコミュニケーションをとれることになった。一般のかたであれば、“芸能部”の第一線で活躍されてきた女性のオーラに、まずはメロメロになってしまうでしょう。 エネルギッシュで夢多き、若かりし頃の自分と、同時にノスタルジックな気分とが相まって、いっきに恋に落ちてしまう。さらには、なんとかして彼女のために人生を捧げたい、全力で守ってあげたいという気持ちになってしまうのかもしれません(特に今井絵理子さんのパートナーさんを思い浮かべながら書いています〈笑い〉)。 思えば、ネットでの卑劣すぎる誹謗中傷コメントに、ご本人よりも先に立ち上がった堀ちえみサンのご主人にも、もともと大ファンだったからこその強さを感じてしまいます。実際、お目にかかったことがありますが、懸命に闘病なさっている堀サンの傍らで本当に頼もしくて、おやさしい、素晴らしいかたなんですよ。 でも、女性側が男性芸能人のファンで、ある日、その対象が目の前に現れたとしても、男性のように盛り上がったりはしないように思います。芸能界でも、そういうパターンは聞いたことがありません。きっと男性の方がロマンチストなのでしょう。  この文脈でいうと、椎名桔平サンと原田知世サンは再婚コースを歩まれるように思います。女性をお姫様のように扱ってくれて守ってくれる“元ファン”の男性、買いですね。構成/山田美保子『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ!』(メ~テレ)、『アップ!』(同)、『バイキングMORE』(フジテレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。※女性セブン2021年7月15日号
2021.07.03 16:00
女性セブン
椎名桔平&原田知世熱愛と山寺宏一の年の差婚 ネットで反応の違いなぜ
椎名桔平&原田知世熱愛と山寺宏一の年の差婚 ネットで反応の違いなぜ
 6月の半ば、同年代2人の男性芸能人の熱愛と結婚が報じられた。1人は椎名桔平(56才)で、お相手は原田知世(53才)。もう1人は山寺宏一(60才)で、お相手は32才年下のタレント、岡田ロビン翔子(28才)。どちらもおめでたいニュースだが、ネットでは意外な現象が起きた。2人の熱愛報道に対する反応が対照的だったのだ。 椎名と原田の熱愛報道は18日発売の『フライデー』で報じられた。同誌は2人がホルモン焼き店でデートする姿をキャッチ。一方の山寺は14日、ツイッターで入籍を報告した。椎名と原田に対しては、「大人のカップル いいと思います」「めちゃくちゃお似合いだと思う」「同年代同士の熟した大人のお付き合い素敵でいいじゃないですか」 といった好意的な声が寄せられたが、山寺に対しては、「山ちゃん、若い子好きだね~」「うーん、2回離婚となると結婚には向いてないのでは」「親子と言ってもいいくらいの差。声優と元アイドルとの組み合わせも意外だった。お互いが幸せならいいんだけどね」 など、やや引いたようなコメントが少なからず寄せられる事態に。もちろん祝福の声もあるが、どこか冷ややかな反応が目立った。これについてネットニュース編集者はいう。「他人事とはいえ、山寺さんの結婚相手の年齢は半分以下。しかも2度の離婚歴があるため、どうしても“色眼鏡”で見ざるを得なかったのでしょう。おまけに前妻の関係者が『うわ…やっぱりね…最低…』とツイートしたところ、前妻が『いいね!』を押すという騒動も発生。これが山寺さんの入籍と関係があったのかどうかは不明ですが、これも微妙な反応を引き起こしました。 さらに、椎名桔平さんと原田知世さんの熱愛報道が重なったこともタイミングが悪かった。同年代の相手を選ぶケースのほうが多いですから、年の差婚は余計に“悪目立ち”したのでしょう」 実際、椎名と原田の記事のコメント欄には、「いい歳したおじさんが20代の人と付き合ったり結婚してる人とは大違い」「20も30も歳下の女性ではなく、同世代を選ぶ椎名さんに好感が持てます」「チャラチャラ若い女性を追いかけない椎名桔平さんの好感度が急上昇!!」 といった、山寺を意識したような声が多数登場。ある意味、山寺が引き立て役となって、椎名と原田の株は大いに上がったとも言えそう。ベテラン芸能記者の石田春男氏は、こう分析する。「椎名と原田は2人ともバツイチですが、共にこれといったスキャンダルが報じられたことはなく、俳優として数々の賞を受けていて、仕事ぶりも堅実。WOWOWのドラマで共演したのが交際のきっかけだったようですが、クールな雰囲気には共通するものがあり、まさに作品から抜け出たようなお似合いカップルです。 2人がデートで向かった先がホルモン焼き屋さんだったことも、印象が良かったのは間違いないでしょう。もし行き先が三ツ星レストランだったりしたら、『やっぱり芸能人は違うわ』と、白けてしまったかもしれませんし、『口説いてるだけ』『仕事の話をしただけ』という印象を持ったかもしれない。 けれども庶民的な店で食事をする姿は、『付き合っている』という印象を抱くには十分ですし、華やかな芸能界で長く活躍してきた2人が肩の力を抜いて付き合う様子に、熟年カップルの1つの理想を見たのではないでしょうか。酸いも甘いも噛み分ける年齢の2人が、ようやく理想の相手に巡り会えたことを微笑ましく感じた人が多かったようです」(石田氏) 2組のカップルが今後どのような人生を歩むかは、本人さえ分からないはず。数年後には、「山ちゃん、あの時結婚して良かったね」という声が溢れているかも?
2021.06.22 07:00
NEWSポストセブン
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昭和女性ポップス座談会・前編 半田健人が選んだ「先駆者的」名曲
 近年、海外の音楽ファンから注目されているのが、1970~1980年代に日本の音楽シーンを席巻した「シティポップ」だ。中でも、竹内まりや『PLASTIC LOVE』(1984年)や松原みき『真夜中のドア~stay with me』(1979年)といった女性アーティストによる楽曲の人気が高い。 そこで、昭和ポップスをこよなく愛する、俳優・歌手の半田健人さん、昭和歌謡ライターの田中稲さん、ウェブサイト『昭和ポップスの世界』を運営するさにーさんに、「昭和女性ポップス・マイベスト10」をセレクトしてもらった。そのランキングを受けての座談会を開催。まずはそれぞれの6位から10位を紹介する。■半田健人さんの「昭和女性ポップス」マイベスト101位:伊東ゆかり『グリーン・ジンジャー・フライング』(作詞:ジェリー伊藤、作曲・編曲:東海林修/1971年)2位:弘田三枝子『マイ・メモリィ』(作詞・作曲:弘田三枝子、編曲:鈴木宏昌/1977年)3位:いしだあゆみ『バイ・バイ・ジェット』(作詞:橋本淳、作曲:細野晴臣、編曲:萩田光雄、細野晴臣/1977年)4位:和田アキ子『私夢を見るの』(作詞・作曲:石津善之、編曲:馬飼野俊一/1973年)5位:あべ静江『長距離電話』(作詞:藤公之介、作曲:佐藤健、編曲:林哲司/1977年)6位:小川知子『別れてよかった』(作詞 : なかにし礼、作曲・編曲 : 川口真/1972年)6位:由紀さおり『ヴァリーエ』(作詞:山上路夫、作曲:S・リタルド、編曲:渋谷毅/1971年)6位:麻生よう子『逃避行』(作詞:千家和也、作曲:都倉俊一、編曲:馬飼野俊一/1974年)6位:岡崎友紀『グッドラック・アンド・グッドバイ』(作詞・作曲:荒井由実、編曲:萩田光雄/1976年)6位:桑江知子『Mr.Cool』(作詞:佐藤奈々子、作曲・編曲:小林泉美/1980年)【プロフィール】半田健人さん/俳優・歌手。1984(昭和59)年生まれ。『仮面ライダー555』(テレビ朝日系)で初主演。2014年に『せんちめんたる』をCD&LP同時発売。2017年全曲自宅録音『HOMEMADE』リリース。作曲家、タレントとして活動。ラジオ『林哲司・半田健人 昭和音楽堂』(SBS静岡放送、日曜21時~21時30分)に出演中。■田中稲さんの「昭和女性ポップス」マイベスト101位:岡田奈々『青春の坂道』(作詞原案:中司愛子、作詞:松本隆、作曲:森田公一、編曲:瀬尾一三/1976年)2位:和田アキ子『古い日記』(作詞:安井かずみ、作曲・編曲:馬飼野康二/1974年)3位:五輪真弓『恋人よ』(作詞・作曲:五輪真弓、編曲:船山基紀/1980年)4位:谷山浩子『まっくら森の歌』(作詞・作曲:谷山浩子、編曲:乾裕樹/1985年 NHK『みんなのうた』初出)5位:大貫妙子『黒のクレール』(作詞・作曲:大貫妙子、編曲:坂本龍一/1981年)6位:泰葉『フライディ・チャイナタウン』(作詞:荒木とよひさ、作曲:海老名泰葉、編曲:井上鑑/1981年)7位:山口百恵『絶体絶命』(作詞:阿木燿子、作曲:宇崎竜童、編曲:萩田光雄/1978年)8位:大場久美子『エトセトラ』(作詞:小林和子、作曲・編曲:萩田光雄/1978年)9位:中島みゆき『ファイト!』(作詞・作曲:中島みゆき、編曲:井上堯之/1983年)10位:高田みづえ『硝子坂』(作詞:島武実、作曲:宇崎竜童、編曲:馬飼野康二/1977年)【プロフィール】田中稲さん/昭和歌謡ライター。1969(昭和44)年生まれ。大阪を拠点に活動する昭和歌謡ライター。ほかにも、ドラマ、NHK紅白歌合戦、懐かしブームなども得意テーマとしている。著書に『昭和歌謡 出る単 1008語』(誠文堂新光社)など。CREA WEBにて『田中稲の勝手に再ブーム』、DANROにて『いつも心にぼっち曲』を連載中。■さにーさんの「昭和女性ポップス」マイベスト101位:和田アキ子『あの鐘を鳴らすのはあなた』(作詞:阿久悠、作曲・編曲:森田公一/1972年)2位:岩崎宏美『思秋期』(作詞:阿久悠、作曲・編曲:三木たかし/1977年)3位:ペドロ&カプリシャス『ジョニィへの伝言』(作詞:阿久悠、作曲・編曲:都倉俊一/1973年)4位:ちあきなおみ『夜へ急ぐ人』(作詞・作曲:友川かずき、編曲:宮川泰/1977年)5位:しばたはつみ『マイ・ラグジュアリー・ナイト』(作詞:来生えつこ、作曲:来生たかお、編曲:林哲司/1977年)6位:渡辺真知子『かもめが翔んだ日』(作詞:伊藤アキラ、作曲:渡辺真知子、編曲:船山基紀/1978年)7位:大橋純子『サファリ・ナイト』(作詞:竜真知子、作曲・編曲:佐藤健/1978年)8位:原田知世『天国にいちばん近い島』(作詞:康珍化、作曲:林哲司、編曲: 萩田光雄/1984年)9位:河合奈保子『ラブレター』(作詞:竜真知子、作曲:馬飼野康二、編曲:若草恵/1981年)10位:能瀬慶子『アテンション・プリーズ』(作詞:喜多條忠、作曲:浜田省吾、編曲:船山基紀/1979年)【プロフィール】さにーさん/1992(平成4)年生まれ。1970〜1980年代のヒット曲の情報サイト『あなたの知らない昭和ポップスの世界』を運営。昭和ポップスの魅力を伝えるため、ラジオやテレビにも出演。『らじるラボ』(NHKラジオ第1)で、『さにーのZOKKON!昭和ポップス』(毎月第2・第4金曜午前10時半~11時)を担当。──今回は赤い鳥『翼をください』が発売された「1971年以降の昭和女性ポップス」を条件に各自、ベスト10を選んでいただきました。まずはそこから……。半田:その前に、ぼくに1970年に発売された作詞家・安井かずみさんの『ZUZU』というLPをぜひ紹介させてください! これが、ハイパーアルバムなんですよ、ぼくの中で。おふたりは聴いたことはありますか?田中:いいえ。ただ、安井かずみさんは好きなのですごく興味あります!半田:このLP、安井さん自身が作詞と歌唱を、作曲や編曲は、かまやつひろしさん、沢田研二さん、日野皓正さんなど、安井さんの友達12人が手掛けたものです。1曲目からボサノバ調で力が抜けていてしゃれた歌。はっきり言って、このLPは“ユーミンよりも早いユーミン”。これこそシティポップ、日本のポップスの礎というべき隠れた名盤だと思うのです。──1970年にこんな隠れた名盤があったんですね。半田:隠れた名盤といえば、あべ静江さんの『TARGET』(1976年)や、いしだあゆみさんの『アワー・コネクション』(1977年)は、歌謡畑の人がポップスに挑戦したLPです。──昭和女性ポップスの世界は、シティポップ以外にもいろいろあって深いですね。早速、6~10位を見ていきましょう。半田:実は、今回はほかの人とかぶらぬよう「スタート地点は歌謡曲ながら、時代によってポップスにチャレンジした先駆者」という視点で選びました。そのため、6~10位の5曲は同率6位です。 まず、小川知子さんの『別れてよかった』(1972年)は、サウンド的にA&M音楽(※1)を志向した曲です。作曲・編曲の川口真さんは、ヨーロッパ系の要素を歌謡曲に取り入れた先駆者で、ウイスパー系で囁くように歌わせています。ジャンルレスと評価される金井克子さんの『他人の関係』(1973年)の下敷きになったのでは?と、ぼくは勝手に推察しています。【※1/A&Mレコード」は、アメリカのトランペット奏者で音楽プロデューサー 、ハーブ・アルパートらが設立したレコードレーベル。深夜ラジオ『オールナイトニッポン』のオープニング曲のような、アメリカ音楽とメキシコ音楽を合わせたような曲調が特徴】 由紀さおりさんの『ヴァリーエ』(1971年)では、すごくかわいらしい声が印象的。歌謡曲とは違う発声法をする点がさすがです。最近では斉藤和義さんの『歌うたいのバラッド』(1997年)もカバーしているほど、由紀さんはジャンルレスです。 麻生よう子さんの『逃避行』(1974年)は作曲の都倉俊一さんの存在が大きい。和製カーペンターズというか……カーペンターズの『Close to you(遥かなる影)』(1970年)をどこか彷彿させます。 桑江知子さんは好きな歌手の1人で、特に『Mr.Cool』(1980年)は本当にメロウ。いまのシティポップファンにも受け入れられるクオリティーです。 岡崎友紀さんの『グッドラック・アンド・グッドバイ』(1976年)は、言わずと知れたユーミン提供のオリジナル曲。彼女の手にかかるとすべてがポップスになる。ユーミンの天性の音楽性も大きいですね。田中:私の10位、高田みづえさんの『硝子坂』(1977年)は、よく行くバーの外国人客に大人気で、ジュークボックスでかかると、最高に盛り上がるそうで、とても興味深くて。半田:何が外国人ウケするか、わからないからね。田中:9位は中島みゆきさんの『ファイト!』(1983年)。この歌を聴いて号泣した人を近くで見たことがあって、そのとき、歌の力を見せつけられたのが選んだ理由です。半田:暗い歌い始めからの盛り上がりがすごい。ただ、ポップスの印象からはいちばん遠いかもしれませんね。──中島みゆきさんは、1975年に『時代』で「ポプコン」(※2)から出てきたので、ポップスと捉えていいと思います。半田:そうか、ポピュラーソングコンテスト出身ですね。【※2/「ポプコン」とは、『ヤマハポピュラーソングコンテスト』のことで、1969年から1986年まで行われた、ヤマハ音楽振興会主催のポピュラー音楽の作品コンテスト】田中:8位が大場久美子さんの『エトセトラ』(1978年)。歌唱力はともかく声がかわいい! 「出る音程を使って、素材の素晴らしさをおいしく料理しましょ!」と、プロの作家たちが全力を出したらこうなるという曲。タイトルも、ちょっと舌っ足らずな感じがアイドルとの相性抜群ですね。半田:マニアな視点ですね。田中:7位が山口百恵ちゃんの『絶体絶命』(1978年)。“歌ってドラマなんだな~”と思った曲。最初、女性のけんかから始まり、男性が来て、最後は主役が負ける(笑い)。さにー:その3人のドラマを2分50秒しかない中で作れるのがすごいです。田中:長男の三浦祐太朗さんに、男性を奪い取った方の女性のスピンオフ曲を歌ってほしいですね。 6位の泰葉さんの『フライディ・チャイナタウン』(1981年)は、出だしのインパクトだけで絶対売れると思った名曲です。半田:すごくいいイントロとアレンジで、井上鑑さんは、この年『ルビーの指環』も手がけていて、編曲者として脂が乗り切っていた時期ですね。さにー:では、私の10位は、能瀬慶子さんの『アテンション・プリーズ』(1979年)。これは編曲がすごい。後ろで細かい音がたくさん鳴っていて、キラキラしているところが好きなんです。半田:編曲家の中でも船山基紀さんは、物足りない歌に化粧させたら業界ナンバー1!田中:今回知ったんですが、作曲が“浜省”なんですか?半田:そう。浜田省吾さんって、自分が売れる前に楽曲提供が多かったですからね。さにー:“アイドル最高峰曲”を入れたくて思いついたのが、9位の河合奈保子さんの『ラブレター』(1981年)です。曲調も歌詞も、どストレートにアイドルソング。これを歌のうまい奈保子さんが歌うと完成され、無敵のアイドルポップスになる。 次の8位が、原田知世さんの『天国にいちばん近い島』(1984年)。これはカラオケで歌うと、サビで涙があふれる。好きな理由がいちばん説明しにくい曲です。半田:ぼくも似た経験をしたことがあります。サビにきた途端、グッとくるんだよね~。この曲はAメロがメジャーキーなんだけど、サビで転調してマイナーになる。さにー:なるほど。7位は大橋純子さんの『サファリ・ナイト』(1978年)。大橋さんはどうしても入れたくて、曲で悩みました。都会に生きる男女の悲哀を歌った中でも、この曲は、最先端の都会をサファリとしたところがものすごいなと思って。そして、6位が渡辺真知子さんの『かもめが翔んだ日』(1978年)。田中:いいよね、この曲。さにー:この曲って、真知子さんじゃなければ成立しないかなと思って選びました。天性の明るい真知子さんの声に、潮風を感じ、海を感じるんですよね。なぜか。田中:そう。まさに真知子さんならでは、ですよね。取材・文/北武司 撮影/浅野剛※女性セブン2021年5月20・28日号
2021.05.10 16:00
女性セブン
(C)2019日本すみっコぐらし協会映画部
大人男子も号泣『映画すみっコぐらし』 切なさがハンパない
『映画 すみっコぐらし』が大人気だ。11月8日の公開以来、2週連続邦画1位、動員は33万人を超え、興行収入も4億円を突破している。子ども向けと思われそうなわずか65分の可愛らしいアニメーション映画だが、意外にも大勢の大人、しかも男性までもが涙している。いったいなぜなのか──。自身も“すみっコファン”だという作家の内藤みか氏が分析した。 * * * 11月16日土曜日。580席定員のスクリーンが満席状態の新宿の上映館で『映画すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』を鑑賞した。大学生の息子が「すごく人気で泣けるらしいのでどうしても観たい。でもひとりじゃ行きづらいから一緒に行ってほしい」と言うので付き添った。 場内には親子連れのほかに、女性同士やカップル、それからおひとりさまの女性客の姿も目立つ。上映前にのぞいたグッズコーナーはほぼ完売状態で、すでに棚が空っぽだった。 そして映画がクライマックスにさしかかると、その切なさに感極まったのか、まず、子どもが大きな声で泣き始めた。普通の泣き声ではない。ほんとうにつらそうに悲しそうに、大号泣しているのだ。それを皮切りにあちこちでも子どもたちが泣き始め、私の隣の一番すみっこの席に一人で座っていたお姉さんもハンカチを目に当てている。いろいろなところで大人が鼻をすする音が聞こえる。私も泣いた。エンドロールが涙でかすんでよく見えないほどだった。◆もともとせつないキャラクター設定 記事を書いている私自身、もともと「すみっコぐらし」のファンで、以前より「すみっコぐらし展」や期間限定の「喫茶すみっコ」にも足を運んでいる。すみっこにいると落ち着くという、ちょっと訳ありのキャラクターたちの設定にも心を鷲掴みされた。 食べられなかったエビフライのしっぽや、飲み残されたタピオカの粒などがすみっこに集まってひっそりと暮らしている姿はとても可愛くてどこか切ない。 日本人は、隅の席から埋めていくという習性がある人が多い。隅で目立たずにしているほうが楽なのだ。その感性にこのキャラクターたちがフィットしたのだろう。私もそのひとりだ。世の中でひっそりと自分なりに生きているキャラクターたちのささやかなありのままの姿に胸を打たれたのだ。それなのに、映画は、彼らにさらなる切なさを突きつけてきたのである。◆すみっこ感が倍増するストーリー展開 映画では、すみっコたちが絵本の世界に入り込む。そこでは映画限定キャラクターらしい、ひよこが登場する。ひよこもまたすみっコの存在だ。「どこからきたのか、自分がだれなのかもわからない、ひとりぼっちのひよこ」という設定だ。少し灰色で何かを訴えかけてくるようなつぶらな瞳のこのコのお家をみんなで探してあげる物語なのである。 ひとりぼっちのひよこを物語にプラスしたこの脚本は秀逸だった。なにしろすみっコたちのすみっコ感が一層際立ち、ひよこが現れただけでも胸が締め付けられるような思いがしたからだ。 そして彼らはひよこの寂しさに共鳴し、献身的にお家を一緒に探しまわる。それは、正義感や単なる優しさから生まれた行動ではない。彼らもまたひとりぼっちのつらさを知っているからにほかならない。◆最後の最後までことごとく泣かせる演出 多くの子ども向けアニメーションで、最も哀しいもののひとつとして挙げられるのは『フランダースの犬』だ。報われないネロとパトラッシュの姿に大きなショックを受け、涙した人は少なくないだろう。 しかし『映画 すみっコぐらし』の涙はそれとは少し違う。切なくてたまらないのだけれど、なぜか心が温かくなるのだ。ちっちゃな彼らがお互いを思い合い、懸命に支え合う姿はとても美しく、スクリーンで輝いていた。 すみっコファンの私は、すみっコたちが頑張っているだけで、涙目ものである。それなのに、ストーリーは「すみっコ感」「ぼっち感」をこれでもかとこちらに連打し、涙を煽ってくる。最後の最後まで一切手を抜かず、すみっコたちの表情も、セリフも、音楽も、エンドロールに至るまで、すべてにおいて泣かずにはいられない素晴らしいバランスで仕上がっていた。◆男性にも広がる人気 私の息子は帰宅してからもう何日も、この映画のテーマソング(原田知世さんの『冬のこもりうた』)を聴き続け、余韻に浸っている。私も今でもひよこを思い出すだけで胸が熱くなる。とても引きずる映画なのだ。 息子のようにすみっコが気になる男性は多いらしく、11月13日には男性限定上映会も開催され、満席だったという。息子の友達の理系大学生達もこの映画を観に行きたいと言っているそうなので、ブームは男性も巻き込みしばらく続きそうだ。 自分はひとりぼっちだという感覚、それをこの映画は目一杯刺激してくる。それはすみっコファンのみならず、多くの人がどこかに抱えている感覚なのだろう。普段はあまり考えないようにしているこの切ない部分がじわじわと刺激されるので、泣かずにはいられないのではないだろうか。 上映館が少なく、平日でも満席になるほどの人気なので、これから観に行く予定の人は、事前に座席予約を済ますことと、ハンカチを忘れないことを、お伝えしておきたい。
2019.11.23 07:00
NEWSポストセブン
『あな番』、盛り上がる黒幕予想 結末へ制作側への期待とは
『あな番』、盛り上がる黒幕予想 結末へ制作側への期待とは
 毎週、驚くべき展開によってSNS上などで盛り上がりを見せる連続ドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)。終盤に突入し、「結末へのハードルは上がっている」と指摘するのがコラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんだ。そんななかで、制作サイドに求められていることとは? 木村さんが解説する。 * * * 7月スタートの夏ドラマが佳境に入っている中、現在最も注目を集めているのは、4月から2クール連続放送している『あなたの番です』。放送前後にSNSへの書き込みが殺到しているほか、黒幕予想ページや「あなたの番です考察」ハッシュタグが飛び交い、ユーチューバーが考察トークライブを企画するなど、どの新作ドラマよりも盛り上がりを見せています。 あらためて4月のスタート時を振り返ると、「2クール連続放送」「30人超の俳優が出演」「毎週誰かが死ぬミステリー」という大がかりな仕掛けに、「無謀すぎる」「絶対に失敗する」という声があがっていました。 実際、序盤は視聴率6%台に低迷し、酷評も少なくありませんでしたが、中盤に入ると視聴率は10%前後を記録し、ネット上には熱狂的な声が続出。スタート時の大がかりな仕掛けに加えて、ダブル主人公の1人だった手塚菜奈(原田知世)が殺され、新たなイケメンバディ・二階堂忍(横浜流星)を投入するなどの思い切った策を次々に投入したことが功を奏しました。 終盤に突入した今、「どんな終わり方をするのか」という視聴者の期待感はピークに達しています。これ以上ないほどの大風呂敷を広げた結果、結末へのハードルは上がる一方。だからこそ制作サイドには、何が求められ、何をしてしまうと批判を受けるのでしょうか。◆ミステリーで「これだけはダメ」な5つの結末 まず何が求められているのか? ミステリーを手がける上で、「制作サイドに課せられる最低限のマナー」と言われているのは、最終回の放送終了後に、すべての謎が解けていること。 ここまで制作サイドは、30人超の主要キャラを用意し、全員に謎や問題行動などの怪しいところを入れました。つまり、黒幕はもちろん、それ以外の各キャラについても、謎や問題行動の理由を明らかにすることが求められています。 ただ、制作サイドにしてみれば、各キャラの謎や問題行動を早めに明かすと、黒幕ではないことがわかってしまい、黒幕候補が減ってしまうのがつらいところ。「ギリギリまで多くのキャラに怪しさをまとわせて視聴者に推理する楽しみを与えつつ、最終回が終わるまでに、謎や問題行動の理由を明かさなければいけない」という難しさを抱えているのです。 さらに制作サイドにしてみれば、「視聴者の考察合戦が想像以上に盛り上がった」という、うれしい誤算が発生しました。考察の中には、制作サイドが「驚かされる」と語っているように、用意していた脚本・演出にない説もあり、もはや「すべての説を回収しきれない」という状態になっているようです。それでもここまで考察合戦が盛り上がっている以上、「できるだけ視聴者の説を解明してモヤモヤを残さない」という努力が求められているのは間違いありません。 一方、何をすると批判を受けるのか? 現時点で最も危惧されているのは、ミステリードラマフリークの中で「これだけはダメ」とタブー視されている、「二重人格だった」「双子だった」「夢や妄想だった」「終盤まで未登場の人物が犯人だった」「続きは続編で」の5つ。 特に2年前に放送され、同じ秋元康さんが企画・原案として関わった『愛してたって、秘密はある。』(日本テレビ系)の「主人公が二重人格だった」という結末は、いまだに議論の対象となっているだけに、これだけは避けなければいけないでしょうし、幸いにも鈴間広枝プロデューサーはこの説を否定しています。 また、視聴者の考察合戦が盛り上がっているからこそ、「序盤、中盤の段階で最も浮上した“〇〇犯人説”が正解ではないほうがいい」のもセオリーのひとつ。ちなみに現在最も多く見られるのが、“黒島沙和(西野七瀬)犯人説”ですが、制作サイドにはこのような「多くの人々が序盤、中盤で分かってしまうような結末を避ける」ことが求められているのです。 その他で目立つのは、「“反撃編”のメインビジュアルに犯人がいる」という説。メインビジュアルには、手塚翔太、手塚菜奈、二階堂忍、黒島沙和、田宮淳一郎(生瀬勝久)、榎本早苗(木村多江)の6人が映されていますが、ここまで大風呂敷を広げてハードルを上げた以上、「この中に黒幕はいた」という単純な結末を上回ることが期待されています。◆長編ミステリーの今後を占う責任は重大 そもそも『あなたの番です』は、「連続殺人を起こしながら、数多くの怪しい人を終盤まで残しておかなければいけない」というジレンマを抱えた作品であり、それでいて「2クールに渡って視聴者を楽しませなければいけない」のですから、難易度は他ドラマの数倍高いと言っていいでしょう。 その点、当作は「毎週ラスト数分間で衝撃を与えて、次週への期待感を高める」という連ドラならではの魅力に加え、袴田吉彦さんを本人役で登場させて不倫ネタでイジる、清純派アイドルだった西野七瀬さんに「二階堂さんがしたいこと、されたいです」というセリフを言わせるなどのサービス精神が旺盛。 さらに、手塚翔太(田中圭)が歌う挿入歌『会いたいよ』に合わせて「殺された大切な人のことを思う」切ないシーンでホロリとさせるなど、緩急織り交ぜた構成で視聴者を飽きさせることなく終盤に持ち込むなど、スタッフの仕事ぶりが光っています。 本来、『あなたの番です』のような長編ミステリーは連ドラの華でした。しかし、2010年代に入ると、視聴率の取りやすい一話完結のミステリーばかりになって、視聴者の得られるカタルシスはスケールダウン。長編ミステリーのようなスケールの大きな物語は年2~3本程度まで激減していました。 それだけに「長編ミステリーの今後を左右する」という意味でも、『あなたの番です』にかかる期待は大きく、多くの視聴者を納得させる結末が待望されているのです。【木村隆志】コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月20本超のコラムを提供するほか、『週刊フジテレビ批評』などの批評番組に出演。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動している。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』『独身40男の歩き方』など。
2019.08.18 07:00
NEWSポストセブン
素顔は“硬派”だという横浜
空手世界王者だった横浜流星、今後もっと強くなると太鼓判
 マンション内で次々に殺人事件が起こる『あなたの番です』(日本テレビ系)の第10話(6月16日放送)は視聴者に衝撃を与えた。「ナレーションも務めていた主演の原田知世さん(51才)が殺されたラストに驚いた視聴者は多かった。このドラマは半年間放送される“2クールドラマ”。6月30日からの第2章では、反撃編として新しい展開が始まりますが、さらなるサプライズが用意されています」(日本テレビ関係者) 第2章の鍵を握るのが、横浜流星(22才)演じる、AIの研究をする大学院生だ。原田の“夫”役の田中圭(34才)のバディとなり、真相解明に当たる。後半からの準主役は異例の抜擢だが、彼の人気を考えれば、納得だ。 横浜は今年初頭のドラマ『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)で、髪をピンクに染めた高校生役を好演してブレークした。3月出版の写真集『流麗』も6万部を突破。見事な腹筋を披露して表紙を飾った6月5日発売の『an・an』は、予約開始と同時に注文が殺到し、異例の完売状態にもなった。「『あなたの番です』の準主役への抜擢は、横浜ファンであるプロデューサー自らがオファーしたそうです。日テレは横浜を囲い込もうと必死。ドラマの出番も大幅に増えたという話です。朝の情報番組『ZIP!』では、6月限定の金曜情報パーソナリティーとして迎え入れています」(前出・日本テレビ関係者) 細マッチョな体の秘密は、小学2年生の時に始めた極真空手にある。横浜は、中学3年生の時に「2011第7回国際青少年空手道選手権大会」の13・14才男子55kgの部で優勝し、その後も高校1年の時には国際大会で3位に入賞するなど、成果を挙げている。小学生時代からの横浜をよく知る道場関係者が明かす。「小学6年生の時にスカウトされ、芸能事務所に所属した流星くんですが、極真空手の上位者としても知られています。彼が通う道場は大会入賞常連で、代表になるのもなかなか大変なレベルの高いところ。芸能活動との両立は大変そうだったけど、休まず頑張っていました」 ピンク髪の高校生のイメージが強いが、実際の横浜はかなり硬派だという。「世界王者になった中学時代はテクニックがうまいというより、根性丸出しのいい意味で古いタイプの選手でした。今はクールに見えますが、当時は努力を重ねる熱血漢という印象。女性ファンは昔から多かった。さすがに多忙なので、最近は道場に通えていませんが、努力を惜しまないし、今後ももっと強くなることは間違いがありません」(前出・道場関係者) 男臭い横浜も見てみたい。※女性セブン2019年7月4日号
2019.06.20 07:00
女性セブン
原田知世、三上博史…トレンディ俳優が今、再び脚光のワケ
原田知世、三上博史…トレンディ俳優が今、再び脚光のワケ
 今期のドラマを見ながら、「懐かしい」と思っている世代の人もいるのではないか。というのも、バブル経済の真っただ中にトレンディドラマで活躍した俳優が多く出演しているのだ。その背景についてコラムニストのペリー荻野さんが解説する。 * * * さて、世の中の田中圭ファンは、このドラマを歓迎しているんでしょうか? つい問いかけたくなる『あなたの番です』(日本テレビ系)。 あるマンションの住人たちがふざけて始めた「交換殺人ゲーム」に従って(?)、本当に次々人が死んでいくという恐ろしい展開のこのドラマ。田中圭は、新婚カップル、手塚菜奈(原田知世)の夫・手塚翔太役でW主演している。あれ? 原田知世といえば、朝ドラ『半分、青い。』では、谷原章介の妻で、佐藤健のお母さんでしたよね? それが田中圭と新婚? そうです。この夫婦は、妻が49歳、夫が34歳の年の差カップル。 いつも「翔太くん」「菜奈ちゃん」と呼び合い、事件の緊張感が高まる中、妻が「気をつけてね」と心配すれば、夫は「菜奈ちゃんもね」と見つめ合って、玄関でチュー。食事をすれば「食欲の次は」と夫が妻を追いかけてベッドーGO! これだけわかりやすいいちゃいちゃシーンも今どき珍しい。田中圭ファンのみなさんの心中は如何に!? 原田は1987年にはトレンディ映画とも呼ばれた『私をスキーに連れてって』、1989年には『彼女が水着にきがえたら』に主演。昭和、平成、令和と時をかけて主演を続けている。 原田だけでなく、最近のドラマを見ていると、「バブル期の俳優たちは強い」ことがよくわかる。『私をスキーに~』の相手役だった三上博史は、現在、『日曜劇場 集団左遷!!』(TBS系)で、福山雅治を締め付けている。『集団左遷!!』第3話には、バブル期トレンディドラマの女王とも言われた浅野ゆう子がビューティサロンの女性社長役でゲストに。あまりの迫力に福山ら銀行マンたちもうっかり巨額融資してしまいそうであった。 また「24時間戦えますか」というバブル期を象徴する名キャッチコピーの栄養ドリンクCMで一世を風靡し、ドラマ『日本一のカッ飛び男』などに出演した時任三郎も、今期、山下智久主演の『インハンド』(TBS系)でカギを握る研究者役で出演。7月からの新月9ドラマ『監察医 朝顔』(フジテレビ系)では、上野樹里演じる監察医の父役だ。 そして、驚いたことに16日に放送される武田鉄矢主演『水戸黄門』(BS-TBS)は浅野温子がゲスト。バブル期に浅野ゆう子とともにW浅野の名で注目された浅野温子が、『101回目のプロポーズ』(フジテレビ系)で武田鉄矢と共演したのは1991年。武田がトラックの前に飛び出し「僕は死にましぇーん」と、彼女に思いを伝えるシーンは語り草だ。後に『101回目のプロポーズ』が時代劇舞台になって博多座で上演されたときには、腰が抜けそうになった(そして観に行った)が、ドラマでの共演は『水戸黄門』が28年ぶりという。 バブル期の俳優の強さはどこにあるのか。一番大きいのは、やはり圧倒的な知名度である。バブル期までは、十代から二十代、三十代、その親世代までドラマ出演俳優の顔や名前をみんなが知っていたのだ。現在のように新進の劇団系や若手お笑い系など、知る人ぞ知る出演者、親世代にはほぼ判別不可能な出演者による深夜ドラマなどはほとんどなかった。 バブル期の俳優が出ることで、人口が多い当時のドラマ視聴者世代にはおなじみ感が持ってもらえるし、敷居が低く感じられることは事実。鉄矢は老けたけど、浅野温子は変わってないわ~。放送前からバブル期視聴者のこんな声が聞こえてきそうである。
2019.06.16 07:00
NEWSポストセブン
美人姉妹を大研究(Getty Images/時事通信フォト)
芸能界・スポーツ界の姉妹は“妹優位”という説は本当か
 芸能界やスポーツ界の姉妹は、妹のほうが大成する──。巷に囁かれているこの説は本当なのか。国際基督教大学教養学部元教授の磯崎三喜年氏(社会心理学)はこう話す。「概して姉は大事に育てられ、親からの期待や注目を集めます。その環境下で、妹はどうやって注意を引こうかと考える。そのため、姉は慎重になりがちですが、妹は思い切りよく変化する勇気を持っている。型破りな性格がこの2つの分野では生きてくるのです」 芸能界デビューした姉妹を見ると、原田知世(姉・貴和子)や松たか子(姉・松本紀保)、上野樹里(長姉・DJ SAORI、次姉・まな)、有村架純(姉・藍里)など、女優は特に“妹優位”の傾向が強くなる。 磯崎氏の言葉を裏付けるように、当代随一の人気姉妹である広瀬アリス・すずは雑誌の対談でお互いをこう語っている。〈すず:お姉ちゃんは考えて考えて……ってタイプ。(中略)アリス:すずは直感型〉 歌手では、岩崎宏美と良美、中山美穂と忍のように、一見“姉優位”にも見えるが、妹も負けじと存在感を出している。芸能論家の宝泉薫氏が分析する。「女優はいろいろな役柄をこなせるし、違う味を出しやすい。一方、歌手は声が似ているし、どうしても二番煎じに見られてしまう。差別化に苦労するため、先に世に出た姉のほうが有利になります。しかし、岩崎良美も中山忍も、女優業をきっかけに新境地を開拓しました」 良美は歌手デビューから4年後の1984年、ドラマ『スクール☆ウォーズ』でラグビー部のマネージャー役に。このときの演技が評判を呼び、翌年には『タッチ』という大ヒット曲を生んだ。忍は1988年に歌手デビューしたものの、実質2年間で歌手活動休止。1990年代から女優業に絞ると、現在では“2時間ドラマの新女王”と呼ばれるまでに成長した。◆スポーツ界はどうなっているか スポーツ界に目を移しても、傾向は変わらない。テニスの大坂まり・なおみ、フィギュアスケートの浅田舞・真央、スピードスケートの高木菜那・美帆、レスリングの伊調千春・馨など、日本を代表する姉妹たちも妹の活躍がより目立っている。 姉の影響を受けて育った大坂なおみが3歳、高木美帆が5歳から競技に取り組んだように、妹のほうが競技開始年齢が早くなる利点もある。だが一方で、“妹”という環境こそがその後のアスリートとしての成長に大きく関係しているという。「子供の頃、妹は姉と比べて身体も小さいし、知識も少ない。負けて当たり前という状態からスタートするため、我慢強く、ヘコたれず、反骨心も備わってくる。スポーツに必要なメンタリティーが自然と身に付いていくのです」(前出・磯崎氏) 実際、大坂なおみは雑誌取材で幼少期をこう振り返っている。〈毎日姉にコテンパンに負けていました。でもなぜ勝てないのか理解できず、毎日負けたことに怒って、明日は勝ってやると挑戦し続けていました〉 一方で、妹に後塵を拝しがちな姉の奮闘も見逃せない。平昌五輪では、高木姉妹が女子スピードスケート団体パシュートで金メダルを獲得。カーリング女子で銅メダルに輝いた「LS北見」では吉田夕梨花、知那美という姉妹が存在感を発揮した。「高木菜那は天才的な妹・美帆がいる中で、どう自分のポジションを確立するか考えたのでしょう。それが団体戦と個人のマススタートでの金に結びついた。兄弟と比べて、姉妹は中学生くらいになると、お互いの良さを認め合える。これも大きいでしょう」(磯崎氏) 芸能界でも同じことが言えるという。前出・宝泉氏が語る。「顔や経歴も含め、まったく同じタイプは、1人いれば十分。姉妹は何らかの差別化が必要です。たとえば、荻野目姉妹は慶子が女優、洋子が歌手ですし、スキャンダルの有無もあり、姉妹ながらもまったく異なる色を出せています。石田ゆり子、ひかりは外見が似ていませんし、未婚と既婚という生き方の違いもあります」 1990年代前半は妹のひかりがNHK朝ドラの主演や紅白歌合戦の司会を2度務めるなど時代の寵児となっていたが、最近は姉のゆり子がドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』などの好演で脚光を浴びている。裏を返せば、姉妹同時の大活躍は困難を極めるというのが現実だ。「最近、広瀬アリス・すず姉妹は姉のアリスが猛追し、2人とも女優として引っ張りだこになっている珍しいケース。荻野目、石田姉妹を含め、彼女たちはいずれも兄か姉がおり、一番上ではない。その影響もあるのでは」(宝泉氏) 姉なくして妹なし、妹なくして姉なし。切磋琢磨する姉妹が日本を盛り上げている。※週刊ポスト2019年6月21日号
2019.06.11 07:00
週刊ポスト
石田ゆり子、沢尻エリカ… 平成最後のプライベート姿4連発
石田ゆり子、沢尻エリカ… 平成最後のプライベート姿4連発
 平成もまもなく終わり、ついに令和の時代に突入する。そこで、本誌・女性セブンが平成の最後にスクープした、美しき女優たちのプライベート姿をお届けします。◆石田ゆり子(49才) 東京・南青山の骨董品店に立ち寄った石田。ブルー系でまとめたワントーンコーデに、カゴバッグを合わせて春らしさを演出。“奇跡のアラフィフ”は健在です。◆沢尻エリカ(33才) 鈴木京香(50才)や紗栄子(32才)といった美女が足繁く通うセレブスポーツジムに現れた沢尻。ショートパンツにスカイブルーのビッグカーディガンと華やかな雰囲気は“エリカ様”らしい。◆原田知世(51才) 田中圭(34才)とともにドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)の主演を務める原田。初回、2回目と視聴率が低迷しているためか、うつむき加減…。◆石原さとみ(32才) 7月スタートのドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』(TBS系)と9月上演の舞台『アジアの女』と2本の主演を控える石原は都内のイタリアンでエネルギー補給。※女性セブン2019年5月9・16日号
2019.04.30 16:00
女性セブン
2LDKで男2人暮らし(番組公式HPより)
「W主演」ドラマ急増 背景に単独主演はれるスターの減少も
“平成最後”の連続ドラマがいよいよ始まった。『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』のヒットの後を受け、期待が高まる「日曜ドラマ」枠は、『あなたの番です』。フジテレビ伝統の「木曜劇場」には『ストロベリーナイト・サーガ』が登場。日本テレビの「新・水曜ドラマ」は『白衣の戦士!』。テレビ東京の木曜深夜「木ドラ25」枠からは『電影少女-VIDEO GIRL MAI 2019-』、同じくテレ東金曜深夜の「ドラマ24」は『きのう何食べた?』。実はこれら5作にはある共通点がある。それが「W主演」だ。舞台・ミュージカルではよく聞く「W主演」。ドラマ界でも増加の“なぜ”を追った。◇2人の組み合わせを見てほしいという思い『白衣の戦士!』は、中条あやみ&水川あさみによるW主演。病院を舞台にしたお仕事コメディだが、そんな看護師ドラマで記憶に残る過去の作品の1つが、観月ありさ主演『ナースのお仕事』(フジテレビ系)だ。  同作で話題を集めたのが、観月演じる新米ナース・朝倉いずみと、その指導役である先輩看護師・尾崎翔子を演じた松下由樹の掛け合いだ。そんな新人とベテランの凸凹コンビによって成り立っていた『ナースのお仕事』も、観月の単独主演だった。 だが今回の『白衣の戦士!』は先述の通り、中条&水川のW主演。こうした背景には、本作が2人の看護師のコンビネーションで繰り広げられることを最初から前面に打ち出そうという意図が見て取れる。つまり何をおいても彼女たちを見てほしいという制作サイドの思いの表れなのであろう。  ちなみに中条は今作が「連ドラ初主演」。これをキャッチコピーにすることもできたはずだが、それよりも知名度や女優の格としては上の水川とのW主演をうたうほうが、“強い”と制作サイドが考えたのではないか。 ◇恋愛ドラマも「W主演」としたほうが伝わりやすい 今月5日からスタートした深夜ドラマ『きのう何食べた?』(テレビ東京系)。これは同性愛カップルが主人公の物語で、西島秀俊と内野聖陽がW主演を務める。こうした恋愛もので重要なのは、恋人は誰と誰なのかということ。そこで「AとBによるW主演の恋愛ドラマ」と銘打てば、恋する2人が誰なのかを即時に伝えられる。今回のドラマでは、西島と内野がカップルになるという意外性のある構図を一言で解説できるというメリットもあるだろう。 新・日曜ドラマ『あなたの番です』のW主演は、人気絶頂の田中圭と、奇跡の51歳・原田知世の2人。彼らは夫婦役だ。こちらも「W主演」とすることで、テレビや雑誌などでPRする際、異色の組み合わせをダイレクトに表現できる。◇幅広いファンを取り込める この『あなたの番です』でさらに言えるのは、2人の役者のファンを同時に取り込めるということだ。つまり田中圭のファンだけではなく、原田知世をデビュー当初から知っている同世代もターゲットにできる。 『ストロベリーナイト・サーガ』のW主演は二階堂ふみ、KAT-TUN・亀梨和也だ。こちらも似たような“もくろみ”が働いているだろう。二階堂のファンだけではなく、熱狂的な人が多いと言われる亀梨のファンの視聴者も獲得できるのだ。◇“season1”との差別化を図れる 『ストロベリーナイト・サーガ』のルーツはかつて同じフジテレビ系で放送され、ヒットしたドラマ『ストロベリーナイト』である。 同作で主演を務めていたのは竹内結子。警部補・姫川玲子を演じ、捜査一課殺人犯捜査第十係を率いていた。その部下の巡査部長・菊田和男を演じていたのが西島秀俊。2人によるコンビは人気を博し、劇中では2人一緒になるシーンも多かった。だが彼らが”名バディ”を組んでいたにもかかわらず、同作は「W主演」ではなかった。 今回の『ストロベリーナイト・サーガ』も二階堂の単独主演だけでも“通り”はいいはずだが、これを二階堂&亀梨としたことは、今作ではより菊田のキャラクターを押し出そうという狙いもあるだろう。 そんな、「season1」との違いを鮮明にする意図は、『電影少女-VIDEO GIRL MAI 2019-』でも見て取れる。このW主演は乃木坂46山下美月と、『3年A組』の逢沢博己役で名を馳せた萩原利久。昨年1月期にオンエアされた前作『電影少女 -VIDEO GIRL AI 2018-』では元乃木坂46・西野七瀬と野村周平の恋愛模様が描かれたが、こちらは西野の単独主演だった(西野はオンエア時、現役メンバー)。◇映画界でもW主演が急増 もちろん、これまでもW主演ドラマがなかったわけではない。例えば1988年、社会現象を巻き起こした『抱きしめたい!』(フジテレビ系)は浅野温子、浅野ゆう子のW主演。1993年の『振り返れば奴がいる』(同系)も主演は織田裕二と石黒賢だった。 だがこれまで述べてきたように、1つのクールにこれだけ「W主演」作品が集中することが今まであっただろうか。 テレビドラマだけではない。映画界でも「W主演」が“流行っている”。  今年すでに公開されたものだけでも『雪の華』登坂広臣&中条あやみ、『翔んで埼玉』二階堂ふみ&GACKT、『あの日のオルガン』戸田恵梨香&大原櫻子、『九月の恋と出会うまで』高橋一生&川口春奈、『君は月夜に光り輝く』永野芽郁&北村匠海などがある。 さらにこの先に封切られる予定、もしくは実写化が発表された「W主演」映画も、横浜流星&中尾暢樹『チア男子!!』、坂口健太郎&吉田鋼太郎『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』、三浦貴大&成海璃子『ゴーストマスター』、堤真一&ナインティナイン岡村隆史『決算!忠臣蔵』、松本穂香&渋川清彦『酔うと化け物になる父がつらい』、上白石萌音&山崎紘菜『スタートアップ・ガールズ』など多数控えている。◇突出したカリスマスターの減少も こうしたW主演が増えた遠因としては、例えば木村拓哉、米倉涼子、綾瀬はるか、堺雅人らのように単独主演で視聴率、あるいは興行収入が見込めるスターが少なくなっていることもあるだろう。つまり2人タッグを組むことで、力を補い合う狙いだ。今の時代、そうした孤高の存在を立てるよりも「2人」が物語を織りなす作品のほうが、親近感が持たれるのかもしれない。 ただ結局は、単独主演でもW主演でも、大事なのはそうした”看板”より内容である。「W主演」という聞こえのいい響きを裏切らない作品を期待したいところだ。(芸能ライター・飯山みつる)
2019.04.23 16:00
NEWSポストセブン
大友花恋 原田知世主演ドラマでの台詞「あのババァ」が新鮮
大友花恋 原田知世主演ドラマでの台詞「あのババァ」が新鮮
 ドラマ『チア☆ダン』、映画『君の膵臓をたべたい』などの話題作に出演した大友花恋(19)が、原田知世と田中圭がW主演のドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系、日曜22時30分~)で初の不良少女を演じる。「今まで言ったことがない言葉がたくさんありました。『あのババァ』とか『殴っちゃえばいいじゃん』なんて。新鮮です(笑い)。ここまで正反対な役だと、逆に思い切ってチャレンジすることができて楽しいですね」 大友は10月に20歳の誕生日を迎える。「今まで学んできたことを活かして、自分だからできる新しいことを模索・発信していきたいと思っています。チャレンジする機会があれば車の免許を取りたいです!」●おおとも・かれん/1999年、群馬県生まれ。162センチ。FOD(フジテレビオンデマンド)連続ドラマ『いつか、眠りにつく日』に主演しているほか、『王様のブランチ』(TBS系)に出演中※週刊ポスト2019年4月26日号
2019.04.21 16:00
週刊ポスト
現在も斉藤由貴の音楽活動をサポートする長岡和弘氏
「時代は斉藤由貴に染まった」 計算し尽くしたデビュー秘話
 潤んだ瞳で一点を見つめながら、秘めた思いを直立不動で切々と歌う──1985年に歌手デビューした斉藤由貴は、どこか古風で特別なオーラを放っていた。芸能界入りのきっかけは最終選考まで残った1984年の「東宝シンデレラオーディション」。同年、「ミスマガジン」のグランプリを獲得し、『青春という名のラーメン』(明星食品)のCMで注目を浴びる。「カメラマンの野村誠一さんの事務所で打ち合わせをしていたら、『ミスマガジンで、こんな可愛い子がいるんだけど』って写真を見せられたんです。『歌も歌うんですか?』と訊いたら、すごくいい声をしていると。ぜひ担当したいと思って会社に戻ったら、部長のところにも同じ写真が来ていたんです(笑い)」 運命的な出会いをこう語るのは、現在も斉藤の音楽活動をサポートする元ポニー・キャニオンの長岡和弘氏だ。甲斐バンドのベーシストからディレクターに転身して5年目。その間に石川ひとみを『まちぶせ』(1981年)でブレイクさせるなど、着実に実績を重ねていた。「すぐに『役者の仕事に繋がるような曲づくりをします』という企画書を書いたら、幸運にも担当することができて。私はかねがね、作家やアレンジャーは一定の期間固定して、統一感のある世界を作っていきたいと思っていたので、真っ先に筒美京平さんのところに行って、松本隆さんとのコンビで書いていただきたいとお願いしました」◆計算し尽くしたひと足早いデビュー ゴールデンコンビには、斉藤が歌ったテープを渡した。「原田知世さんの『時をかける少女』、松田聖子さんの『夏の扉』、中島みゆきさんの『悪女』、あみんの『待つわ』などが入っていたと思いますが、お二人とも『待つわ』がよかったとおっしゃった。それで路線が決まりました」 さらに長岡氏は当時新進のアレンジャーだった武部聡志氏を起用し、『卒業』『初戀』『情熱』の“漢字二文字”の3部作を作り上げる。「京平さんから『このプロジェクトは詞先でいこう。そうすれば松本くんが素晴らしい詞を書いてくれるよ』と提案されたので、松本さんにそうお願いしたら『まずタイトルを決めましょう』と。それでご自宅にお邪魔して徹夜で話し合ううちに『初めてで最後のものがいいよね』ということになって『卒業』や『初戀』というタイトルが出てきたわけです」 1980年代は毎年春に一推しのアイドルが各社から出ていたが、斉藤はひと足早く2月にデビュー。それは「先陣を切った方が有利だろう」という長岡氏の計算だった。果たして『卒業』は発売2週目でトップ10入り。その後もヒットを連発した斉藤は、シングルもアルバムも新人でナンバーワンの実績を残す。キャッチフレーズは「時代だって、由貴に染まる。」だったが、その通りになったわけだ。「実は『卒業』のサビに入る前の『ああ』という歌詞は、最初はなかったんです。でも歌入れの時に京平さんの提案で入れてみたら、すごくよくなって」 スタッフの英知の結晶である『卒業』は今も歌い継がれるスタンダードソングになった。【プロフィール】ながおか・かずひろ/1951年生まれ。キャニオン在職中は石川ひとみ、斉藤由貴、中島みゆきらを担当。現在はフリーの音楽・映像プロデューサーで、長崎県大村市「シーハットおおむら」の館長も務める。取材・構成■濱口英樹※週刊ポスト2019年4月26日号
2019.04.21 07:00
週刊ポスト

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