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メジャー選手妻 見た目に厳格、移動時GパンNGなどの規定も

 田中将大投手(25才)が7年契約で年俸総額約161億円という日本人選手史上最高額で、ニューヨーク・ヤンキースと契約した。これからマー君は妻の里田まい(29才)と米・ニューヨークに住むことになる。

 日本のプロ野球選手の妻といえば、試合に向かう夫を見送り、家でご飯を作って待っているというイメージが強いが、メジャーではそんな生活も一変する。

「そもそも、メジャー妻たちは基本的に夕食は作りません。ナイターの場合、食事はすべて試合後、球場に用意されているんです」

 と話すのはセントルイス・カージナルスなどで活躍した元メジャーリーガー・田口壮氏(44才)の妻で『メジャーリーガーの女房』(マイナビ新書)の著書がある・恵美子さん(48才)。

 またチャリティーイベントやその打ち合わせなど、妻自身も球場でやるべきことがたくさんあるし、仮にそれらがない時でも、妻はみな、ホームでの試合には必ず球場で観戦するので、食事を作る時間がなく、手料理は不要なのだ。

 日本では、里田はマー君のために毎日3時間以上かけて夕食を作ってきた。栄養を完璧に計算したうえで、ご飯や汁物の他に鶏肉や魚、野菜など6~7品のおかずを用意するという手の込みようだ。

「里田さんは最初、ご飯も作らなきゃ、でも球場に行かなきゃ…って、パニックになってしまうかもしれません」(恵美子さん・以下「」内同)

 とはいえ、オフの日の食事や朝食を準備するのは妻の役目。だが、ここでも日本とのギャップに苦悩するという。

 恵美子さんの著書によれば、アメリカで手に入る日本の食材は、正直、日本よりおいしくない。そういった料理を出すと、夫の田口は“なんでこれがおいしいねん?”と日本で食べた最高の味と比べてしまうため、夫婦げんかになることも多かったようだ。

 他にも、メジャー妻の場合、外に出ることが多い分、“見た目”にも最大限の注意を払うことが必要だという。

「夫がいたカージナルスでは、飛行機移動の際はジーパンがNGとか、ワールドシリーズで相手球場に行く際はスーツやワンピースでピシッと決めてとか…。服装の規定もチームによってガラリと変わるので、よく周りを見て判断しないと、浮いちゃうんです」

 球場で観戦する時は、ユニフォームを着て、タオルを握りしめ、祈るようにマー君を応援していた里田。でも、そのメンタリティーでメジャーの試合を観戦していたら、とても心身がもたないという。

「特に田中投手の場合は周りやファンの期待値が高いので、負けたり調子の悪い時は容赦なく叩かれますし、奥さんへのプレッシャーも大きいです。有名選手の奥さんのなかには、精神安定剤をのんでいる人もいました…。

 毎日料理で貢献して、毎試合ハンカチ噛んで涙目で応援して…というのは美しいけど、年間162試合という長いシーズンですから、一試合一試合に切羽詰まっていたら、潰れてしまいます」

※女性セブン2014年2月13日号

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