「あのペンダントは、タイから取り寄せた石に、院長自ら依頼者に応じた念を込めたチャクラの図が描かれたシールが貼られています。1個5000円なのですが、身につけると体のバランスがよくなるんだそうです。紹介がないと院長には会えませんし、ひとつひとつ手作りですから、ものすごく貴重なんですよ。羽生くんはそのペンダントをつけるようになって、ジャンプが得意になったそうです。羽生くんの衣装にはたくさんストーンが取りつけられていますが、これも菊地先生のアドバイスなんですよ」(前出・地元住民)
シニアデビュー戦となった2010年のNHK杯国際フィギュアスケート競技大会では初めて4回転を成功させ、羽生は4位入賞を果たす。
「この大会の前も羽生くんは、ジャンプの調子が悪いと菊地先生のもとを訪れていました。石に貼られたシールが古くなりペンダントの力が落ちていたそうで、先生はチャクラを入れ直した新しいシールに貼り替えてあげたんです。貼り替えるシールは込める念によって値段も違うそうですよ」(前出・地元住民)
そして迎えたソチの舞台。そこには、あの菊地氏の姿もあった。トレーナーとしてソチ五輪の日本選手団に登録されていたのだ。
「先生も接骨院を1か月もお休みすることになるので迷ったと思いますが、羽生くんに普段通りの演技をさせるため、ソチ帯同を決意したそうです」(羽生家の知人)
羽生は2才のころから喘息を患っている。今ものみ薬は毎晩2錠ずつ。吸入器も手放せない。冷たい空気は天敵でマスクも必需品だ。また肺を大きく開いて息を吸い込むことができないから、4分半、全力疾走するような運動量のフリーでは、後半必ず息苦しくなる。そして2012年9月、カナダでの練習中、本格的な発作に襲われた。新しい環境に慣れなかったことが大きな原因で、しばらくは食事も喉を通らなかった。
「そんなときも、先生のペンダントをつけていると、呼吸が落ち着いてくることがよくあったそうです。だからソチの舞台では、どうしても先生にそばで見守っていてほしかったのでしょう」(前出・羽生家の知人)
※女性セブン2014年3月6日号