実は年齢制限なくいくつになっても青春気分で旅ができる便利な「青春18きっぷ」。JR線の普通列車や快速列車が、日本全国どこでも1日乗り放題。しかも、年齢や性別などの制限はなく、誰でも購入することができるのだ。
料金は1枚1万1500円で、1回分あたり2300円以上乗れば得したことになる。券面には5か所の日付スタンプ欄があり、1人で5日に分けて使うもよし、1日で5人分として使うことも可能だ。
例えば、名古屋から静岡県熱海、長野県安曇野、木曽路を経て名古屋に戻る夜行1泊2日の旅程を紹介しよう。
名古屋(東海道本線)→豊橋(東海道本線)→浜松(東海道本線)→清水(バス)→三保の松原(バス)→清水(東海道本線)→熱海(東海道本線)→国府津(湘南新宿ライン)→新宿(中央本線・快速ムーンライト信州81号)→白馬(大糸線)→信濃大町(大糸線)→松本(中央本線)→奈良井(中央本線)→木曽福島(中央本線)→中津川(中央本線)→名古屋
これなら、名古屋から、JR通常運賃1万3870円のところ、『青春18きっぷ』2回分使用で9270円お得!
『青春18きっぷ』が使える夜行列車を使えばホテルに宿泊せずとも、1泊2日の旅が楽しめる。1日目は名古屋を朝出発し、豊橋で乗り換え、浜松を経由し、世界遺産登録の三保の松原へ。
「そこから東海道線で新宿へと向かい、夜行列車の『快速ムーンライト信州81号』で車中泊。翌朝信州に。終点の白馬から大糸線で松本に移動するのですが、この沿線から見る北アルプスは絶景。気になった駅で途中下車して街を歩くのも◎」(旅ライター&写真家・谷崎竜さん)
国宝の松本城や旧開智学校などを訪ね、中央本線で木曽路の要衝地、木曽福島へ。ここは古い街並みが残った景観地区。
「夜行列車を利用すれば車中泊ができるので、遠方に足を延ばしてほしいですね」(谷崎さん)
※女性セブン2014年3月20日号