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ナイツ塙「僕が大学に合格したのは母がレジで立ってたから」

 2月26日に意見投稿サイト『発言小町』に書き込まれた意見をきっかけに、レジに関する議論が巻き起こっているという。

《レジや販売、座っていてもいいと思いませんか?》──この34才専業主婦の女性は、以前、化粧品販売の仕事をしていて、客のいない時間もずっと立ちっぱなしだった経験から、《忙しい時はもちろん立って動いていますが、暇だったら座っている時間があってもいいのではないでしょうか》と、疑問を投げかけた。

 すると、たちまち、《客から見たら、あまり良い印象ではありませんね》《レジの最中立ってるのって何の意味があるんでしょうかね》などなど、賛否両論の書き込みが相次いだのだ。

 この論争は、「そもそも座ることに意味があるのか?」「海外では座って当たり前」などと議論も拡大し、ツイッターやネットニュースにまで飛び火した。

 この議論について、女優・奈美悦子(63才)に意見を聞いてみた。

「レジに客がいないときは、座っていいと思う。立っていても無駄です。お客さんが来たら“いらっしゃいませ”と立ち上がればいいし、海外では、そういう店が多いと思います。店員は、いつも立っていることより、つり銭の計算を間違えないほうが大切だと思っています。ずっと立っていると、疲れて間違えてしまうこともあるだろうし」

 奈美さんは座ってもいい派。一方、漫才コンビ・ナイツの塙宣之(35才)は、こんな意見を持っている。

「大学受験を控えた高校3年生のとき、母親がスーパーの総菜コーナーでパートを始めました。塾の授業料を稼ぐためでした。今までパート経験があまりない母は、慣れない立ち仕事でとまどいながらも、懸命にパックに総菜を詰めてました。そんな姿を学校帰りに見かけるたびに、母のためにも絶対頑張ろうと思ったんです。結果、大学には現役で合格できました。

 あのとき、母が座って仕事をしてたら、どうでしょう。ぼくは大学に合格してないと思います。それがレジ打ちだとしても。だから、立って仕事をしてほしい」

 塙は、立つべき派。議論はまだまだ白熱しそうだ。

※女性セブン2014年4月3日号

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