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ミランダ・カー 日本で人気の背景に「なれそう」という親近感

 オーストラリア出身のファッションモデル・ミランダ・カー(30才)が日本での人気を加速させている。数多くのCMに出演するほか、女性ファッション誌の表紙を飾り、幅広い世代の女性に圧倒的な人気を誇る。彼女が日本人に受ける理由とは――。

 1日、CMイベントに出席するため来日したミランダ。羽田空港には多くの女性ファンが詰めかけた。歓声に笑顔で応え、気さくにサインにも応じる姿に、ファンからは「ミランダ~!」と絶叫が上がるなど、一時空港は騒然となった。

 ミランダといえばもともと、下着ブランド『ビクトリアズ・シークレット』のCMキャラクター“エンジェル”の一員としての活動で注目を集め、現在は、海外ではトップモデルとして活躍。私生活では、ハリウッドスターのオーランド・ブルームと昨年秋に離婚、早くも新恋人と熱愛の噂がゴシップ誌を騒がせている。

 日本でも昨年秋以降、多くの女性ファッション誌が彼女を特集。『Ray』『BLENDA』『and GIRL』といった20~30代向けの雑誌だけではなく、『美ST』でも、「40代はなぜミランダ・カーを目指すのか?」という企画を掲載。幅広い世代から注目を集めているのだ。

「ミランダのようになりたいという女性がとにかく多い。今までの海外のセレブにはなかった反応ですね。親しみやすい表情や、真似しやすいファッションは日本人女性に受け入れやすいのだと思います」(ファッション誌関係者)

 CMキャラクターとしても引っ張りだこだ。H&M、サマンサタバサといったファッションブランドはもちろん、P&Gの衣料用洗剤「ボールド」のCMでは、主婦キャラ“山田キャメロン”に扮し、たどたどしい日本語とともにキュートな表情を見せている。2日には、たかの友梨ビューティクリニックのCMにも外国人として初めて起用することが発表されたばかり。

 日本での人気の秘密について、海外のセレブ事情に詳しいコラムニストの辛酸なめ子さんはこう分析する。

「下着モデル出身ということもあって、パリス・ヒルトンのようなセレブやスーパーモデルとは違う感じがしますね。お高くとまっている感じがないというか。そこが女性から支持を集めやすい一因でしょう。

“こうなりたい”という理想像として人気を集めている面も強いと思います。髪の色も金髪ではなく茶色で、顔立ちもどこか日本人に近いから、メイクで近づけるかもしれない、ミランダになれるかも、と日本人女性に思わせるところはあると思います。

 あとは、彼女の精神面を支持する人も多い。スピリチュアル系の本を読んでいたり、幸運を引き寄せる法則を実践していたり。そういう発言も多いんです。夢を叶えるために言葉を唱えるアファメーションというものも実践していると聞きます。そういったところも、スピリチュアルが好きな日本人女性に受けているのかもしれないですね」

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