国内

首都圏地震的中の東大名誉教授 岐阜、函館、青森に警戒必要

 5月に起きた2度の地震を的中させた人物がいる。東京大学名誉教授の村井俊治氏だ。村井氏は民間会社JESEA(地震科学探査機構)の顧問として活動している。村井氏は、同社が配信するメールマガジン「週刊MEGA地震予測」において、首都圏で地震が発生する可能性について言及していた。

 測量学の権威として知られる村井氏が予測に使用しているのは、国土地理院がGPSデータを測定するために全国約1300か所に設置している「電子基準点」のデータだ。村井氏はこの基準点から送信される位置情報から「地殻の微少な変動」を分析。過去の地震前に起きていた変動パターンと比較し、地震前の「前兆現象」を捉えた場合には、警鐘を鳴らす。村井氏はこの手法で、昨年2月のメルマガ開始以降、次々と地震予測を的中させているのだ。

 昨年4月11日号のメルマガでは、和歌山県での地震の可能性を指摘したところ、2日後に対岸にある淡路島で震度6弱の地震が発生。その直後の4月17日に三宅島で発生した震度5強の地震も、3週間前のメルマガで60キロ離れた伊豆大島の地震を予測していた。

 本誌前号記事では、岐阜の高山の基準点を中心に、長野の生坂、山梨の中道など周辺の地点でも大きな沈降が確認されたため注意すべきと語っていた。最新の予測でも、引き続き警戒が必要という。

「2月に7センチにも及ぶ地表の上下動が観測されていた高山を中心に、ゴールデンウィーク頃から地震が増えている岐阜県周辺は引き続き注意が必要です。地表の上下動の大きさから見ると、これから6月くらいまでの間に震度4から5クラスの地震が来る可能性は十分あると思います」

関連記事

トピックス

中村佳敬容疑者が寵愛していた元社員の秋元宙美(左)、佐武敬子(中央)。同じく社員の鍵井チエ(右)
100億円集金の裏で超エリート保険マンを「神」と崇めた女性幹部2人は「タワマンあてがわれた愛人」警視庁が無登録営業で逮捕 有名企業会長も落ちた「胸を露出し体をすり寄せ……」“夜の営業”手法
NEWSポストセブン
愛子さま、初の単独公務は『源氏物語』の特別展 「造詣が深く鋭い質問もありドキっとしました」と担当者も驚き
愛子さま、初の単独公務は『源氏物語』の特別展 「造詣が深く鋭い質問もありドキっとしました」と担当者も驚き
女性セブン
“くわまん”こと桑野信義さん
《大腸がん闘病の桑野信義》「なんでケツの穴を他人に診せなきゃいけないんだ!」戻れぬ3年前の後悔「もっと生きたい」
NEWSポストセブン
中森明菜
中森明菜、6年半の沈黙を破るファンイベントは「1公演7万8430円」 会場として有力視されるジャズクラブは近藤真彦と因縁
女性セブン
食品偽装が告発された周富輝氏
『料理の鉄人』で名を馳せた中華料理店で10年以上にわたる食品偽装が発覚「蟹の玉子」には鶏卵を使い「うづらの挽肉」は豚肉を代用……元従業員が告発した調理場の実態
NEWSポストセブン
報道陣の問いかけには無言を貫いた水原被告(時事通信フォト)
《2021年に悪事が集中》水原一平「大谷翔平が大幅昇給したタイミングで“闇堕ち”」の新疑惑 エンゼルス入団当初から狙っていた「相棒のドル箱口座」
NEWSポストセブン
昨年9月にはマスクを外した素顔を公開
【恩讐を越えて…】KEIKO、裏切りを重ねた元夫・小室哲哉にラジオで突然の“ラブコール” globe再始動に膨らむ期待
女性セブン
稽古まわし姿で土俵に上がる宮城野親方(時事通信フォト)
尾車親方の“電撃退職”で“元横綱・白鵬”宮城野親方の早期復帰が浮上 稽古まわし姿で土俵に立ち続けるその心中は
週刊ポスト
大谷翔平の妻・真美子さんの役目とは
《大谷翔平の巨額通帳管理》重大任務が託されるのは真美子夫人か 日本人メジャーリーガーでは“妻が管理”のケースが多数
女性セブン
17歳差婚を発表した高橋(左、共同通信)と飯豊(右、本人instagramより)
《17歳差婚の決め手》高橋一生「浪費癖ある母親」「複雑な家庭環境」乗り越え惹かれた飯豊まりえの「自分軸の生き方」
NEWSポストセブン
店を出て染谷と話し込む山崎
【映画『陰陽師0』打ち上げ】山崎賢人、染谷将太、奈緒らが西麻布の韓国料理店に集結 染谷の妻・菊地凛子も同席
女性セブン
殺人未遂の現行犯で逮捕された和久井学容疑者
【新宿タワマン刺殺】ストーカー・和久井学容疑者は 25歳被害女性の「ライブ配信」を監視していたのか
週刊ポスト