◆北信越コマツゴジラーズ
北信越にも新潟、長野、群馬、富山、石川、福井の各県が参加する独立リーグの「BCリーグ」がある。さらにこの地域には、各地に立派な球場が点在しているのが特徴。例えば新潟には新潟アルビレックスが本拠にしている「HARD OFF ECOスタジアム新潟」、富山には「富山市民球場アルペンスタジアム」という、それぞれ3万人収容の立派な球場がある。
これらを有効利用する意味も込めて、東北楽天のような地域球団として命名。そしてこの地域で野球といえば、何といっても石川出身のメジャーリーガー・松井秀喜氏である。巨人ではなく、ぜひ地元の新球団の監督をお願いしたいから、球団名もゴジラーズ。スポンサーには、彼がCMに出演しているコマツでどうか。話題、集客能力はピカイチのはずだ。
◆静岡ヤマハレジェンズ
最後に静岡。サッカーのイメージが強いが、実は野球も負けてはいない。複数のプロ球団が主催試合を行なう「県営草薙球場」は昨年、天然芝で両翼100メートル、センター122メートルの姿にリニューアルされた。ここは、プロ野球が創設される以前の1934年12月に、あの沢村栄治が大リーグ選抜チームと対戦し、ベーブ・ルースらから9三振を奪った聖地でもある。
その伝説の地で産声を上げる球団は、その名もレジェンズ。サッカーやラグビーなど、スポーツに力を入れる地元の大企業・ヤマハに運営を依頼したい。
※週刊ポスト2014年6月13日号