いよいよ始まる子供たちの夏休み。長い休みにはしゃぐ子供たちとは対照的に、主婦にとっては子供たちが家ですごすことで、家事などの時間が確保できないのは悩みのひとつでもある。
そこでさまざまなシーンで役立ちそうなのが、ビデオオンデマンド(VOD)の活用。昨今は多くのサービスがあり、利用者のニーズに応えるコンテンツの拡充も、各社工夫を凝らしている。今回は「子供たちが夏休み中、忙しくなるお母さんをサポートしてくれそうなコンテンツ」をシーン別にピックアップ。ケーブルテレビ大手、J:COMのVODコンテンツやCSで放送中の番組がリアルタイムで楽しめる「Xvie(クロスヴィ)」対応作品を例に紹介する。
まず、おとなしくしておいて欲しいとはいえ、“観たいものを観たいだけ”という形になるのは、避けておきたいところ。そこで、暑い日中に自宅で家事を片付けたい時には映画などの長めの作品、お出かけの移動時間には、「続きは、また後でね」といったメリハリをつけやすい短めの作品と、状況によって予め見せるタイプを分けるのがオススメ。
具体的な作品としては、7月9日から今年記録的ヒットとなった『アナと雪の女王』がJ:COMのVODにいち早く登場しているので、長めの作品としてオススメだ。また放送中の番組が、スマートフォンやタブレットといったスマートデバイスでも観られるサービスに、ディズニー・チャンネルが加わり、女の子だったら大好きなお姫さまストーリー『ちいさなプリンセス ソフィア』や、大人も楽しめると評判の『フィニアスとファーブ』なども視聴できる。親が子供と一緒に楽しめるほか、家族が別の番組視聴などでTVを使っている時でも、子供は好きなディズニーコンテンツをスマートデバイスで観られるため、チャンネル争いといったストレスからも解放されるだろう。
ディズニーコンテンツ以外では、大人気の「妖怪ウォッチ」もラインナップされており、帰省先や外出先などで子供が観たい番組がないケースにも使える。また、一度ハマっても、何度か観ると飽きてしまう子供たちの場合、DVDを購入するより割安だし、「これはDVDを買うほどでもなかったか」といった経験がある人にも、手軽に使えそうだ。
J:COMではVODの番組をTVで課金視聴した場合、一定期間ならスマートデバイスなどで続きを観たり、繰り返し観るのに改めて課金されることはない。また、スマートデバイス向けのサービスはJ:COMが対応していないエリアでも、通信環境さえあれば利用できるので、“帰省の移動中に、子供が飽きてしまった”というシーンにも助かる。
こうしたVODコンテンツは有料のものだけではない。例えば、小さいお子さんの知育コンテンツ「右脳イメージトレーニング」シリーズは、人気の高い無料コンテンツのひとつ。また1人きりなら、適当にすませることができる昼ごはんも、子供たちがいると負担の増えるポイントだが、「料理の基本 ザ・ワールド」ほかレシピコンテンツも無料。Xvie対応コンテンツなら、スマートデバイスを使って台所で観ながら作れ、慣れないメニューでも失敗しにくいので、子供と一緒に“新メニューにチャレンジ!”というのも、夏休みに適した使い方だろう。
基本的にはTVやスマートデバイスに頼らず、夏休み中でも子供たちに規則正しい生活をさせ、ちゃんと宿題や勉強をするように、親としてサポートしたいところ。とはいえ、他にやらなきゃいけないこともあれば、子供のことだけで1日をすごすわけにもいかないだろう。いざという時のために、使えるツールをあれこれ用意して“心の余裕”を作っておくことも、長い夏休みを乗り切るために必要な準備といえそうだ。