芸能

脳出血のビリー・バンバン・菅原孝 弟・進が兄の現状を語る

「いつもならふたりでハモる“ブランコ~”も、ひとりの歌声だと、少し寂しく感じました」(コンサートの観客)

 7月12日、東京・幕張メッセで行われた『THE MUSIC DAY 音楽のちから』(日本テレビ系)に出演予定だった菅原孝(69才)と進(66才)の兄弟デュオ『ビリー・バンバン』。結成45周年を迎えた“ビリバン”を一目見ようと、往年のファンも会場に駆けつけたが、デビュー曲『白いブランコ』を披露するためステージに上がったのは、弟の進ひとりだけだった。

 コンサート2日前の10日午前7時頃、孝は母・A子さん(94才)の介護のために訪れていた実家のトイレで、脳出血のため倒れ、救急搬送された。7月14日、都内にある進の自宅を訪ねると、そのまま玄関先で孝の様子について話してくれた。

「今はもうちゃんと話もしますし、笑ったりもしますし、(病状が)軽くてすごくよかったと思います。お袋は1日に5、6回、“孝はどう?”って電話をかけてきます。そのたびに“元気だから大丈夫だよ。話もしているよ”って言うんですが、ほっとしてもしばらくするとまたかけてくる。寂しいんでしょうね」

 東京郊外にある閑静な住宅街。現在A子さんは木造2階建ての一戸建てでひとり暮らしをしている。

「歌手デビューのずっと前から、一家であの家に住んでいます。『白いブランコ』がヒットして、子供たちが家を出てからは、旦那さんとふたりだけの生活。それでも、友人を招いては、兄弟のレコードや雑誌を見せていたそうですよ」(近隣住民)

 進は都内に家族と住んでおり、孝はA子さんが暮らす実家の隣町に妻子と住んでいる。ひとり暮らしのA子さんの元を、週1回ペースで兄弟のどちらかが訪れていたという。

「仕事をしながら親の介護に通うなんて、孝行息子たちですよ。“へルパーさんが毎日来てくれるより、週1回でも子供たちが来てくれたほうが嬉しい”ってよく言っていましたから」(前出・近隣住民)

 脳出血は、労働条件やストレスなど社会的、精神的要因でも引き起こされると言われている。

「もしかしたら、肉体的にも精神的にも、兄に無理をさせてしまっていたのかもしれないんです。というのも、これまでぼくは車でお袋の自宅を訪れていたんですが、目の手術をしてから運転をやめてしまったんです。電車を乗り継いで行くのはあまりにも時間がかかるので、3か月ほど前からは家が近い兄にお袋をまかせたんです。週に2回はヘルパーさんを頼んだり、デイサービスを利用していたんですが、兄はぼくの分までと思ったのか、お袋の家と自宅を毎日のように行ったり来たりしていたんです。そのまま泊まっていくこともありました」(前出・進)

 そうした日々のなか、知らず知らずため込んでいたストレスや疲れから、孝の脳の血管は切れてしまったのだろう。

※女性セブン2014年7月31日・8月7日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁/時事通信)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
運転席に座る広末涼子容疑者
《事故後初の肉声》広末涼子、「ご心配をおかけしました」騒動を音声配信で謝罪 主婦業に励む近況伝える
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
鶴保庸介氏の失言は和歌山選挙区の自民党候補・二階伸康氏にも逆風か
「二階一族を全滅させる戦い」との声も…鶴保庸介氏「運がいいことに能登で地震」発言も攻撃材料になる和歌山選挙区「一族郎党、根こそぎ潰す」戦国時代のような様相に
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
真美子さん着用のピアスを製作したジュエリー工房の経営者が語った「驚きと喜び」
《真美子さん着用で話題》“個性的なピアス”を手がけたLAデザイナーの共同経営者が語った“驚きと興奮”「子どもの頃からドジャースファンで…」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン
サークル活動に精を出す悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《普通の大学生として過ごす等身大の姿》悠仁さまが筑波大キャンパス生活で選んだ“人気ブランドのシューズ”ロゴ入りでも気にせず着用
週刊ポスト