ビジネス

勢い止まらないスマホ関連の注目株 アルプス電気とミクシィ

 スマートフォン向け電子部品大手6社のうち5社が、第1四半期決算で最終増益または黒字転換を果たし、株式市場でのスマホ関連株の勢いは当面止まりそうにない。そうした中で注目の個別銘柄は何か。「LOVE WHISKY」のハンドルネームでデイトレーダーの先駆けとして独自の投資手法を確立したファイトレードコーポレーション代表取締役・石橋明佳氏が、これから「上がる株」をピックアップした。

 * * *
 金型の精密加工技術に強みを持つ電子部品大手のアルプス電気(東証1部・6770)に上値追いの期待が膨らんでいる。スマホ用カメラのフォーカス部品やスイッチ部品なども手がけており、スマホ関連の一角としても注目される。

 2015年3月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比7.4%増、営業利益が同95%増、前年同期は赤字だった純利益は黒字に転換した。株価は、昨年後半に大きく上昇した後、今年に入ってそれなりの調整を挟んだ上で再度盛り返してきている状況のため、上昇余地はまだかなり大きいと見ている。

 スマホ関連銘柄の中で、特に勢いが強いのは、やはりスマホゲーム関連。特にミクシィ(東証マザーズ・2121)の業績拡大はまだまだ続きそうだ。

 2013年10月投入のスマホゲーム『モンスターストライク』の利用者数が7月に全世界で1000万人を突破。同社は、2015年3月期第1四半期発表と同時に中間期予想を上方修正し、売上高は期初予想195億円から330億円へ、営業利益は46億円から130億円へ驚異的な増額を行なった。

 通期は拡大ペースが早過ぎ予測困難で未定としている。株価は上場来高値を更新中だが、LINEゲームとの共同企画も材料視され、上値追いが続くと見る。

※マネーポスト2014年秋号

関連記事

トピックス

高市早苗首相(時事通信フォト)
《日中外交で露呈》安倍元首相にあって高市首相になかったもの…親中派不在で盛り上がる自民党内「支持率はもっと上がる」
NEWSポストセブン
阿部なつき(C)Go Nagai/Dynamic Planning‐DMM
“令和の峰不二子”こと9頭身グラドル・阿部なつき「リアル・キューティーハニー」に挑戦の心境語る 「明るくて素直でポジティブなところと、お尻が小さめなところが似てるかも」
週刊ポスト
高市早苗首相の「台湾有事」発言以降、日中関係の悪化が止まらない(時事通信フォト)
「現地の中国人たちは冷めて見ている人がほとんど」日中関係に緊張高まるも…日本人駐在員が明かしたリアルな反応
NEWSポストセブン
大谷翔平が次のWBC出場へ 真美子さんの帰国は実現するのか(左・時事通信フォト)
《大谷翔平選手交えたLINEグループでやりとりも》真美子さん、産後対面できていないラガーマン兄は九州に…日本帰国のタイミングは
NEWSポストセブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(現場写真/読者提供)
【“分厚い黒ジャケット男” の映像入手】「AED持ってきて!」2人死亡・足立暴走男が犯行直前に見せた“奇妙な”行動
NEWSポストセブン
10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン