朝日新聞本社前に詰めかけたマスコミ関係者
「本日はより広い会場で記者会見を行い、出席を希望される皆さまのご要望にお応えしたいと考えておりましたが、“警備上”の観点からやむを得ず狭い会場での開催となりました。心からお詫び申し上げます」
会見冒頭でまず不手際を詫びた朝日社員だが、すし詰め状態の狭い会場を見渡すと、耳にイヤホンを差した私服警官の姿もチラホラ。
ここまで朝日がギリギリまで正確な時間や場所を伝えず、厳戒態勢の会見に臨んだのはなぜか。
「吉田調書や慰安婦問題、池上彰氏のコラム掲載拒否など、一連の失態で読者の朝日新聞への怒りはピークに達していた。最近では“反朝日デモ”も頻繁に行われていたため、早々と会見時間を知らせてしまったらマスコミ関係者だけでなく、多くの人が朝日に押し寄せるかもしれない。それを恐れたのだろう」(朝日記者)
会見では読者から寄せられたクレーム数や直近の購読打ち切り者数も公表しなかった。身から出た錆なのに、どこまでも謙虚になれない朝日新聞の“殿様ぶり”に自浄作用など働くのだろうか。