芸能

『相棒』のプロデューサー 水谷豊の逆鱗に触れ途中降板か

 2000年にスペシャル版が放送されて以降、人気ドラマシリーズとなった水谷豊(62才)主演の『相棒』。10月15日からスタートしたseason13も、初回視聴率19.8%を記録し、その後も15%以上をキープしている。

 しかしその陰で、大きな事件が勃発していた。今シーズンのスタッフクレジットから、長らく同ドラマのプロデューサーを務めてきたA氏(51才)の名前が消えているのだ。

「今、『相棒』の撮影現場では、水谷さんがまるで“王様”のようになっているんです。Aさんの降板も、彼の“鶴の一声”で決まったという話です。ふたりは番組立ち上げ当初から15年以上にわたっての“相棒”だったはずなんですけどね…」(番組関係者)

 1987年にテレビ朝日に入社したA氏は、ワイドショーや音楽バラエティーの現場を経て、1994年にドラマ制作の部署へと異動した。『土曜ワイド劇場』の担当になったA氏は、そこで水谷と出会う。そして1999年、ふたりを中心に企画されたのが『相棒』だった。水谷はあるインタビューで当時を振り返りこう語ったことがあった。

《『相棒』を立ち上げる前に、僕とAは1年以上、朝から晩までお茶しながら、よく話しました》

 1年間、ふたりは番組の構想を練り続けた。それもあって、「二人三脚で人気番組を作り上げた俳優と名物プロデューサー」と評判になった。

 そもそも、プロデューサーとは出演者のキャスティングから監督・脚本家などスタッフの選定、さらに内容や方向性の決定など、番組に関するすべてを担っている。そんな“中心人物”であるプロデューサーが体調不良といった一身上の理由以外で途中降板することは異例。まして『相棒』のような局を代表する超人気シリーズの場合、前代未聞の出来事といっても過言ではない。

 ではA氏の降板理由は何だったのか? 別のテレビ朝日関係者はこう声をひそめる。

「Aさんは人事異動があったわけでもなく、以前と変わらず同じ席にいるので、周りは“一体何があったのか”と詮索しています。それで聞いたのは、どうやらAさんが“『相棒』の成功は、自分の実力の賜物”というようなことを話していることが、水谷さんの耳に入ってしまったということ。もしかしたら、Aさんはそんなつもりで話したのではないのかもしれないけれど、水谷さんの失望は、相当大きかったようですよ。

 また水谷さんはドラマではやはり脇役より主人公が立つべきとの考え。そのため、Aさんが水谷さん演じる右京が登場しない、脇役にスポットライトを当てたスピンオフ作品を作ったことも、納得できなかったんじゃないかとの話なんです。これまでずっと二人三脚でやってきたのに、不義理じゃないかって…」

※女性セブン2014年11月27日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
カラオケ大会を開催した中条きよし・維新参院議員
中条きよし・維新参院議員 芸能活動引退のはずが「カラオケ大会」で“おひねり営業”の現場
NEWSポストセブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
襲撃翌日には、大分で参院補選の応援演説に立った(時事通信フォト)
「犯人は黙秘」「動機は不明」の岸田首相襲撃テロから1年 各県警に「専門部署」新設、警備強化で「選挙演説のスキ」は埋められるのか
NEWSポストセブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン