ライフ

掃除下手主婦 掃除機でカメムシを吸い込み異臭充満の大惨事

 夫婦の生活は人それぞれだが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回は、銀行勤務のご主人(52歳)が、掃除ベタな奥様(55歳)についてエピソードを教えてくれます。

 * * *
 換気扇とか窓の桟とか、一応、女房が掃除するんですけど、汚れは全然取れてなくて、僕がやり直しです。掃除機を使わせても「これ、吸引力ゼロね。もう寿命よ。『吸引力が変わらない掃除機』に買い替えましょ!」。

 よく見たら、掃除機の中はゴミで一杯。そりゃ吸い込まないはずです。そんな使い方で掃除機もへたっていたので、買い替えました。

 何日かして、リビングでその強力な掃除機を使っていると、開けていた窓から蛾が入ってきたんです。条件反射のように女房が吸引口を向けると「スポッ!」、見事に吸い込まれた蛾。「うわぁ、おもしろい!」。それからは掃除そっちのけで「他にも虫がいないかしら」。冷蔵庫の隙間とかまで掃除し始めた女房。ついには「どうせ毎年暮れにあなたの実家に行くんだから、大掃除手伝いに行きましょうよ」と言い出しました。

 さっそくうちの両親に電話し、車のトランクに掃除機を入れ、田舎へ。着くなり掃除を始めたと思ったら、「大きい虫がいた!」。「おい! それは……」声をかけたのですが間に合わず。妻が吸い込んだのはカメムシでした。案の定、半端ないニオイが充満。「もう! こんな臭い掃除機、使えないわ。アナタのお小遣いで新しいのを買ってよ!」。そんな要求、吸い込めないよ!

※週刊ポスト2014年12月19日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平の通訳・水原一平氏以外にもメジャーリーグ周りでは過去に賭博関連の騒動も
M・ジョーダン、P・ローズ、琴光喜、バド桃田…アスリートはなぜ賭博にハマるのか 元巨人・笠原将生氏が語る「勝負事でしか得られない快楽を求めた」」
女性セブン
”令和の百恵ちゃん”とも呼ばれている河合優実
『不適切にもほどがある!』河合優実は「偏差値68」「父は医師」のエリート 喫煙シーンが自然すぎた理由
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン