ビジネス

お歳暮ギフトの人気復活 「サプライズ」どう演出するかが鍵

人気のお歳暮は「サプライズ」が鍵

 一年間お世話になった方へ、感謝のご挨拶がわりに贈るお歳暮。ブランド品や地方の珍しい特産品、普段使いに流用できる日用品などが好まれた時代もあったが、最近では再び、ハムやビールなど定番品の人気が復活している。

「2、3年前からギフト商品ではハムやビール、コーヒーなど定番品の人気が復活しています。年末年始に家でゆっくり過ごす人が多いからか、お歳暮ではくつろぐ時間を楽しめるものを意識して選ばれるようです。自分がもらって嬉しいものを選ぶ傾向も見られます。さらに最近は定番の品にプラスして、ギフトを贈られた側が驚く体験をしてもらえるものが人気です」(ギフト売場担当者)

 たとえば2014年に話題を呼んだ「熟成肉」。よく耳にしたものの、家族で食べに行った人はまだ少ないだろう。その話題の食材が届くのが大丸・松坂屋限定の「氷温和牛ドライエイジングビーフ」だ。テレビで見た噂の熟成肉を囲む食卓は、さぞかし盛り上がることだろう。

 2014年でなければ体験できない驚きも用意されている。いまも三越の日本橋本店正面玄関にあるライオン像は、1914年10月に本店玄関に設置されて今年で100年。その記念ギフト「ライオン最中茶漬け」(完売)は、三越ライオン像をかたどった最中種が入っており、熱湯を注ぎライオンの最中を崩しながら食べる。食べることが驚きを伴うイベントになる。

 そして、クラフトビールのような豊かな香りと味を楽しめる「グランドキリン ギフトセット」。黒い専用の箱を開けた瞬間から、他のビールにはない驚きが用意されている。黒地に金文字で「特別なあなたに、グランドキリンを」というメッセージが見え、高級感のある半紙にビールが包まれている。これまでのビールギフトとは異なる佇まいは、まるで高級フルーツのようなありがたみを感じると共に、こだわりのつまったギフト設計が嬉しい驚きを演出してくれる。

関連記事

トピックス

ロッカールームの写真が公開された(時事通信フォト)
「かわいらしいグミ」「透明の白いボックス」大谷翔平が公開したロッカールームに映り込んでいた“ふたつの異物”の正体
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんの「冬のホーム」が観光地化の危機
《白パーカー私服姿とは異なり…》真美子さんが1年ぶりにレッドカーペット登場、注目される“ラグジュアリーなパンツドレス姿”【大谷翔平がオールスターゲーム出場】
NEWSポストセブン
和久井被告が法廷で“ブチギレ罵声”
【懲役15年】「ぶん殴ってでも返金させる」「そんなに刺した感触もなかった…」キャバクラ店経営女性をメッタ刺しにした和久井学被告、法廷で「後悔の念」見せず【新宿タワマン殺人・判決】
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、初の海外公務で11月にラオスへ、王室文化が浸透しているヨーロッパ諸国ではなく、アジアの内陸国が選ばれた理由 雅子さまにも通じる国際貢献への思い 
女性セブン
几帳面な字で獄中での生活や宇都宮氏への感謝を綴った、りりちゃんからの手紙
《深層レポート》「私人間やめたい」頂き女子りりちゃん、獄中からの手紙 足しげく面会に通う母親が明かした現在の様子
女性セブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン